ブリーフセラピー(例外探し)
2018年08月03日
こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
本日は、様々な心理療法の技法の中でブリーフセラピーを行いました。
ブリーフセラピーとは、短時間で問題の解決を図る心理療法です。そして、物事を直接的認識論ではなく円環的認識論で捉えます。
ブリーフセラピーの主なアプローチとしてMRIアプローチ、とBFTC(ソリューションフォーカスト)アプローチの概要を説明いたしました。
MRIアプローチとは、問題が維持されるシステムでは対処行動自体が、問題を支えるコミュニケーションの循環になっている可能性があることから、問題-偽解決循環を解決しようと介入をするものです。BFTC(ソリューションフォーカスト)アプローチとは、問題には必ず、例外が存在するということを観点に例外を検索し、例外の生まれる状況を明確化、その状況を広げていこうとするアプローチ(例外部分はすでに解決しているという考え方)です。
本日はBFTC(ソリューションフォーカスト)アプローチの技法でもある、例外探しを行いました。自分が少し上手くいかないと思う場面で上手くいった場面として、眠れない時、職場で話しかけにくい人とコミュニケーションをとる時、電話対応時、飲み会等、様々な場面とそれに対する例外(上手くいった時)があげられました。
このように上手くいかないと思っている場合にも、上手くいくことがあります。このような上手くいく循環を広げていくことも対応策の1つかと思います。
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