論理療法~事例を通じて
2018年10月12日
こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
本日は、論理療法について行いました。
まず、論理療法の原理について、見直し、ビリーフが感情や行動を生みだすことを確認いたしました。
ビリーフにはイラショナルビリーフとラショナルビリーフがあります。
イラショナルビリーフとは、「ねばならない」「must」といった固定的なもので、ラショナルビリーフとは「好ましい」「better」といった柔軟なものです。
健康的な感情・行動につながるためには、イラショナルビリーフをラショナルビリーフに変えることとなります。その際に、イラショナルビリーフを論理性、経験主義。実用性の観点から見直していくことについて、確認をいたしました。
その後に、ある方が文書で引き継ぎを残さないまま、他部署に異動し、その仕事について、相談者が尋ねるとバカにされるということで悩んでいる人の事例を読み、相談者のビリーフについて、グループで話し合い、ぞの後、全体で分かち合いました。
その中であげられた、イラショナルビリーフとして、相手の負担にならないよう自分で調べなければならない、自分は仕事ができない人間だ、きちんと引き継ぎをすべきだ、引き継ぎをしないことは許せない、今の状況には耐えられない等と様々な想定されるイラショナルビリーフを分かち合いました。また、この相談者のラショナルな面として、この方と接する際に割り切ることを選択肢に入れていることや周囲に相談をしている点等が挙げられました。
本事例に限らず、思いやりのない言葉で返答する人は夜の中にいらっしゃると思います。そのような方と接する際に抱きたいビリーフや取りたい行動等について、分かち合いました。相手はかわいそうな人だと考えること、割り切ること、上司等第三者に入ってもらうこと、自分の限界の線を最初から決めておくこと等、様々な意見等が出されました。
自分にとって、ストレスフルな方と接する際の心構えについて、考えておくことで、そのような人と接する際に、ストレスフルではあるものの、今までよりは少し心が楽になることもあるかと思います。
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