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疾病理解講座「軽症のうつ病」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は疾病理解講座「軽症のうつ病」について行いました。

NHKきょうの健康「うつ病信頼できる最新治療『軽症のうつ病』」に基ずいて、うつ病の症状や治療方法等ついて説明した後、レジリエンスを高めるためにできることについて話し合いました。

偏った考え方について、改めて考えてみること、自分の状態を言葉にして伝えること、良かった出来事を振り返ること、嫌なことも嫌なこととしてそのままを認めること、好きなことを行う時間を作ること等、様々なことがあげられました。

自分について考えた際に、不思議と良いところではなく悪い面が目につきやすいかと思われます。努めて良い面を見るようにすることも一つかと思われます。

また、心身の健康管理のために日常生活で心がけていることについて、睡眠リズムを整えること、気持ちを前向きにするようにすること、自分のコンディションを把握し、それに応じた対応をすること、考え等を伝えるようにすること等、意見がありました。

軽症のうつ病では、症状が比較的軽く、どうにか、仕事等にも行くことができる状態です。そのため、無理をしてしまいがちですが、自分の状態に気づき、対応されることも必要かと思います。

本日の小ワークではジョハリの窓を行いました。ジョハリの窓とは、コミュニケーションを円滑化させるために提案されたモデルです。このモデルには、自分にも他人にもわかっている「開放の窓」、自分には分かっているが他人にはわかっていない「秘密の窓」、自分にはわかっていなく他人にわかっている「盲点の窓」、自分にも他人にもわかっていない「未知の窓」があります。

この領域の使い方によって、コミュニケーションの取り方が異なります。

まずは、それぞれの窓に自分のことを記載いただき、まずは開放の窓に記載されたことについて分かち合いました。そして、自分では気づいていない、他の参加者からフィードックされたことを盲点の窓に記載し、分かち合いました。

このようなことを通じて、開放の窓が広がっていくことを実感いただけたかと思います。

コミュニケーションは開放の窓で成り立っています。自分のことを他者にわかってもらうことで円滑なコミュニケーションにつながるかと思います。

 

 

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