見方を変えること、ラショナルビリーフの確認
2017年07月14日
本日のデイケア。
まずは、「あるなしクイズ」を行いました。
答えを当てようと必死で法則を考えたり、見方を変えたり、なかなか答えが分からないとイライラしたり・・・もっと「あるなしクイズをやりたい」との意見により、急遽2問追加!みんなで頭を使いながら楽しみました。
次に「ババ抜き」を行いました。
ババがきた時の気持ち、ババを相手にひいてもらった時の気持ち、あがった時の気持ち、なかなかあがれない時の気持ち、ババがあることがバレてしまった時の気持ち・・・
クイズとゲームを通じて、自分の感情に着目していただきました。
日常生活の中でなかなか目を向けることの少ないと思われる感情。そのような中で自分は今、どのような感情を抱いているか等について、敏感になることで、自分がどのような場合にどのような感情を抱きやすいのか等の傾向を把握することができるかと思います。
最後に、論理療法の原理を用いて、自分のビリーフと感情を振り返っていただきました。
論理療法では、出来事が感情や行動の決め手となるのではなく、ビリーフ(考え方)が感情や行動の決め手となると考えます。
論理療法のビリーフには、イラショナルビリーフ(固定的、~ねばならない)とラショナルビリーフ(柔軟、~の方が好ましい)があり、イラショナルビリーフからは、不健康でネガティブな感情、ラショナルビリーフからは健康でネガティブな感情を抱くとされております。
そして、ある出来事に対する自分のラショナルビリーフを考えていただき、分かち合いました。
ラショナルビリーフは、他の出来事が起きた際にも応用して使うことができるかと思います。気持ちがすっきりしない時等に、他の出来事におけるラショナルビリーフを思い返すことで、ビリーフの変化のきっかけにもなるのではないでしょうか?
自分のビリーフを振り返ることで、セルフヘルプにもつながるかと思います。
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