ADHD(注意欠陥多動性障害)の併存症について
2024年12月05日
ADHD(注意欠陥多動性障害)の併存症について
みなさん、こんにちは。さいたま市の南浦和駅から徒歩1分の
心療内科・精神科の南浦和駅前町田クリニックです。
今日は、ADHD(注意欠陥多動性障害)の併存症について、考えてみたいと思います。
精神科の病気は、「不安障害」と「うつ病」、「双極性障害」と「ADHD」など、
一人の方が2つ以上の疾患を持つことが比較的多いことがわかっています。
ADHDの方についてみてみても同様で、ADHDだけでなく、「ASD」「不安障害」
「睡眠障害」「うつ病」「双極性障害」などと合併することがよくあります。
例えばADHDと「双極性障害」を例にとると、双極性障害の症状である
<高揚感、多弁、過活動、不注意、集中困難、衝動性>などは、
いずれもADHDの症状とよく似ていて、一見すると区別が難しいこともあります。
そういうときは、幼少時からの生活歴や、ご家族・先生・友人から指摘されたこと、
時間経過による症状の推移、なども考慮して総合的に慎重に診断し、
最も困っている事柄の改善を優先させて、治療方針をたてていきます。
当院では、ADHDやADHDに併存するお悩みのご相談も受け付けております。
お一人で悩まずにぜひお気軽にご相談くださいね。
カテゴリ:Dr'sコラム