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アイデンティティ☆「誰を採用する?」話し合い

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の「自己理解講座」では、自身のアイデンティティについて振り返りました。
「私とは?」との問いに自己認識を新たにする場面もあり、自己確立について考えました。
「自分に対する否定感情が多いことに気づいた」「良い方向へ考えるのも良いが、ネガティブな部分も自分と向き合う意味では必要だと感じた」などの感想がありました。

午後の「実践チームワーク」は、多数決を採用せず、納得がいくまで話し合ってもらいました(合意形成)。
老人施設の職員になりきってもらい、ボランティアを二名決めてもらう設定で話し合いが進みました。5名のボランティア候補のプロフィールを読み、皆で誰が適任か決めていきます。

話し合いは難航しましたが、どの点に着目して決めたかは、チームにより様々でした。
皆に共通していたのは、自分の意見を伝え、他者の意見にも耳を傾けることができたという実感でした。

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

ストレス体験の全体を見渡す

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
ストレスモデルを元に自分のストレスについて全体を見渡す作業に取り組んでみました。

 

自分のことをよく分かっている「つもり」でも

ストレス体験の、実は どんな部分 に対して
ストレス反応 … なにを考え、どう受け止めて、どんなふうに感じたのか
どんなふうになっちゃって、どんな振る舞いに駆り立てられていたのか …

いざ実際に全体像を書き出してみると、

気付くこと、出てくること、はっきりできたこと
ほか、いろいろとありましたね。

本日のこの全体像を見渡すスキルは、
やればやる程、客観的に自分自身や状況をとらえることができるようになり、
苦しい時、狭まってしまいがちな捉え方にバランスが取れるようになっていきます。

今日も書きながら、
「あー!」「あ、コレ・・・」といった、
気付きの反応がそこここで見受けられました。

視野が広がる、
ココロの視野が広がる、
捉え方が広がる、見え方が変わってくる、
自分自身でこうして体験するからこそ、「腑に落ちる」のでしょうね。

「客観的に見渡すちから」
「きづくちから」を
引き続きみんなで育てていきましょう。

来週からは、いよいよ
苦しさを連れてくる「その考え」をどのように柔らかく・広げていけるのか …
一生モノのヒントと智恵を自分のココロの引き出しに入れていきます。


ゆっくりでいい。ちょっとずつで大丈夫。自分自身の心地良いペースで、です。

感情とのつきあい方

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日の後半は、感情とのつきあい方をテーマに、グループワークに取り組みました。

いろいろな感情がありますが”怒り””喜び””辛さ”をとりあげてみました。
グループごとに、怒っている時、嬉しい時、辛い時、どんな行動をとりますか?
人はどんな風に行動すると思いますか?

今までの経験や知識などを総動員してアイディアを広げていきました。

グループごとに、出たアイディアをグルーピングして、模造紙を使って発表します。
今回は特に、各グループともオリジナリティあふれる内容になりました!

発見は色々あったのですが、そのなかでも

「喜びの感情について話し合っていたら、自分によい気分がたくさん生まれた」

という参加者の方の言葉が印象的でした。

来月は、さまざまな「感情」が私たちに伝えてくれるメッセージについて考えていきます。
私たちの本当の思いを届けてくれる「こころのこえ」に耳を澄ましてみましょう。

3人のメンター

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
本日の<自己洞察ワーク>では、「3人のメンター」というワークを実施しました。

メンタルをサポートしてくれる存在をよく「メンター」と呼ぶのですが、
今日のワークでは、お互いに顔見知りでなくてもOK,実際の人でなくてもOK,
動物でも、植物でも、天使でも、女優さんでも、アニメの主人公でもなんでもOKで

自分にとって大切な3つの世界、3つの存在を前にして
お話を聴いてもらいました。

同じ内容の言葉をかけてもらっても、
3つの存在それぞれに届くものが違いましたね。

自分の普段の意識では到底出ない発想が<自然に>出てきてびっくりした・不思議な感覚だったとのご感想が今回も多かったです。
みなさんの表情がワーク前と後で違ったのが印象的でした。

いつもは小グループに分かれて
自分の体を実際に動かしてワークするのですが、
本日は筆者が一度に全員を誘導していくスタイルをとりました。
座ったままのワークでしたが、逆にひたすらリラックスできたご様子でした。これもアリですね♪

メンターから出てきた言葉、受け取った感覚は、
すでに自分自身に備わっている「できること」です。

一番多かった「 自分を信じていいんだな」「自分を信じる感覚がやってきた」のお声、
深い部分と繋がれたご様子でした。

 

ストレスとのつきあい方

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、私たちの心身の調子に大きな影響を与える「ストレス」について、基本的なところを考えてみました。
毎日の生活にストレスはつきものですが、自分でなんとかできると思えば、それほど恐れるものでもなくなります。

ストレスと一口で言っても、実は、2つのことを混乱している可能性があります。
1つは、ストレスを発生するもとになる「ストレッサー」。いわゆる、ストレスの原因ですね。
もう1つは、そのストレス源からの刺激を受けて、私たちに生じる「ストレス反応」。心身の不調や行動、考えなどに現れます。

ストレッサーは、自分の外側で起こる出来事や事実、環境ですから、存在そのものがストレスになるとは限りません。
同じ出来事でも、人によってストレスを感じる人も感じない人もいれば、その強さもいろいろ。
人によって何が違うのかというと、そのストレッサーをどう受け止めるかが違うわけです。

「どう受け止めるのか」これをうまく使いこなすことで、ストレスマネジメントは自由自在、ともいえます。

そのためには、まず日ごろの自分とは違うな?という、ストレスのシグナルをみつけることが第一歩。

ここやからだ、あたまを通して発してくれているサイン、見逃していませんか?

ドラマセラピー:自分に寄り添うということ

今日のドラマセラピーは、「自分に寄り添うって、どういうことだろう?」を考えながらワークを進めていきました。

 

まず最初にやっていただいたのは、二つのワークです。

「目の前の椅子に友達や大事な人が座っています。その人はとても苦しく困難な状態にあって落ち込んでいます。さあ、あなたは、どういうふうに接しますか?それをやってみましょう」

 

皆さん、優しい眼差しで接したり、言葉がけをされていました。

次に、こう伺ってみました。

 

「今度は、目の前の椅子に、自分が座っています。同じように、苦しく困難な状況で落ち込んでいます。さあ、あなたは、自分に対して、どういうふうに普段接しているでしょうか?」

 

すると?

皆さん、かなり先ほどとは違う様子です。

不思議ですが、人は他者には優しくできるのに、なぜか自分にはすごく冷たくって否定的で批判的になりがちなんですよね。

しかし、自分に冷たく否定され続けていると、どうなってしまうでしょうか?

ものすごく悲しくって、辛くって、傷が深まっていき、立ち上がることさえ出来なくなってしまいますよね。

これでは、まずいわけです。

 

 

こうした時に大事なことは、「ありのままの今の自分を感じてあげる、寄り添ってあげること」なんです。

「〜しなくちゃ!ダメじゃない!」といったジャッジを向ける代わりに、

「100点じゃないかもしれないけれど、あなたなりに必死なんだよね。うんうん、わかってるよ」と、

その自分をまるごと感じてあげること、言葉がなくてもいい、ただそこに一緒にいてあげることなんですね。

そして、「自分が楽になりますように。自分が少しでも幸せになっていけますように」と、優しい願いをかけてあげることです。

 

 

3つ目のワークでは、再度、自分が自分に対して上記の心持ちを持って接してみるということをしました。

「なんだか、変な力が抜けました。そして、子供の頃の様に、ほっとした気持ちになりました。」

「ああ、なんだか、ちょっとジーンとして泣きそうになりました。」

そんな声が参加者の皆さんから上がりました。

 

 

自己肯定感UPには、自分が自分に寄り添ってあげることが基本です。

ドラマセラピーの時間では、それを無理なく自然に進めていきます。

初心者大歓迎です!

来月も第4土曜日に行いますので、ぜひいらしてくださいね。

 

 

ビジネスマナー☆サイコロトーク

午前中のビジネスマナーでは、お辞儀の仕方から名刺交換のマナーまで、実践を交えて学びました。

もう何年も前に会社の新人研修で習った方、特に習うことなく過ごしてきた方、様々な立場の方がいらっしゃったと思います。

何気なく行なっていたお辞儀や名刺交換のマターを改めて意識して取り組むことで、よりスマートで爽やかな印象を相手に与えることができることと実践を通して知ってもらえたと思います。

 

午後のグループワークは、二つのグループに分かれ、それぞれグループで1から6まで話すテーマを決めてもらいます。

順番にサイコロを振って、出た数のテーマに沿って一人ずつ話をしてもらいました。

 

「旅行するならどんな国に行きたい?」「自分にとってのヒーローは?」などなど、楽しいテーマがたくさんあり、各グループ笑いあり、真面目な話ありと盛り上がっていました。

 

ここでは、自己開示と傾聴の練習になります。自分のことを話すこと、人の話に耳を傾けること、そしてどうしても話したくないテーマに対しては、勇気を出してパスをすることなどを意識してもらいました。

 

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

客観的になれる意外なきっかけ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、先週に引き続き、抑うつ的な状態と深く関連のある「考え方のクセ」(自動思考)に焦点を当てて、取り組んでいきました。

「考え方のクセに気が付くことはすんなりできるのだけど、
じゃあ、それをどうしたらいいのかわからない。」

そんなお声をよく耳にします。

本通り、マニュアル通り、にやっているのに … できない。

そんなお声も。

自動思考に気付いた時、その思考と向き合おうとする時に
なかなかうまくいかない皆さんにとっては、意外に想うかもしれない
ちょっとした 「 自分への投げかけ 」 の大切さについて今日は体験していきました。

考え方を柔らかくしていく際に、
まずはジャッジをせずに、客観的に自分を観察することが大切なのですが、

頭ごなしに「ジャッジしない、ジャッジしない」と意識するのではなく、
自然とそのようなモードに入っていきやすくなる方が、ラクですよね。

今日はその大切な 「 投げかけ 」 を実際にしてみた時の感覚を体験を
皆で分かち合っていきました。

また、考え方を広げていく際の「ホント?」の切り出し方を
みなさんのリアルなご質問をもとに、検討していきました。

 

来週は、一旦「思考へのとりくみ」を脇において、
自分のストレス場面全体を見渡してみるワークに取り組みます。

ストレス対処力を育てていくにあたって、
この「見渡し力」は要の中の要!

来週もまた、しっかり取り組んでいきましょう。

★5月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど 復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど ヨガ

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど  認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど 実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

人間関係をこじらせているのは?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

対人関係のなかで、いつも自分が繰り返している、後味の悪いパターンってありませんか?
決まった人や同じような場面で、そうとわかっているのに、つい繰り返してしまうパターン。
望んでもいないのに、どうして繰り返してしまうのでしょう?

もしかしたらそれ、「心理的ゲーム」を習慣的に繰り返してしまっているかもしれません。

隠された目的や心の奥に秘めた思いなどがかかわってくるので、なかなかやっかいなカラクリなのです。

最初は、うーん、どんなことだろう?と、皆さん、もやもや。
でも、具体的なプロセスや、そのからくりがわかってくると、、、

あー、やってる!!! あー、おとといのあれ! あー、ずっと困ってきたあれ!

いつも、当たり前に繰り返していることが多いので、なかなか、自分でも気が付かないのです。
心理的ゲームを繰り返す関係は不毛です。
まずは「ゲームの存在に気づく」ことが第一歩。

後半の卒業発表では、「怒り」に焦点を当てた密度の高いお話をうかがうことができました。
短期間でよくそこまで!と感嘆の声があふれました。
「怒り」ってやっかいなものですが、なくなることもないものです。
自分のことにおきかえて、考えるきっかけも作ってくださいました。

ありがとうございます。