タバコをやめられない理由、ニコチン依存症について
2016年11月15日
こんにちは。さいたま市南区の心療内科「南浦和駅前 町田クリニック」 副院長です。
タバコをやめたいのになかなかやめられない。それは、タバコの煙に含まれるニコチンが麻薬にも劣らない依存性をもつからです。どうしても喫煙がやめられないのは「ニコチン依存症」という病気のためなのです。ニコチン依存症という病気を意志の力だけで治すことは困難です。
タバコの煙には、4,000種類以上もの化学物質が含まれています。そのうち、発がん性物質は、なんと60種類もあります。また、喫煙を続けることで、寿命が10年間も短くなります。
タバコは美容にも悪影響があります。タバコを吸っていると皮膚のハリがなくなってきて、目じり・口周りなどのしわが増えます。そのため、実際の年齢よりも老けて見えてしまいます。
ニコチン依存症の治療は健康保険の適応が可能です。禁煙治療に健康保険を適用するために必要なことは、前回の治療の初回診療日から1年経過していることと「禁煙治療を受けるための要件」を満たしている必要があります。
タバコをやめて実感できる効果としては、咳や痰が止まった、呼吸が楽になった、味覚、嗅覚が鋭敏になり、おいしく感じるようになった、肩こりがなくなった、目覚めがさわかやになった、口臭がしなくなった、肌の調子がよくなった、などがあります。
お薬をつかった禁煙治療に興味がある方は、お気軽にご相談下さい。
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