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8つのOKを受け取ろう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
HSP(Highly Sensitive Person/繊細な人、傷つきやすい人)傾向の強い方や、メンタルが落ちてきている時に、
自分自身が出せなくなっているOKに気付いて、縛りをゆるめていきました。

今回のメンバーさん達では全部でいくつ出ますでしょうか。
これから集計していきます。

実際に「~~~してもいい」を書き出してみると、
いままでいかにたくさんのことを自分自身に禁じてきたか自覚できましたね。

書いているだけでも、
そして皆さんからたった1つずつを聞いただけでも
ココロが軽くなったというご感想が多く集まりました。
グループならではの醍醐味だなと感じずにはいられません。1+1=20にも30にも、です。

次回、今回のみなさんの「OK」を1枚にまとまめた皆さんの力作、お渡ししたいと思います。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職後のコンディションや働き方を確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローしていく時間です。

今日は「仕事でミスをして落ち込んでしまった」経験から、ミスを防ぐ方法や気持ちの切り替えについて話し合いました。

みなさんから体験を踏まえて様々な意見が出ました。ミスを防ぐには、

・紙で印刷して見直す

・時間をおいてから再度確認する

・同僚にダブルチェックをお願いする

・提出時に上司に「何回か確認しましたが、もう1度確認をお願いします」と言っておく

自分だけではなく、他者の目でも確認してもらうことが大切です。

また、落ち込み過ぎず気持ちを切り替える方法(考え方)は、

・失敗を数値で見える化する。100個のうち2個のミスなら許容範囲

・人間はミスをするもの、仕方ない

・寝不足や疲れていなかったか体調を振り返る

・上司が確認せず、上にあげてしまった、自分だけの責任ではない

・仕事のミスで自分の価値が否定されるわけではない

・集中が保てるように、定期的に休憩する

・嫌な気分のときは早く寝る

・完璧主義や「べき思考」になっていないか、思い出すアイテムを机上に置いておく

など、自分を責めて否定的になってしまう思考から抜け出す方法がたくさん提案されました。

その他、女性同士の人間関係、昼休みや余暇の過ごし方について、解決方法や実体験を語り合いました。

みなさんからの感想は、

・1人で考えても案が出てこないので、みなさんの意見が聞けて良かった

・自社では当たり前のことが他社ではそうでないことに気づいた

・仕事の評価は仕事だけの評価であって、自分の価値が下がるわけではない、自分が否定されたわけではないという言葉に勇気をもらった

・完璧主義や「ねばならない」になっていないか自分に問いかけてくれるアイテムを準備したい

などでした。

日頃抱いている疑問や不安は、みなさん同様に感じていることです。みなさんで、健康に長く働き続けられるように意見を出し合いましょう。

自律訓練法☆皆の情報を集めよう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中は、自律神経(交感神経と副交感神経)について学んだあと、自律訓練法の実践を通し、自己暗示がもたらす効果について考えていきました。

自律訓練法は、決まった言葉(公式)を唱えながら、緊張をとりのぞいて心身をリラックス状態にしていくものです。

慣れてくると、リラックスしたい時に、サッと短時間で集中できるようになります。

また、適度なリラックス状態を体験することで、自律神経のバランスも整いやすくなります。

「本当に手があたたかく感じた」「実践したら眠くなったので寝る前にやってみたい」などの感想がありました。

 

午後の実践チームワーク「皆の情報を集めよう」では、あるテーマパークに関する情報を各人が持ち寄り、テーマパーク全体の情報をまとめて明らかにしていくという作業を行いました。

 

断片的な情報をそれぞれが持っているため、言葉のパズルのような感覚です。

こうした曖昧なものを明らかにしていく過程で、ある人は書記、ある人はまとめ役など自然的に役割分担ができていたように思います。

また、このような話し合いの際には、自身のコミュニケーションのあり方を振り返ってもらえればと思います。

 

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

動けなくする「ブロック」を溶かす

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
問題が解決していく方向へココロもカラダも行動も向いていかない
解決を阻む思考の落とし穴 … ブロック/壁/トラップ(罠)のありかを見つめていきました。

問題だな~と思っていることを何とかしようといつも思っているものの
全然上手くいかない。改善に動いていけない …

そんな状況の中には、
さまざまなブロックが無自覚にたくさん潜んでいたりします。

本日も最初に「 問題解決法 」のワークシートをしながら、
その場でリアルに湧き上がったブロックをそれぞれメモに残した後で、
デモンストレーションをして、
明晰化、目標の作り方、手段の出し方等、細かなコツを皆さんと共有しました。

★客観的に他の人のケースを見せてもらいながら、
「ココをこうして書けると、更に効果的だね☆」なポイントを示してもらえると
ああ、ホントだ、自分もできてるつもりだったけど、同じように抜けてたな、と気付けた。

★ただ聞いてるだけじゃなくて、
実際にリアルなケースを(デモで)見る・自分でもやってみると、
プリントで「大切だよ」と言われた事が
どうして大切なのかが身をもって感じることができた。

などなど、今日は皆さんからのコメントだけでとても為になる小冊子が1冊作れそうな
深い気付きの数々でした。

また、
みなさんから事前に集めておいたブロックについて
1つ1つ具体的に対処法、意識の広げ方を検討していきましたが

こちらも小冊子レベルで濃密な気付きの数々が集まりました。

それもそのはず。

コレができなくて
コレにはまって

いままで動けなかったり、ちっとも解決できなかったりして、苦しかったのですものね。

ブロック、というと悪者のように聞こえますが、
実はそれらこそが、本当に動いていけるようになる「宝の扉」。
来週も引き続き、リストを元に皆で向き合っていきますよ。

これからの自分に向けて
何の役にも立たなかった「 自分の中の当たり前 」、心地よく解放させてあげましょう!

「もやもや」の言い分

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は「感情」をテーマに取り組んでいます。
今日は、私たちが日頃から悩まされやすい「不安」をテーマにしました。

「不安」とよく似た感じでうけとめられる感情に「恐れ」があると思います。
どちらもつらい感情ですが、人間にとってどうしても生まれてしまう根源的な感情のひとつです。

まずは、自分が不安を感じたときの経験から、どんな反応をしていたかじっくり振り返りました。
この不安のサインに気づくこと。不安に向き合うために、まず最初のステップです。
自分のこころのようすに「不安」という名前がつけられなくても、
このような体の反応や頭のなかをぐるぐるする考えをサインにして、つかまえることもできます。

その「不安」の向こうには何があるでしょうか?
強い不安が落ち着いたら、少しじっくり考えてみませんか。
性格や考え方のくせだと思っていたものが、やむを得ない反応だったのだと理解することもできるでしょう。
「不安」が教えてくれていることは何か、これがわかれば、予測できないものではなくなりますね。

感情はつきあい方を工夫していけば、自分が本当に感じていることや望んでいることを教えてくれます。
まずは無視しないで、ああ、あるんだなと存在をうけとめてみてください。
一度、自分から取り出して、いろんな角度から眺めてみれば、つきあいかたもみえてくることでしょう。

気にしすぎ・傷つきやすさ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
気にしすぎてしまう・傷つきやすい傾向について向き合っていきました。

HSP(Highly Sensitive Person/気にしすぎ・繊細な人)として言われている特徴の数々は、
なにもHSPさんだけでなく、様々な要因から現れてきます。

そしてそれぞれの特徴は、更にメンタルを痛ませていく、数珠のように疲れを連鎖させていく …
しんどいですよね。
本日は、今の自分がそれらの特徴に無意識にハマっていないか、確認していきました。

とても繊細な状態は、決して悪いことでも、間違っていることでもありません。
ただ、自分を守ってあげること・ケアしてあげること・環境を工夫してあげること等は
とても大切でしたね。

無自覚に自分が頑張りすぎているモードに入っていることに気付き、
自分自身のことばでストップをかけてあげる。
本日はそんなことも意識した1日でした。

来週・再来週は更に具体的に下げ止まっていくには
どんなことを意識していけるといいか、検討していきましょう。

そのとき何が?-ストレス経験の振り返り

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

3月の月曜日は、復職や社会復帰へ向けて「リハビリのポイント」を考えています!
体調を崩した経緯も人それぞれ、もどる職場も、望んでいる自分もそれぞれ。
となると、リハビリして備えておきたいポイントも、人それぞれです。

今日は、そのなかでも大事なポイントの一つ、自分の休職経緯を振り返ってみました。

体調を崩した経緯やおかれている状況は人それぞれ。
当然、ストレスの原因になったことも、みな違います。
ストレス経験を振り返ることで、自分にとって何がストレッサーとして大きかったのかを知り、再発予防に役立てることができます。

実際には、ある一つの出来事だけが、ストレスを生んでいたわけではないのかもしれません。
仕事だけでなく、プライベートの状況、大きな出来事、日々の環境など、様々なストレスは足し算になって効いてきます。
すこし手間はかかりますが、全体を振り返ることで、新しい視点がもてるようになります。

辛い経験を思いだす作業なので、正直、とってもしんどいのです!
それでも、皆さん真剣です。無言でワークシートをどんどん埋めていきました。
辛いけど、自分がストレスに強くなるためだと思って、頑張って取り組んでくださった方もいます。
振り返ってみることは十分できたけど、さて、どうやったら対処できるかは、まだなかなか思いつかないという人もいます。
書き出してスッキリした。客観的にみてみると、結構大変だったな、自分。

それほどハードなワークを達成できたこと、そしてつらい経験を振り返ることができたことで、今日のところは十分です。
その一方、振り返るだけでハードだったということは、客観的に振り返り、冷静に対処できるようになるには、もう少し時間が必要ということかもしれません。
少しずつ、自分のリソースをふやしながら、リハビリを進めていきましょう。

最後に、グループで振り返りをしたとき、皆さんの力がふと抜け、堰を切ったように言葉があふれていたのが印象に残りました。

さて次回(さ来週)は、働くモチベーションのありかを探してみましょう!
働いてきて、辛いことばっかりでしたか? そういうわけじゃないんじゃないかな?
自分にとって、働く意欲につながったこと、探してみましょう。

月に1度の「なんでもトーク」

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

本日は月に1度開催の「なんでもトーク」を実施しました。
年度末の3月、みなさんこの時期ならではの想いもいろいろありましたね。

切り替えの時期だからこそ、振り返ってみたり、
自分の軸をもう一度見つめてみたり。

普段のようなプログラムありきではない、
本当にどんな話題でもアリの自由なアプローチだからこそ
逆にスーーーーーーーっと沁み込むものも、
すぐに役立てられるようなこともありました。

これからの1か月は三寒四温を繰り返すうちに本格的に季節がうつっていくますね。
私達も、自分の中の三寒四温、大切に扱っていきましょう。

効果的な人への頼み方☆公園をつくろう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の「復職支援」では効果的な人への頼み方について学びました。

職場では、業務を進めていく際に、人に頼み事をしないといけない場面が多く出てきます。

でも、人に頼み事をすることに多くの人が抵抗感をおぼえますよね。

そこで、頼み事をする側にも受ける側にも多くのメリットがあることを振り返り、「気まずさ」は本当なのだろうか?そこから考えていきました。

実は、思っている以上に人は親切にしたいものだということが見えてきます。

互いの認知の落差に気づき、双方にとってより良いコミュニケーションとは何かを学びました。

「頼む時の苦痛が軽減した」「頼む相手にもメリットがあることがわかった」などの感想がありました。

 

 

午後の実践チームワークでは「公園を設計する」というお題でチームに分かれました。

近隣の地域住民(スポーツ好きな大学生、子育てサークルの方、美化活動をしている市民など)になりきってもらい、それぞれが希望の公園を主張します。

その意見を踏まえ、皆でより良い公園をつくるのですが、ここで多数決は採用しません。

皆が納得するまで話し合いで決めていきます。

最後にチームごとにできた公園を発表しました。

 

真剣に話し合う姿の合間に笑い声もあり、和気あいあいとした、心地のいい空間ができました。

皆で協力して何かを作ることの楽しさ、そして、相手を尊重しつつ自分の考えも伝える、アサーティブな様子がみられました。

こうしたグループワークを通じて話し合うことの大切さ、チームワークの大切さを実感してもらえたと思います。

 

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

問題を解決していく「いまできるちから」

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<認知行動療法>では、行動に焦点を当てて取り組んでいます。
今週は問題解決に向けての認知を整えていきました。

どんなに「こんな風にやっていきますよ~」「これがコツですよ~」と知ったところで、
そもそも認知やモード、考え方が「解決していこう」というスイッチONとなっていなければ
アクセルを踏んでいるもう片方の足で、それ以上に、人によっては全力でブレーキをかけているようなもの。

それでなくても、問題だな、ストレスだな、と感じることは快適ではないのに、
更に苦しい・更につらい を上乗せして作っていってしまいます。

本日はストレス対処能力が高い人の思考をモデルとして
自分自身にそれぞれの観点からメッセージを送っていきました。

またスイッチONさせるパワーワードにはどんなものがあるかも
皆で集めていきました。

それらの共通点を検討していくと、
どんなことが足かせに実はなっているかが見えてきましたね。

自分を動かそうと思っているその思考そのものが
実は動かなくさせている要素を大いに含んでいたりして。

次回は、ブロックになっている想いを溶かしていく作業をしていきましょう。
ホンネの「ぶーたれ」の中にこそ 本当に動いていける宝の種が眠っています。

リアルなぶーたれを吐き出し合って、
リアルに動ける感覚を育てていきましょう。