ブログ

疾病理解講座「さまざまな依存」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は疾病理解講座「さまざまな依存」について行いました。

買い物依存やインターネット依存等について、説明した後、ハートネットTV「罰だけでなく治療を 窃盗がやめられない」を観覧いたしました。鑑賞後、DVDの感想や学んだこと等について分かち合いました。

小さい頃の養育環境と依存との関係、クレプトマニアという病気があることを初めて知ったこと、グループミーティング等、同じ悩みを分かち合える仲間の存在の大きさ等、様々な感想や意見が出されました。

また、窃盗により、何度、警察に捕まってもやめることのできない恐ろしさ等についても実感いただいたかと思います。

今回は、クラプトマニアについて行いましたが、アルコール依存症、薬物依存症等、様々な依存症のメカニズム等について説明をさせていただいてまいりました。

本日で、依存症シリーズは終わりとなります。次回から疾病理解講座はストレスに関することを予定しております。

ギネスに挑戦 → 日本一に挑戦

みなさんこんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は『ギネスに挑戦 → 日本一に挑戦』というプログラムを行いました。プロジェクトを推進していく過程を疑似体験するプログラムです。

今日はいよいよ「十万石饅頭タワー」で日本一に挑戦できる!と予定でしたが、交渉しに行った結果、肝心の十万石饅頭を使用する許可をもらえませんでした。

この経緯をみなさんと共有し、この現実をどのように受け止めたらいいのか。そして、これからどうしていったらいいのか、話し合いました。

 

「期待していただけに、ショックで受け止めきれない。」

「ショックで言葉にならない。」「感情の落差についていけない」

と受け止めた方もいれば、

 

「会社の真摯な姿勢に感銘を受けた。」「伝統のある企業は違うな」

「常識的に考えて、そういう結論に至ったのは理解できる」

と受け止めた方もいました。

それぞれいろんな受け止め方をされていましたが、みなさん「今、ここ」で感じている気持ちを自分の言葉で丁寧に表現されていました。

 

しかし、なんとか粘って交渉し、社長室長を紹介してもらうことができたので、何とか我々の気持ちを伝えられないだろうかと作戦会議です。ここでもいろんな案が出て、

「違う種目を考え直した方がいいのでは」という人もいれば、「この種目で挑戦したい」と熱く語った人もいました。また、「自分たちが何を目指して何をしたいのか、混乱してきた」という人もいました。

作戦会議においても、「今、ここ」で感じている自分の想いをみなさん1つ1つ率直に言葉にされているのが印象的でした。

最初は自分たちの気持ちをバーンとぶつけるしかないかなと思っていたのですが、みなさんと話をしていて、まずはもっと相手のことを知る、というステップがあることに気付きました。可能かどうかわかりませんが、企業見学に行けないかお願いしてみようということになりました。

振り返ってみると、それぞれの気持ちや考えをアサーティブに表現し、それぞれの想いを尊重し合い、そして化学反応が起きて新しい選択肢が増えていった。今回の話し合い(会議)は内容として、とても素晴らしく、充実したものになったと思います。

プロジェクトの疑似体験のつもりで始めたプログラムでしたが、企業(社会)と接点が生まれてきて本格的なプロジェクトに進化してきました。これからどんな風に発展していき、どこに行きつくのか、ワクワクが止まりません!

102の心の栄養コトバ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
最終週の火曜日は<交流分析>を実施しています。今月はココロの栄養となるコトバ<ストローク>を皆で学んでいきました。

普段何気なく使っている言葉の質は、毎日のココロの質を決めると言っても過言ではありません。

ココロに栄養を与えているのか、それとも力をそぎ落としてしまっているのか。。。意識的に検討していきました。

削ぎ落す言葉を使う気持ちの奥にある「善き種」だけは大切にし、使う言葉は変えていく。また、プラスのストロークをどんどん自分自身に与えていく・受け取っていくことを許していくことはとても大切です。

今日は皆でプラスのコトバ等を集めた集めた102個も!!

宝のシートになりましたね☆

更に自分自身に最も伝えてあげたいコトバをシャワーのように与えたワークも実施しました。

次回 7月31日の交流分析は 「 5つの上手 」 を予定しています。

途中からのご参加、スポット参加、大丈夫です。

午後の<>では、オーラソーマ🄬を使って、自分自身を見つめました。

今日はお2人が色の世界にデビュー☆

「 色を通してだと不思議と自分のことを話せた。。」とっても印象的なひとときでした☆

6月の振り返り(上半期の振り返り)

みなさん、こんにちは!南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は6月末。早くも1年の半分が過ぎようとしています。今日は半年間の出来事や主なニュースも思い出しながら、上半期の振り返りを行いました。

 

そして、

いいことも、そうでないことも、きちんと見つめて向き合っていくことの大切さ。

周りの人に話す勇気。そして、支えてくれる人がいることのありがたさ。

選択肢を増やして、今までやらなかったことを試してみること。

全日本もう帰りたい協会があること。

などなど。様々な気づきもシェアしました。

それぞれの気づきに対して、「私も~」と似たような体験をシェアしたり、「関連して~」と発展していったり、ゆったりとした雰囲気の中、お互いの気づきが化学反応していきました。世の中もいろいろあったけど、みなさんも本当にいろんなことがあったんだなぁとしみじみと実感することができました。

毎日の中では小さな変化の積み重ねかもしれませんが、振り返ってみると確かに前に進んでいることを実感された方も多かったようです。

依頼の断り方

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日はアサーションについて行いました。

断り方ということをテーマに同意書に記載されている「人のものを使わない」ということを基に「今日、筆記用具忘れちゃった。あなたのボールペンと鉛筆と消しゴムを貸して」と言われたらどのように伝えるか、ということについて話し合いました。

筆記用具であれば「デイケア室にある筆記用具を借りたらどう?」等と代替案を示すことや「本当に自分の分しかないから貸すことができない」等あまり負担を感じることなく断ることができることを確認いたしました。代替案があることで相手に迷惑をかけずにすむと考えられるようです。

ただ「連絡先教えて」となると少しハードルが高くなるとのことでした。本件についても確認いたしました。同意書を盾に断ること、自分が断ったことで相手も同意書違反を免れたと考える、仕事上、断らざるを得ないこともあるためその練習と考える等と自分なりの落としどころを考えてみました。

「断る」という行為は少なからず、負担を伴うものではないかと思われます。本来であれば、断った人が悪いわけではないのですが…。

時には断ることが必要になることもあります。その際には、必要以上に自責感を抱くことなく、自分らしさを大切にしたコミュニケーションにつながれば、と思います。

自分の適性を知ろう

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、『自己理解を深めて、自分の適性を知ろう』ということで、MBTIを使ってみなさんの個性について振り返ってもらいました。

このMBTIは自分の長所と短所といった個性がすぐに分かるだけでなく、自分がどういう環境やどういう条件だと自分の持ち味を発揮しやすいのか。そして、どういう職業が向いているのか、といったことについても分かるので、今後復職をしていく上で非常に役立つツールとなっています。

各自、シートを使って自分自身について振り返りをした後、グループで話し合ってそれぞれの個性がどのように活かせそうか、考えました。

今日出来たのはあくまで今後の働き方、今後の生き方を考えるきっかけ作りに過ぎないかもしれません。しかし、これからの人生において、自分に合った生き方を選べるよう役立ててもらえたらと思います。

 

あの人は私を嫌いに違いない!

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
火曜日の<認知行動療法>、6月7月は実際のケースを検討しながら<考え方のクセ10>に体系立てて取り組んでいます。
今日も先週に引き続き、2つの考え方のクセを検討しました。
今週は「結論の飛躍」の2種類、「読心術」「先読みの誤り」 … どちらもやはりメンタルが落ちている時に、自分では気がつかない内にどんどん陥っていきがちな考え方のクセです。

 

認知行動療法に関する本はワークブックも含めたくさん出ています。

ですが、自分ひとりだけで検討するよりも、皆で同時に1つのテーマ(物事)を検討してみると、リアルで生の人の反応に触れることができるので、いかに自分の発想が岩のように固まってしまっているか自覚することができます。

それと同時に、他の人の案件にはバランスのとれた考え方を苦も無く伝えることができている。そう!本来はもともとできるハート(思考でもOK)の底力は既に持っているんだ、ということも思い出すことができるんですね。

 

今日はまだ火曜日の認知行動療法のご参加回数がごく浅い方から、「他の人達のように自分はスッと違う発想がでてこなかった。自分はまだまだ調子が悪いのかな、って思った。」 … というご報告があったのですが、いえいえ☆「調子が悪い」のではなく「ラクになるココロの術をまだまだ持てる」状態なだけです(o^-‘)b

エクササイズを繰り返していると、作業に慣れてくると同時に、自然に頭と心がだんだん柔らかくなってくるんですね。ここにいらっしゃる皆さんも誰もが最初はシートは真っ白。アイデアが浮かんでこないです。

マラソンのように、ドリルのように。繰り返しの力は、身につく力。実際の生活にも意識しなくても使えるようになる、そんなエクササイズです。

 

テーマは毎回完結型ですので、途中からのご参加、スポット参加、大丈夫です。

来週は最終週ですので、一旦認知行動療法はお休みして、<交流分析>を実施します。

調子が悪くなるとネガティブな思考や感情がどうしてこうも強くなるのか?そんなココロのカラクリ<心の貯金箱>のお話をします。

午後の<>では、第3週目恒例のアートヒーリングを実施。

NLP(神経言語プログラミング)を応用しての<ココロのスイッチ>を作っています。今日の皆さんのプロセスはいつもにも増して深かった。。。!!

←「信じる」。コロンビア戦、勝ちましたね!

問題解決思考を身に付ける!インバス・スタディ

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、問題解決思考を身に付けるために、インバスケット方式で、問題解決のプロセスにそって、そのポイントや、陥りやすいパターンを確認しました。

認知行動療法やマインドフルネス、論理療法など、このプログラムの中で1つ1つ学んできたことを、実際のストレスと向き合う際にどこでどういう形で使えるのか、ケース・スタディの中で疑似体験できる内容になっています。

バラバラだった知識やスキルが、パズルのピースのように1つにまとまって、1つの絵になっていく感じといったらいいでしょうか。

みなさんが、毎日リワークやデイケアに通う中で培ってきたものが、しっかりと身について日常生活に活かされているのがよく分かって嬉しかったです。

実際に、ここに通うことで少しずつ落ち込んでから立ち直るまでの期間が短くなってきているという人もいました。日常に活かして、みなさんのレジエンシー向上につなげてもらえればと思います。

 

 

 

 

 

「とりあえず」の力

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
今日は毎月第3土曜日恒例の<リワーク*フォローアップ>を実施しました。

今日も復職したてホヤホヤ、3ヶ月目、4ヶ目目、9ヶ月目 … いろいろな段階の皆さまが集い、いま目の前にあるテーマをシェアされていました。

今日一発目の鍵となったのは 「 とりあえず 」 の力 

一気にこの先全部を視界の中には入れない。まずはこの目の前の一歩だけ。

その意識の大切さを皆で確認するところから始まりました。

 

地下鉄や神社仏閣の長~~~い階段を思い出してみてください。

下から頂上までを見上げてしまうと、ただ見ただけで圧倒されて(まだ登っていないのに)体に疲れを感じたことはありませんか?

でも、スポーツクラブのステップ(踏み台?)をイメージしながら、その足元の一段一段だけを見て、「ジムの踏み台ごっこ」をしていると、しばらくしてふと顔を上げた時には「あれ?ここまで来てたんだ!」となっていたりするのですね。

今日はその「とりあえず」の底力を活かすか/まんまと見逃すか … その違いにも触れていきました。

 

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

再休職予防に、卒業して久しいから「今更顔出しても … 」ということは全くありません。
自分ひとりで今の自分に気付くのには限界があるかもしれません。皆の様子を見て「復職する時に誓ったあの自分」を繰り返し思い出すことも有益です。どうぞいつでもお気軽にご参加くださいね。

次回のリワーク*フォローアップは 7月14日(土)9:00~12:00です。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

午後はアートヒーリングを実施しました。

復職されても、現役の時と同じペースで<月に1回>。こうして自分の内側のスイッチを☆

疾病理解講座「ギャンブル依存症」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は疾病理解講座「ギャンブル依存症」について行いました。

ギャンブル依存症について、説明した後、ハートネットTV「誰にも相談できない、孤立するギャンブル依存症の家族」を観覧いたしました。鑑賞後、DVDの感想や学んだこと等について分かち合いました。

日本にはギャンブル依存症者が320万人おり、世界各国に比べて多いこと、ギャンブル依存症が多いにも関わらず、効果的な治療法が確立されていないこと等、DVDから現状について学びました。また、ギャンブル依存症の恐ろしさ、その家族の苦しみ・大変さ等、依存症になることの恐ろしさを改めて実感したかと思います。

ギャンブルにより、最初に儲けることができると、次も儲かると思うこと、また、損をした場合にはギャンブルで取り返したい等と思ってしまうのではないのか等と考えてしまうのではないか、人には少なからず、楽をしてお金を稼ぎたいという欲望があるのではないか等との意見もあり、そのため、ギャンブル依存症の予防教育への必要性等についても話し合いました。

ギャンブルが全て悪いわけではなく、上手に付き合うことが必要かと思います。

ギャンブル依存症について学び、その恐ろしさを実感することが、予防の一助になるのではないかと思われます。