ドラマセラピー*遊びながら自分の枠を広げてみる
2019年07月27日
久しぶりに快晴で気温もグーンとあがり、夏到来!といった感じですね。
今日のドラマセラピーは、夏の暑さに負けないように、いっぱい笑って元気になれるワークをたくさん行いました。
ウォーミングアップで心と体をリラックスさせた後は、ペアワークです。
「お年寄りと孫」「バーのママとお客さん」「アイドルタレント二人」等、設定を決めて二人で自由に会話をしてもらいます。
やっているうちに、どんどん皆さん表情が和らぎ、大笑いしながら会話しているペアの方も!
また「なりたい人になってみる」というワークも行いました。
職業も、年齢も、性別も、自分が好きなように設定してもらい、全員で変身!
その役になった状態でメンバー同士で会話をしてもらいました。
なりたい自分になって話している時は、自然とパワフルになっていきます。
「とても気持ちよくて、思っていた以上に楽しかったです。」
「けっこうやってみると口から言葉って出てくるんですね。面白かったです」
そんなご感想をいただきました。
ウォーミングアップの時には「恥ずかしくて目を見て話せない」と言っていた方も、役になって話しているときは目を合わせて会話し、堂々と自分の意見を口にされていました。
勇気をもってチャレンジした皆さんに拍手!拍手です!
午後はソーシャルスキルアップのグループワーク。
この時間は、どうしたらコミュニケーションがうまくいくだろう?ということに焦点をおいています。
コミュニケーションをとる上で必要なのは何だと思いますか?
実は、コミュニケーションの構成要素は70パーセント以上は非言語の部分なんです。
つまり、大事なことは言語ではないということです。
相手と呼吸を合わせたり、アイコンタクトをとったり、同じジェスチャーをするだけで、何となく相手の言っていることが(細かい部分はわからなくても)伝わります。
それを実感していただくために、「単語並べ会話」にトライしていただきました。
ペアを組んで相手と会話しますが、使える単語は4つだけ。
「アボカド」「トッポギ」「シシカバブ」「テンメンジャン」
みんな不思議な音に聞こえる食べ物の名前です。
これだけを使って会話をしていくわけですが、相手が何を言っているのか理解するために、相手のリズム、表情やムード、声のトーンなどにいつも以上に注意を向けることになります。
言葉のわからない外国の人と会話するような感じ、といったいいでしょうか?
でも、、、
そこに注意を向けながら相手と会話をして行くと、何となく相手のハートが伝わってくるのです。
言葉の理解ではなく、相手をわかろうとする気持ちや、相手と呼吸を合わせたり寄り添っていく姿勢の方が、ずっとずっと「近くなった」という感じがするのです。
「言っていることはもちろんわからないけれど、なんだか相手と通じ合っているのはわかりますね」
そう言われた参加者の方もいました。
また、別人になって相手の悩みに答えるというワークも行いましたよ。
袋に手を入れて、引いてもらった紙に書いてある職業になってもらったのですが、、、
ギャンブラー、お笑い芸人、俳優、学者など、、、
普段の自分と全く違う役になってみることで、その役のもつ楽しさに気がついたりします。
そして、これが本当に大事なことなのですが、自分にないものというのは自分から出てこないのです。
役によって引き出された言葉や行動は、本当の自分の中で実は呼び出されるのを待っていただけかもしれません。
今までやったことがなかった役を演じることで、自分の枠が広がります。
すると視野も広がりますよね。
遊びながら自分の枠を広げていけるのがドラマセラピーです。
一緒に楽しみながら、自分の枠を広げていきましょう!
来月も第4土曜日、お待ちしております!
カテゴリ:リワークブログ