論理療法~事例を通じて
2018年08月10日
こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
本日は、論理療法を行いました。
このビリーフにはイラショナルビリーフとラショナルビリーフがあります。
イラショナルビリーフとは、「ねばならない」「must」といった固定的なもので、ラショナルビリーフとは「好ましい」「better」といった柔軟なものです。
イラショナルビリーフを抱くと不健康でネガティブな感情・自滅的な行動につながり、ラショナルビリーフを抱くと健康でネガティブな感情・建設的な行動につながります。
本日は、まず、友人の一言が気に障り疎遠になったことで悩んでいる方の相談事例を基に、相談者が抱いているイラショナルビリーフをグループで考え、全体でシェアリングいたしました。相談者自身の友人とは同等、対等であるべき、友人はわかってくれる人だと思っていたのにひどい人だ等、様々なイラショナルビリーフと考えられるものが出されました。
また、人はよかれと思って自分に言ってくれていることでも、自分にとってはひっかかる、気になることがあると思います。このような時にどのようなビリーフで接していきたいか等についても話し合いました。自己肯定感との兼ね合い、相手の好意の気持ちは受け取りつつ、友人としての距離感は保つ必要性、納得いかない場合はきちんと話し合う必要性等、様々な視点から意見が出されました。
この事例の場面だけではなく、日常における同じような場面で考えたこと話し合ったこと等を活かしていただけましたら、と思います。
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