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私の取扱説明書

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
本日の<自己洞察ワーク>では、「私の取扱説明書」を作成してみました。

まるで家電のトリセツのように、客観的に自分を観察し、
「このように有効活用してください」
「注意!故障の原因となります」
「メンテナンスはこうしてください」
「故障かな?と思ったら」
などなど、さまざまな項目で自分自身を説明してみました。

実際に小グループで仲間に説明してみると、
思いがけない質問がいろいろ投げかけられましたね。

えっ?
あれ? と思う質問も、数々出会ったご様子でした。

自分では伝えているつもりでも、
自分がイメージするようには「実は」伝わっていないこと。

自分でイメージしているつもりでも
「実は」それ自体もあいまいであったこと。

をはじめ、今日も皆さんの気づきの力を感じました。

一番自分にとって大切な項目が
一番口にできていなかった・伝えることができていなかった。

ということに気が付いた方も多かったようでした。

実際に書いてみる・伝えてみる・反応をもらってみて
初めて自分の何かが「外在化」できることもありますね。
今日得られたこの感覚を有効活用していきましょう。

ストレスは足し算で

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、復職や社会復帰へ向けて「働く力を回復する」ためのリハビリのポイントを考えていきました。

休職したり、ながく仕事から離れていると、やはりどうしても様々な機能がおやすみモードに入ります。
体調を回復して、日常生活が規則正しく、無理なく過ごせるようになったら、
次は段階をおって、はたらく力を少しずつ回復していきましましょう。

自分の今の状況を知っておくこと、復職準備が整った自分をイメージすることで、現在地とゴールの確認ができます。
その間をどう埋めていくかが、皆さんそれぞれ、まったく違ったリハビリの道筋です。
プログラムに加えて、個別フォローも活用しながら、このオリジナルな道を歩んでいきましょう。

後半では、それぞれの休職経験を、視点を広げて振り返ってみました。
仕事だけでなく、プライベートの状況、大きな出来事、日々の環境など、様々なストレスは足し算になって聞いてきます。
すこし手間はかかりますが、全体を振り返ることで、新しい視点がもてるようになります。

今日も、正直しんどかった、、、、という方がほとんどでした。
それほどハードなワークを達成できたこと、そしてつらい経験を振り返ることができたことで、今日のところは十分です。
その一方、振り返るだけでハードだったということは、客観的に振り返り、冷静に対処できるようになるには、もう少し時間が必要ということかもしれません。
少しずつ、自分のリソースをふやしながら、リハビリを進めていきましょう。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方々の疑問や不安に対して、既に復職された方々がアドバイスをしたり、復職された方が立ち止まってコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローし合うグループです。

「復職しよう」と思えたきっかけは何か?という質問がありました。

生活リズムは整ってきたけど… 働かなきゃと思うけど… まだかな… いつ働きたいと思えるようになるんだろう…? 復帰できるのかと思うとどんどん不安になってしまう…

みなさん、多かれ少なかれ、同じような思いを持たれている / 持たれていたようです。

復職された方からのお答えは、自然と働きたいと思えるようになる! ある時ふっと復職しようと思える! 必ずそう思える時が来る! という心強いものでした。

まだそう思えないのは、もう少し休んでいいよということです。焦らずゆっくりエネルギーを溜めましょう。

今日は他にも、復職に向けた訓練、職場で苦手な人と付き合う方法、頑張り過ぎているときの自分に気づくサインなど、様々な意見を交わしました。

今日の感想は、「みなさんも不安や焦りを感じていることが分かった」「今できることをして積み重ねていけばいい」「みなさんの悩みや解決方法が聞けて参考になった」などでした。

復職に関する不安や疑問を、同じ経験をしている方々と話してみませんか? ご参加お待ちしています。

五感とこころ☆苦手な人への対処法

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中の「五感とこころ」では、五感が与える人への影響と実際にリラックスするための方法などを学びました。

視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚それぞれの感覚ごとに好きなものと苦手なものを挙げて、リラックスの妨げになるもの、リラックスを深めてくれるものなどを確認しました。

最後にアロマ精油を使用しながら皆でリラクゼーションを行い、リラックスを満喫しました。

「香りがあったのでいつもよりもリラックスできた」などの感想がありました。

 

午後のグループワークは、苦手な人への対処法を皆で考え、苦手なタイプの人をキャラクター化することで気持ちを楽にしていきました。

自分が苦手とする人物像の特徴などをまとめキャラクター化します。

その後、それぞれのキャラクターを持ち寄ってグループで話し合い、最強のキャラクターを作り、攻略法まで考えていきます。

苦手な人のことを思い出す作業はつらいことも多いです。

しかし、キャラクター化することで、客観視できる部分もあり、またユーモアを交えることで気が軽くなる効果が期待できます。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

ココロを守るゆがみ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
今週の<認知行動療法>では、「自動思考」について取り組んでいきました。

自分が無意識に常に採用している「考え方のクセ」。
無意識なので、その考え方が実は「クセ」であることになかなか気付けなかったりするのですね。

今週から5月いっぱいまで、思考(認知)に焦点を当てて
自分のココロを守っているつもりが「ゆがみ」となって逆に苦しみの素になってしまっている思考に
きづいて、ねぎらい、いたわり、ゆるし、柔らかくし、
バランスを取り戻していく感覚を身につけていきますが、

本日は、まずは抑うつに関連する12パターンの考え方のくせをご紹介し、
自分自身に実際に起きた「ストレスを感じたできごと」を通して、
感情とその感情を感じた直前にどんな思考が浮かんだのかを振り返ってみた後、
その浮かんだ思考に潜んでいる12パターンを見つけていきました。

ありましたねぇ!
たくさん … 見つかりましたねぇ!

来週は、そのココロを守ろうとして頑張っていたその「捉え方(考え)」の
苦しみになっている部分をどう料理して
効果的に本来の防御力をアップさせていこうか、検討していきましょう。

自分のモードをきりかえたら

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は、相手に振り回されないコミュニケーションについて考えています。
人とのやりとりで、悩んだり、困ったりすることは多いですね。
気持ちの良いやりとり、生産的なやりとり、どれも、ちょっとしたコツをつかむとやりやすくなるでしょう。

今日は、4月にとりあげた「5つのわたし」をうまく使って、気持ちよくやりとりする工夫を考えてみました。
気持ちよく自然に続いていくやりとりもあれば、気まずい思いをするやりとりもあります。
自分の中にあるモードを切り替えることで、やりとりのパターンを変えることができます。
意識して、適切なモードに切り替えることで、コミュニケーションの主体を自分に取り戻すことができるでしょう。

後半は、このモードの切り替えもイメージして、いくつか場面でどう行動するか、アイディアをだしあってみました。
どのグループも、様々なアイディアがでてきたり、これまでにない設定が合ったり、とても新鮮でした。

今回は特に、グループごとにアイディアの実演が丁寧で、臨場感もすごい!
皆さんの経験も踏まえたやりとりは、実感に迫ってくるものばかりでした。
無意識に出ていた一言が、やりとりを円滑にすすめるのに役立っていることに気づいたり、
自分のグループではまったく考えつかなかった解決策を、他のグループが出しいたり、
コミュニケーションには正解などなくて、本当にいろいろな可能性があるものですね。

背後にある想いに気づく

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
思考を「塊(チャンク)」という側面から捉えていき、
今の自分のその想いの背後にある想いに気づくワークに取り組みました。

私たちは目の前にある想いに囚われすぎてしまう時がありますよね。
「集中」「一所懸命」という耳障りの良い言葉の中にいると、更に気付きにくくなるものです。

その想い、その気持ちは「実は」どんな想いからやってくるのか。

「想いの背後にある想い」に気づくことによって
今の苦しさに対処していく幅が広がっていったりもするのですね。

今日の振り返りでは、
まさに<自己洞察ワーク>だなぁと感じずにはいられないお声がたくさんありました。

「自分が何を大切に想ってきたのかなんて改めて考えたことがなかった。今まで自覚が全然なかった。」
「どちらも同じポイントに辿りついた。大元がこれだったとは驚いた。」
「〇〇?と聞かれた時、全く思いつかなかった。あれ?じゃあ、なんの為にそんなに必死だったのだろう?」

などなど。。。

また、ネガティブと言われる感情にも使える概念にも触れ、
「ジャッジしない」ことの意義を更にしっかり理解していきました。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
「相手にやめて欲しいことをどう伝えるか?」がテーマになりました。
最後のロールプレイでは、皆さんアクションも交えて大盛り上がりでしたね!

次回もロールプレイ、やっていこうと思います。

★緊急告知★5月19日(水)卒業発表があります!

南浦和駅前 町田クリニックのリワークよりお知らせです。
5月19日(水)午後、卒業発表を行います。

個別フォローアップは、卒業発表の終了後に行います。
プログラムの変更となりますが、ご協力ください。

当日は、復職や転職が近づいている方から、これまでの取り組みや職場に戻った時の対策など、「生の声」をうかがうことができる機会です!
質問や意見交換の時間もゆっくりとりたいと思いますので、ぜひ、ご参加ください。

よろしくお願いします。

5月のアクションプラン

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

5月、最初の月曜日です。とはいっても、10日になってしまいましたね。
今日は、今月のアクションプランを考えました。

まずは、「復職準備チェックリスト」を使って、働く力として回復しておきたいポイントをふりかえってみます。
定期的に振り返ることで、自分の変化を感じられます。
そのポイントを踏まえて、復職や転職などのゴールをイメージして、そのときの自分の状態を思い描きます。
その状態にどのくらいの期間でなっていきたいかを意識して、今月の取り組みを具体化していきます。

GWを過ごした後の今日は、リフレッシュできたという方が多かったようです。
生活リズムや気分を大きくくずすことなく過ごせたという方々も多く、セルフケア、ストレスマネジメントの力がついていることが実感できましたね!

そんな気分を反映してか、次に向けて、具体的にこうしたい、こういうことに手を付けたいというアイディアがたくさん出てきたようでした。

行動目標と計画を立てる時は、できるだけ小さいステップを具体的に設定します。
具体的にするためには、スケジュールに落とし込んでいくことが役に立ちます。
自分のスケジュールなのに、自分との約束を入れることが後回しになっていませんか?
大事な自分との約束のための時間をまず確保しましょう。
そして、一つずつやってみたら、なにかが終わったら、振り返りの時間も大切です。

話す機会のない「介護のハナシ」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は月に1度の<なんでもトーク>。
タイトル通りなんでもお話して戴いてOKのプログラムだったのですが、
殆どの方のお話が、ご家族の介護のこと、他界されたご家族のことに関するお話でした。

ここまで皆さんが揃いも揃って1つのテーマに集中するのは、
2020年にこのプログラムが始まって以来初めての出来事でびっくりしました。

普段(平日)のプログラムでは、こういった話が出ることは滅多にありませんが、
みなさん、それぞれの形で人生・生活の1つの側面として「介護」」や「家族」のテーマに取り組んでいらっしゃるのですね。

どんなに どんなに 頑張っても
どんなに どんなに 想っても
カラダのつかれ、ココロのつかれ、どうにもならないこと、合わないタイミング …

もっとああすれば良かった
もっとこう言えば良かった

100点満点なんて ないのですよね。

今月もまた胸を打つお話、ココロに残るフレーズがたくさんありました。

お話のテーマは介護だったりご家族だったりするのですが、
具体的な捉え方、取り組み方に関しては、介護に限らず日常の中で意識できると有益なポイントも盛りだくさんでした。

「平日のプログラムで取り組んでいることを
実際の生活の中でこうやって活用していくんだな、と再認識できた。」

「介護という特別なテーマのように見えて、
いまの自分のありかたにびんびん響くものがあって不思議だった。」

などのお声は、まさに<なんでもトーク>のあらましを説明しているな、と感じた次第です。

来月も楽しみにしています!