従わざるを得ない状況でのアサーション
2019年10月25日
こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
本日は、服従とアサーションについて行いました。
3つの自己表現(非主張的自己表現、攻撃的自己表現、アサーティブな自己表現)について、特徴等を振り返りました。そして、Milgram,S.の服従に関する実験の教師役(被験者)になったつもりで、ご自身の反応等を考えていただきました。
Milgram,Sの服従に関する実験とは、教師(被験者)が生徒(サクラ)に問題を出し、生徒が誤答すると、実験者に言われたままに教師が生徒に電気ショックを与えるというものです。教師と生徒の間は壁で仕切られており、様子は見えませんが、電気ショックを与えるたびに苦しむ、生徒の声がインターフォンから流されます。
みなさんは、この実験で、生徒(サクラ)が問題を間違えるたびに電気ショックを与えますでしょうか?(実際には与えられていないが、与えられていると信じ込まされている)難しい判断かと思います。
実験者の期待に応える必要性と自分が人に苦痛を与えてしまうという罪悪感等の葛藤が伴うものと考えられます。
次に、日常生活で、従いたくないが、アサーティブな表現ができず従わざるを得ない状況とその背景の心理、どのようなことを考えるとアサーティブな自己表現につながるか等について検討いたしました。
日常の中で、自分の意見を言うことができず、相手に従ってしまう、ということはしばしばあることだと思います。
そのような場合にも、自分らしさを大切にしながら、アサーティブな対応ができましたら、と思います。
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