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森田療法~症例を基に~

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、森田療法を行いました。

森田療法では、不安や恐怖を「あってはいけないもの」として「排除しよう」とすると、かえってそれにとらわれるという悪循環に陥ってしまいます。恐怖や不安はより良くより良く生きようとする欲望(生の欲望)と表裏一体のものであり、人間誰もが持っている自然な感情です。そこで、不安や恐怖をあるがままに受け入れながら、自分らしい生き方を目指していくというような考え方をします。

その中で、スピーチ恐怖の方の事例を基に、精神交互作用(注意と感覚の悪循環)や不安等を感じながら行動すること等に関する考えたこと、感想について、分かち合いました。

恐怖や不安がありながら、行動できたということで、自分への自信につながり、次へのステップになる、恐怖や不安がある中で頑張って行動しすぎると却って悪い方向になる恐れ、頭ではわかっているが、なかなか行動に結びつかない辛さ、感情をあるがままに受け入れて行動する必要性等、様々な視点からの意見が出されました。

本日の事例を通じて、感情をあるがままに受け入れ、その感情のために何もできない状態から必要な行動をとることができるようになることや感情の裏側にある生の欲望(例:よりよく生きたい)を原動力として行動する中で、もともと抱いていた感情にとらわれなくなると考える森田療法の考え方にふれていただけたかと思います。

 

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