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1月の振り返りと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、1月最後の月曜日。2023年最初の、月間振り返りをしました。
今日はこじんまりとしたグループになったので、久しぶりに全員でシェアの時間をもってみました。
お互いの話に興味をもって話題が広がったり、少し違った方向に展開したり、笑ったり、感心したり。
お話の仕方にも話題の選び方にも個性がでて、楽しい時間になりました。

皆さんが1つ1つ、実際に行動してみた実感が、いろいろなかたちでシェアされるのがこの振り返りの時間です。
毎月感じることではあるのですが、試行錯誤がそれぞれの蓄積になり、それがまた皆さんに広がっていくのがわかります。

後半は個別フォローアップでした。
自分が考えていること、困っていること、なんだかまとまらないこと。
誰かを目の前にして言葉にするだけで、絡まった糸が少しずつほどけてくる感触があるようです。
話題は決まっていなくても、話がまとまっていなくても大丈夫。
気軽に利用してください。

今月の月曜日は、来週から、みなさん自身の再発予防策をみつけましょう!
人それぞれ、ストレスの原因も違うように、繰り返さないためにできること、したいことも違うでしょう。
やってみて、ちょっとでも効果があればまたやってみればいいし、効果がなければ別のことをすればよいのです。
工夫の引き出しは多ければ多いほど!
ゆっくりレパートリーを増やしていきましょう。

どんなトラブルも1つのスパイス・ドラマセラピー

今日のドラマセラピーは、「Hero’s Journey(ヒーローの旅)」というテーマで行いました。

いつものようにジェスチャーゲームや、イメージを使って体を動かしながら全員で遊んだ後、参加者の皆さんに以下の4つを考えてもらい、それぞれの物語を作っていただきました。

(1)主人公はどんな人か?

(2)主人公が目指している場所はどこか?

(3)主人公が出会うトラブルや悪役は誰か(何か)?

(4)主人公を助けてくれるのは誰か?(何か)?

 

そして、それぞれの物語をドラマ化してきました。

自分の話の主人公を自分がやる必要はなく、「私は自分の物語の悪役をやりたい」と思ったら、それでOK!それぞれが自分の物語の配役を、グループのメンバーに振り分けながら物語を進めていきました。

・スイスを目指して旅立った男性が、スリにお金を取られて困り果ててしまう話

・日本の動物園にいる幼いパンダが、故郷を目指す途中で密猟に遭ってしまう話

・火星を目指した宇宙船がエンジントラブルを起こして、大ピンチに陥る話

 

などなど、、、

それは個性豊かな物語ばかり!

ドラマセラピーは初体験という参加者の方もいましたが、皆さんから出てくるアドリブに大笑いされたりしながら、ドラマを楽しまれていました。

 

 

ハプニングやトラブル、悪役、、、というと「嫌だな」「あんまりあいたくないな」という心理が働いてしまうのが人間ですよね。

でも、ハプニングやトラブルがあるからこそ、「今、一体何が一番大事だろう?」と考える機会が私たちに与えられるわけです。忘れられない出来事って、必ず何らかの学びがあるのではないでしょうか?

そして、それらを単に「嫌なもの」としてだけ捉えるのではなく、自分の人生の旅路の1つのスパイスだと捉えてみるのはどうでしょう?

どんなヒーローもののドラマも、主人公はトラブルや困難に出会いますよね。

そして、悩みながらも、それらを乗り越えて成長していくからこそ、胸に残るわけです。

 

 

私たち一人一人が、私たちの人生の主人公=ヒーローです。

いろんな凸凹に出会いながら、たまに涙も経験しながら、時々カッコ悪いかもしれないけれど、
それでも前を見て進んでいきたいと願っている、、、その思いがあればヒーローの旅は必ず進んでいくはずです。

2023年、私たち一人ひとりの旅は始まったばかりですね。

ドラマセラピーでの体験が、皆さんの旅路を応援するきっかけになれたら幸いです。

そして、皆様の旅路を心から応援しています。

 

しあわせ体質になろう★社員旅行を計画しよう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークは『しあわせ体質になろう』です。

自分の口癖で思考が軽やかになっていくこと、日々の小さなしあわせに気づくこと、不幸だと思われる出来事を不幸のまま放置しないことなど、いくつかのポイントについて振り返ってみました。

日々の小さなしあわせ探しでは、「発見した幸せをシェアした時に笑顔になった」「人からの親切に遠慮せず受け取れるようになりたい」「身の回りの幸せを書き出して気持ちが楽になった」などの感想がありました。

 

午後のグループワーク「社員旅行を計画しよう」では、予算や配慮の必要な社員などのことも踏まえ、一泊二日の旅行を計画してもらいました。

お金の計算、時間の計算、配慮事項などなど、考えることは多くありましたが、どのグループもほぼ時間通りに話し合いを終えて発表することができました。

 

廃校になった小学校を宿泊施設に選び運動会や肝試しなどを組み込んだ旅行を企画したグループ、普段から会社関係で疲れていることを踏まえ、あえて自由時間を多くとって温泉で体を休めることにしたグループ、それぞれ予算内計画することができました。

 

こうしたグループワークの話し合いで自身のコミュニケーションのあり方を振り返る材料にしていただければと思います。

 

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

うつ病治療のゴールと治療期間について

皆様こんにちは。南浦和駅前町田クリニックです。

今回は寛解した際の薬物の維持療法について考えてみたいと思います。治療が進んできた時に皆様からよくいただくご質問の1つとして、「症状がだいぶよくなってきてそろそろ職場復帰も考え始めたのですが、治療はいつまで継続するのですか?」というものがあります。

さてうつ病の薬物療法の観点からは、初発エピソードの方は寛解してから少なくとも半年程度は完全寛解に達した時と同じ用量で維持するべきということが言われており、これは再発に関する様々なエビデンスを元に作られた世界標準です。

うつ病の治療目標は寛解を維持して元通りの機能レベルを保つことですが、初回のうつ病エピソードの再発率はおおよそ50%から85%位と比較的高く、再発の回数を重ねるほど完全寛解に到達しにくくなる(完全に治らず症状が一部残ってしまう)ことが知られていますので、「いかに再発を防ぐか」に主眼をおくことが人生の質を高めると考えられます。

「少なくとも半年継続」と聞くと皆様の中には「思っていたより長いなあ。どうしてそんなに長い期間服用しなければいけないの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。それにはうつ病が高血圧や糖尿病のような多因子遺伝の慢性疾患であることや、抗うつ剤が人の体の中で何段階もの作用機序を介してゆっくり効果を出すこと、環境調整や生活行動習慣を改善するのに時間がかかること、等も関係していると考えられます。早く薬をやめたい、とつい気持ちがせいてしまうこともあるかと思いますが、減薬については主治医と相談しながら計画的に行っていきましょう。

ストレス全体を見渡す

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では
ストレスを感じている時の全体像を見渡してみました。

出来事や状況のどんなポイントに反応しているの?
その時、どう感じたの?
感じた直前に、どんなことが頭に浮かんだの?
感覚(身体)的にどんな反応が出てきた?
その時思わずとっている自分のふるまいや行動は?

・・・だけでなく
「全体像」というからには、これら以外にも見渡せるポイントがありましたね。

改めて文字にして自分の中から出してみると
分かっていたつもりだったのに、いやいや、こんなに新たに気付いちゃったよ!
そんなお声も多かったです。

自分のパターンであればあるほど、
空気のように自然・当然となってしまっています。
「その反応」がストレスの維持の要因になっていることも少なくありません。

本日の「ああ、これか!」の気付きがこれからの自分を守る大切な糧となっていきますように☆

★1月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど
復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど
自己洞察ワークソーシャルスキルアップヨガ

水曜: 認知行動療法・個別プログラムなど
認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

木曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど
コミュニケーション

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど
実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

★1月30日午後の卒業発表はありません★

リワークプログラムよりご案内です。

1月30日(月)の午後は、卒業発表は行いません。
午後のプログラムは個別フォローアップだけになります。

よろしくお願いします。

不安と恐れ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は「感情」をテーマにしています。
今日は、日ごろから感じている方も多いのでは?と思う「不安」と「恐れ」をテーマにしました。

どちらもつらい感情ですが、人間にとってどうしても生まれてしまう根源的な感情のひとつです。

自分が不安を感じたときの経験から、どんな反応をしていたかじっくり振り返りました。
そうすると、どんな状況で不安を感じたか、そして、どんな反応をしていたのかなど、様々なことに気づきました。
この自分なりのサインに気づくこと。そのサインから、ああ、自分は今、不安を感じていると気づくこと。
これが、まず最初のステップです。

リハビリ中の皆さんは、まさしく今、いろいろな不安を抱えています。
その相手(不安や恐れ)を知らなければ、どうやってつきあっていったらわからなくて当然ですよね。

今日は特に、あー、あてはまるー、、、、あー、自分やってるー、、、という方が多い回でした。
そりゃそうなんです。
不安は、いつも、私たちのそばにあるもの。
なくなることもあまり期待できないので、付き合い方、が大事になるんですね。

来月になりますが、一周挟んで次回、「怒り」について考えてみましょう。
これも、扱い方に四苦八苦している方がいらっしゃるかもしれませんね。

人と比べてつらい

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
人と比べてつらい・・・劣等感について取り組んでいきました。

自分で何をどう定義して設定しているのだろう?
ずれた中で感情に振り回されてしまうと、ますます辛くなってしまう状況を振り返り
今までハマっていたポイントが明確になって愕然とした方も多かったご様子でした。

劣等感ってどんなところから生まれるの?
源に気づくことによって、自分自身の方向性に気付けた方もいらっしゃって何よりです。

軸のありか、着目していきましょうね。

「持続可能な働き方」をめざして

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

1月の月曜日は、キャリアをテーマに考えています。
特に今月は、いくつかのチャートやワークをやりながら、これまでの働き方、これからの働き方について考えていきました。

今日は、前半と後半で2つのワークに取り組みました。
前半は、RIASECの六角形モデルを使って、興味や関心をキャリアとつなげて考えてみました。
今の仕事を考えると興味があるといいきれないなぁという方も多かったのですが、意外とこれまでのキャリアって、興味の方向性はあったんだ、という側面もみつかったようです。
興味の方向性が対極にあるように見えても、なんだか広がりすぎているように見えても、それはそれ。
自分なりに、これまでの経験と照らして振り返ってみると、ああ、そういうことで今の仕事なんだ、と納得した方もいたようです。

後半は、ライフキャリアレインボーを描いて、自分が担っている役割とバランスのとり方について考えてみました。
今まで、自分がすべての役割に100%で取り組もうとしていたことに気づいた
思ったより、人生の残り時間って少ない
職業人としての割合が高くて驚いた
いろいろな視点があったようですが、小グループでのシェアをゆっくりして、新しい視点にも気づくことができました。

来月は、リハビリの大切なポイントの一つ、再発予防について考えていきます。
これまで、様々な視点で見直してきた働き方、仕事のマッチングなどを材料にして、具体的な対策を考えていきましょう!