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同調とアサーション

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、同調とアサーションについて行いました。

3つの自己表現(非主張的自己表現、攻撃的自己表現、アサーティブな自己表現)について、特徴等を振り返りました。そして、同調が起こる過程を説明した上で、Asch,S.E.の同調に関する実験の被験者になったつもりで、ご自身の反応等を考えていただきました。

Asch,S.E.の同調に関する実験の概要は、以下のとおりです。

ある用紙(A)に記載されている線と同じ長さのものを、別の紙に記載されている①~③の3本の線の中から選ぶもので、サクラとあなたで参加をしています。(今回はサクラ7名で設定しました)あなたは(A)に記載されているものと同じ長さのものをから選ぶように言われます。明らかに答えは②とわかるものです。一緒に参加している7人のサクラが全員③と誤った回答をした場合に、あなたは①②③の内どれだと回答しますか、というものです。

 

誰が見ても②ですが・・・みなさんはどうされますか?

明らかに②だけど、みんなが③と言うから合わせるという意見、何かひっかけがあるのではないかと疑ってしまうこと、自分が見ているものと同様のものを見ているかどうか確認する、自分が正しい意見だと自信があるため自分の意見を言うことができる等、様々な意見が出されました。その後、日常生活の中で意見が異なる場合の対応について、分かち合いました。職場では他者に合わせるが、親しい人の中ではしっかりと意見を言うことができること、物事の進み具合によって対応を変えること、結末を考えた対応をすること等、臨機応変に対応していく必要性やみんなが同じ意見の時に自分だけ違う意見を言う難しさ等を確認いたしました。

3つの自己表現は時と場合、相手によって使い分けることも必要かと思います。相手と違う意見を言う場合や無理やり同調する場合には葛藤を伴うものと考えられます。自分が選んだ自己表現を大切にしつつ、必要以上に負担がかかりすぎないように対応していくことも1つかと思います。

 

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