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感情をモニタリングしてみよう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日、感情について考えています。
今日の前半は、「怒り」を取り上げました。

「アンガー・マネジメント」聞いたことがあるでしょうか?
どの感情も大切な物なのですが、怒りは特に強いエネルギーを生みます。
なので、マネジメントの仕方=取扱い方を練習する必要があります。

人それぞれ、大切にしていることが違うので、実は、怒りポイントは人それぞれです。
今日も、ルール、自分の時間、領域、、、いろいろな「大切にしていること」を脅かされたケースがあがりました。
怒りの背景には、実は「自分ルール」がある場合が多いものです。
今日も、そんな「自分ルール」に気がついた方々がいらっしゃいました。

もしそのルールが、自分を苦しめているとしたらどうでしょうか?
大切ではあるけれど、少し見直してみた方が良いかもしれない。
そのためには、自分を落ち着いて観察することが役に立ちそうです。

後半は、そんな「セルフモニタリング」のツールとなる「感情ノート」をつけてみました。

自分の頭のなかにいっぱいにひろがっていること、こんがらがってよくわからなくなっていること。
頭の中に置いたままでは、落ち着いて広げてみることができません。
それを「感情ノート」に書き出して、一度外に出してみると、、、
「きっかけ」と「受け止め方」を、意外と区別できていないことに気づいた。
思っていたよりも、いろいろな思いや感情があることに気づいた。
感情を入口にすると、振り返りがしやすいと感じた。
面倒だなと思っていたけれど、実際に書き出してみると、意外とスッキリできるものだとか。

他者視点をもてるようになると、自分に向ける言葉も変わってきそうです。
私たちは意外と、「ある事実」を「こう感じる」と、この2つをセットにして自動運転させておくことが多いものです。
なぜかって、その方が楽だから。あれこれ考えたり、吟味せず、そういうこと、と結論がつけられるから。

ただ、その自動運転のせいで、苦しくなっているのであれば、少し距離を取って観察してみると、楽な方法が見つかるかもしれません。
そのためのツール、感情ノート、しばらくつけてみませんか?

感情のテーマ、まだまだ来月に続きます。
次回(9/7)は、自分を苦しめることが多い「恥」や「罪悪感」について考えていきましょう。

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