ゲシュタルトの祈り
2019年05月31日
こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
本日は、ゲシュタルト療法について行いました。
ゲシュタルト療法とは、ゲシュタルト心理学の考え方を取り入れたもので、未完結な問題などの再体験を通じて、「いま、ここ」での気づきや自己の全体性の回復を重視する心理療法です。ゲシュタルト療法では、「今、ここ」での気づきを大切にします。
そして、「今、ここ」での怒り等の不快な感情や感覚を捉え、それらを言語的・身体的に表出し、最終的には身体を通じて気づきを得ることを重視します。ゲシュタルト療法で使われている様々な技法については、今までに体験していただいたかと思います。
本日は、「ゲシュタルトの祈り」を読んだ感想、気づき、心がけたいこと等について、分かち合いました
この詩を読む中で、今まで、他者を優先にしすぎていた自分への気づき、自分を大切にする大切さ等、様々な意見が出されました。
人間関係をスムーズにしようと、他者を思いやるあまり、自分をないがしろにしてしまう傾向にある方も多々いらっしゃるかと思います。このようなことで、疲れてしまうことはないでしょうか。
自分で自分を大切にすること、自分を大切にできることで、他者を尊重することにもつながると思います。自分と他者との間で、うまく線引きができない時や人間関係に疲れてしまっている時等に、この詩を振り返ることで、少し気持ちが楽になる面もあるかと思います。
小グループワークでは、コミュニケーションについて実施いたしました。
まずは、コミュニケーションを深めるために、じゃんけんによるゲームを実施。その後、ノンバーバルコミュニケーションが与える意味について、考え分かち合ってみました。例えば、一緒に話をしている相手が目を合わさないとどのように感じますか。嫌われている、機嫌が悪い、怖い、話を聞いていない等様々なことが想定されると思います。
ノンバーバルコミュニケーションもコミュニケーションの上で重要な役割を果たすものかと思います。また、説得的コミュニケーションについても説明いたしました。会社や社会の中で、ご自身が使ったり、相手に使われた経験がおありなのではないかと推察されます。
最後にご自身のコミュニケーションの傾向について、分かち合いました。コミュニケーションは相手の受け取り方に委ねられてしまう面もあるかと思います。
自分のコミュニケーションの傾向を把握することで、他者と話す際に配慮すること等につながるかとも思います。
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