論理療法~事例を通じて
2018年11月09日
こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
本日は、論理療法について行いました。
まず、論理療法の原理について、見直し、ビリーフが感情や行動を生みだすことを確認いたしました。
ビリーフにはイラショナルビリーフとラショナルビリーフがあります。
イラショナルビリーフとは、「ねばならない」「must」といった固定的なもので、ラショナルビリーフとは「好ましい」「better」といった柔軟なものです。
健康的な感情・行動につながるためには、イラショナルビリーフをラショナルビリーフに変えることとなります。その際に、イラショナルビリーフを論理性、経験主義。実用性の観点から見直していくことについて、確認をいたしました。
その後、採用された時と条件が異ったことや親しく話すことのできる同僚等もいない職場で働きにくいという事例を読み、相談者のビリーフについて、グループで話し合い、全体で分かち合いました。
その中であげられた、ビリーフとして、この職場で働かなければならない、同僚と上手くいかないことに対する自己卑下等が挙げられました。
本事例に限らず、職場では思い通りにいかないことや条件が異なることがあるかと思います。そのような方と接する際に抱きたいビリーフや取りたい行動等について、分かち合いました。「~ねばならない」と考えることは理想とし、思考を和らげることや妥協をする、譲れるものと譲れないものを分けて考える、考えすぎることをゆるめる、自分の状態や気持ち等を伝える、様々な意見等が出されました。
自分の気持ちが辛い時や上手くいかない時等に、自分のビリーフを見直し、過度な場合や極端な場合等には、少し和らげることで、気持ちが今までよりも楽になることがあるかと思います。
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