すべてイラショナルビリーフ?
2019年03月08日
こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。本日は、論理療法について行いました。
まず、論理療法の原理について見直し、ビリーフが感情や行動を生みだすことを確認いたしました。
ビリーフにはイラショナルビリーフとラショナルビリーフがあります。健康的な感情・行動につながるためには、イラショナルビリーフをラショナルビリーフに変えることとなります。その際に、イラショナルビリーフを論理性、経験主義、実用性の観点から見直していくことについて、確認をいたしました。
本日は、「~ねばならない」や「~おしまいだ」、「~価値がない」が全てイラショナルビリーフになるかどうかについて、検討をいたしました。「~ねばならない」と言っていてもモチベーションにつながったり、単なる条件を説明しているだけのこともあります。また、「おしまいだ」「価値がない」としていても、自分にとっての考えを述べているだけのこともあります。そのため、ビリーフによって、生じる行動にも目を向ける必要があるのではないかと考えられます。
次に、自分の抱きやすいビリーフで、イラショナルビリーフかどうか迷っているものについて、分かち合いました。「価値がない」「役に立たない」の背景に、出来ている部分があることの確認や「~をしなければならない」と追いつめられることで苦しくなること等について確認をいたしました。また、ケースによっては、~ねばならないが味方にもなり、苦しめることになることについても分かち合いました。
自分自身が苦しい時等に、ビリーフを見返し、少し和らげることで、気持ちが楽になる面もあるかと思います。
カテゴリ:リワークブログ