ブログ

CBT*大切な「気づく」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、ストレスを感じた時、どんなことを考えてどんな感情が湧いたのか
しっかり気づいていくことの大切さを分かち合いました。

「自分のことだから分かってるに決まってる」

そう思いますよね。自然なことです。

ですが実際にストレスを感じた場面を輪切りにして、
客観的に自分が感じた事、その直前に頭に浮かんだことを思い出してじっくり書き出してみると

出てくるわ、出てくるわ、
1つだと思い込んでいた感情が、いくつも、いくつも。
「こう思ってた」とばかり思っていたのに、
あんな考えも、こんな考えも、実は湧いていたんだな、と改めて気づいていきます。

そして、一番不快のもとになっていたのが
意外や意外、「こうだ」と印象(記憶)に残っていた感情や考えではなかった…
なんて発見があった方もいらっしゃいましたね。

あいまいになっていたその中に、ストレスを維持する・次のストレスに繋がってしまう種がばら撒かれていることが往々にしてあったりします。

これを書き出して客観的に眺めただけでもスッキリした、自分のモヤモヤを納得した。
というお声もありました。

次回は、ストレスを感じた時に湧いていた
あんな考え、こんな考えの中に、
抑うつにとても関連の深い「考え方のくせ」がそ~っと紛れ込んでいないか
自分で見つけていけるように、取り組んでいきましょう。

対人関係をめぐる役割と期待

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

水曜日は、対人関係やコミュニケーションについて取り上げています。
職場でも、プライベートでも、対人関係やコミュニケーションはストレスの種になることが多いのではないでしょうか?

今月は、コミュニケーションで行き違いを生まないためにできることを考えています。
そのなかで今日は、「役割期待」をキーワードに、自分の身のまわりの人達との関係を考えてみました。

それぞれの対人関係を振りかえると、いろんな人とのかかわりをもって暮らしていることに気づきます。
距離感の違いで、身の回りの人達との関係が違うでしょうか?
職場の人達との関係、親しい人たちとの関係、区別できているでしょうか?

私たちは、どんな人たちに対しても、役割を期待しています。
当然、相手も、私たちに対して、役割を期待しています。
その役割がどんなことか、何を期待しているのかは、自分しか、あるいは、相手しかわからないことです。
この、お互いへの役割の期待にずれが生まれると、対人関係での行き違いが生まれることになります。

ズレを生みにくいコミュニケーションをするには、やはり、きちんと「伝える」、きちんと「きく」ことが大事そうですね。

来週は、この「話す」と「きく」を考えます。
基本中の基本だけど、改めてポイントをおさえてみると、どうでしょうか?
日頃の自分のくせ、見直してみましょう!

もう片側の「わたし」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では「リフレーミング」に取り組みました。

「コップ半分の水」を「半分も」と思うか「半分しか」と思うか。
このお話はきっとどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

お話は知っていても、「じゃあ、どうやってそのセンスを自分自身に使っていくの?」
本日はその実践的な感覚を養っていきました。

私ってこうだよな~ とネガティブに定義していることも
枠(フレーム)を変えてみてみると、違った意味付けや価値があることにたくさん気付いていけましたね。

「どちらか」にしか注目ができずに、ずっとつらい想いばかりを感じてきた。
その脱出の大切な第一歩を踏み出せた方も本日は複数いらっしゃったご様子でした。

 

ネットで知ってはいたけど1人ではできなかったのに
皆と一緒にワークしたから気付けたし、受け取れた。
そんなお声も複数戴き、そうだよね、そうだよね、と頷いておりました。

来週も引き続きリフレーミングです。
ストレス対処能力の土台でもあるスキルを、自分のペースで皆と共に身につけていきましょうね。

再発予防-繰り返さないために

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

5月の月曜日は、復職準備として「再発予防」のためにできること考えています。
今日は、シグナルとメンテナンスをキーワードにして、ストレスケアについて考えてみました。

とにもかくにも、まず自分のコンディションを意識すること!これがセルフケアのスタートです。
いつもの感じ、落ちている感じ、上がりすぎている感じ、それぞれどんな状態でしょう?

リワークでは、毎日、各自が来た時と帰りのコンディションをチェックしています。
その積み重ねが「日頃の自分」「いつもの自分」を感じることにつながり、
そのいつもの自分とちょっと違うサインへの感度を高めることになるのです。

後半は、ストレスケアの道具箱を増やそう!ということで、模造紙に落書きしながらアイディアをだしあいました。
自分がストレス対処と思っていたことが、意外と偏ったものだったと気づいたり、
自分ではそう思ってなかったけど、十分、ストレス対処になっていたり。

やはり、人と話してみると、視点が広がりますね。
ストレスケアの道具箱は目標100!と言われています。
できるできない、得意不得意、それはあって当たり前。
どんどん人のアイディアをもらって、道具箱をいっぱいにしておきましょう。

今日は、みんなと話して疲れもしたけど、ストレス発散になった気がする!という方々がたくさん。
また、発見!しました。

次回は、ストレスマネジメントのもう一つの視点「サポート」について考えていきましょう。
復職へ向けて、意識しておきたいポイントも整理します。

月に1度のなんでもトーク

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は月に1度実施している「なんでもトーク」で
今の自分自身のテーマを分かち合いました。

本日もさまざまな分野のテーマがでましたね。
普段気になっているのだけどなかなか言葉にできない質問など、
実用的なことから、ココロの持ち方などの深いところまで、
いつものことではありますが2時間本当にあっという間です。3時間欲しいですよね、本当に。

みなさんのご感想の中で
本日一番キャッチーなフレーズはどうやら
「 リワークはココロの留学 」
だったようです。

この留学経験の中で何か1つでも残ったものが
一生使える・一生支えるのココロの宝になっていけたら何よりです。

 

「なんでもとーく」は最初にプログラムテーマありきのものではないので、
リアルなお話の中に今まで学んできたことをどう実際に活かしていくかが分かり
総合的な理解へと育ちますね。

また、いつものことではありますが

「 忘れて掛けていた大事なことを思い出せた 」

このご感想を戴く度に、

「また1か月、いろいろな経験を過ごしていこうね 」と 思う筆者でした。

次回は6月11日(土)実施です。

ビジネスマナー★カラー心理

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックの5月13日(金)のリワーク報告です。
遅くなり申し訳ありません。

今日の午前中のリワークテーマは『話し方・聞き方』です。
あらゆるビジネスシーンで気を付けたいのが言葉。
より丁寧な話し方や聞き方にはどのようなものがあり、失礼にならない対応を皆と検討しつつ、一般的な言い回しについて学びました。

午後は自身が選んだカラーと今の気持ちや考えを照らし合わせることで気づきが促進されます。
選んだカラーは絶対的な意味を持つものではなく、あくまでも今日の参考として心にとめておくものです。
選んだカラーが自分の気持ちと合致していたという方もいれば、ピンとこなかった、という人もいます。一番大事なことは、その色をきっかけにして振り返ってみたり、自己洞察してみたりして次のきっかけにつなげることです。

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

認知行動療法シリーズスタート

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

毎週木曜日の<認知行動療法>は、本日から4ヵ月シリーズが始まりました。
初回の本日は、基本モデルをご紹介しながら、
「ストレスを感じている時にどんなことが起っているのか?」を客観的に俯瞰する感覚をまず養っていきました。

認知行動療法は、ストレス対処能力アップに繋がる一生モノのスキルです。

5月 … 基本の部分
6月 … 考え方・捉え方を広げる柔らかくする
7月 … 問題に取り組めるちから(行動)
8月 … ストレスを上手く泳がせていけるちから
の流れで進めていく予定です。

シリーズにはなっていますが、スポット参加でも大丈夫です。
1回ごとに「これをちょっと意識してみよう」を仕入れて、ちょっとずつちょっとずつ
自分の意識に楽になっていくヒントを入れていけるといいですね。

GWが明けて心機一転☆
いままでの自分から これからの自分へ。

考え方、捉え方、思わずとってた行動 …
今までの苦しかった自分のあり方から解放されていく糸口をつかんで育てていきましょう。

コミュニケーション-そもそもの話

こんにちは。
南浦和クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日、コミュニケーションのテーマは、「そもそもの話」です。
そもそも、私たちはなんのためにコミュニケーションするのでしょうか。
そのあたりから、じっくり考えてみる一か月にしたいと思います。

そこで今日は、「コミュニケーション」って何だろう?という、基本的なことをとりあげました。
「コミュニケーションできた」というのは、どういう状態だと思いますか?
参加者の方からは「相手に納得してもらえる」「自分の伝えたいことが伝わっている」などの意見がありました。
じゃあ、自分のコミュニケーションの癖はありますか?
伝えられたいことが伝えられない、聞き役になってしまう、一方的に伝えてしまうなどなど、たくさんでてきました。

どうやら、相手と自分の両方がいてなりたつことは十分意識できているけど、なかなか、日ごろは難しいのが実際のようです。

後半は、それを確認する実験!をワークでやってみました。
同じ情報を聞いているのに、それぞれが表現したことはまったく違っていました。
ここまで違うとは、驚きましたね!

お互いの枠組みがこんなに違うのかー。ならば、どうしたら共有できるでしょうか?。
見える形にすると、ミス・コミュニケーションは歴然。
日常では、これが頭の中だけで続いているということなのです!

そりゃ、わかりあえないことの方が多いかもしれませんね。

いろいろ考えることが多かったプログラムでしたね。
次回は、コミュニケーションの行き違いを生む、もう一つの大事な背景。
身近な対人関係を見直して、役割と期待について考えていきましょう。

ココロの貯金箱

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、「ココロの貯金箱」と題して
ココロの栄養になるものをちゃんと摂っているか、ちゃんと貯めているかを皆で確認していきました。

私達は体を動かすために口から食べ物を摂取しますね。
いろいろな栄養素があり、それぞれの働きをしてくれる。1週間何にも食べずになんていられない。
それと同じように、私達が動いていく為には物理的な栄養だけでなく、メンタルの栄養もとても大切です。

今日はどうしてメンタルがきつくなってくると、
・大きなプラスでないとダメだと思ってしまうようになるのか
・ポジティブな言葉が入ってこないでネガティブな言葉ばかりに反応してしまうのか
・悲観的になってしまうのか
などなど、カラクリをお伝えし、今までの自分自身の様子も振り返ることができましたね。

また、今までどうしてなかなか回復できなかったのかに
気が付かれた方も多かったようでした。

「ソレ」を
馬鹿にしていた。
甘えだと思っていた。
くだらないと思っていた。
そんなことやったって … と思っていた。
ソレなしで頑張ることが 大人/優秀/立派 なのだと思っていた。

いろいろな勘違いも発覚しましたね。
人生のどこかでたまたま自分を苦しくさせる概念に
まるでS字フックのようにひっかかっちゃう・ひっかけられちゃう環境に遭遇することはよくあること。
つらいのは、苦しいシステムに「ひっかかったまま」でいること。

今日は 「 いままでやってこなかった 」 のお声が本当に多かったです。

ココロの貯金箱に、どんどん、どんどん、貯めていきましょうね。

土曜講座 アンガーマネジメント①

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」はアンガーマネジメントの1回目で、怒りとは何か、怒りのメカニズムを学びました。

怒りは人間にとって自然な感情であり、心と身体を守るための防衛反応です。

しかし、上手に対処できないと人間関係を壊したり、仕事に支障をきたしたり、健康を害してしまいます。

アンガーマネジメントとは、怒りをコントロールして我慢するのが目的ではなく、怒る必要があるときに適切な怒り方をする、怒らなくていいことには怒らないですむことを目指すプログラムです。

人はなぜ怒るのでしょうか?

怒りは二次感情であり、怒りの裏側には、悲しい、つらい、寂しい、悔しい、不安、心配といった一次感情が潜んでいます。強い怒りに惑わされず、本来感じた気持ちは何なのか目を向けましょう。

また、怒りは相手に「こうあってほしい」、「こうあるべきだ」という願望や期待がそうならなかったときに生まれます。自分の価値観を、相手も同じように持っているとは限らないことに気づき、相手の考えにも意識が向けられると、怒る必要がないときに怒らないで済みます。

ワークでは、自分の持っている「べき思考」によって、どこまでは許せる範囲か、どの境界線を越えたら怒るのか考えました。少し考え方を緩めて「まあ許せる」範囲を広げると、イライラやストレスが減ることを確認しました。待ち合わせ時間や、LINEの返信速度について話してみると、それぞれの価値観があり、違いを知ることで怒りを回避できることがわかりました。

みなさんからの感想は、

・参加者の意見を聞いて、怒りを感じるポイント、レベルは人それぞれだと分かり面白かった

・自分の価値観を他人に強要できないと思った

・怒りの裏に一次感情があることに気づいていなかったので、怒りの根元を自分なりに分析してみたい

・境界線を相手に丁寧に伝えることが大切だとわかった

などでした。

来月は、アンガーマネジメントの2回目で、すぐに効く対処法と、じわじわ効く対処法を予定しています。興味のある方は、ぜひご参加ください。

   ➡