BZ系薬物を適切に使うために
2018年01月14日
こんにちは、南浦和駅前町田クリニックです。
今日はベンゾジアゼピン系薬物(以下、BZ系薬)についてお伝えします。
BZ系薬は、抗不安効果や催眠効果、抗痙攣効果を認め、うまく少量を使えば、睡眠や不安などを改善してくれて安全性も高い薬剤です。
ただどうしても依存のことが気になる方もあると思いますので、使用するときに注意したいことについて考えてみたいと思います。
BZ系薬は、特に長期に渡り使用した後に減薬する際に離脱症状を生じやすく、高用量の使用が結果として長期使用につながりやすい、短時間作用型のものほど離脱症状を自覚しやすいなどの特性があります。
ですので、BZ系薬を使う時には、なるべく長期的に漫然と使用しないこと、高用量にならないようにすること、短時間型の薬剤を重ねて使わないこと、などに注意するとよいでしょう。
また、症状が寛解した際には減薬を試みることも重要です。ただし急な減薬をすると離脱症状が強く出現するリスクが高まりますので、2〜4週毎にゆっくりと減薬するほうがよいですね。
当院ではBZ系薬の安全な使用を心がけています。BZ系薬のことでお悩みの方は是非お気軽にご相談くださいね。
カテゴリ:Dr'sコラム