ストレスって何もの?-セルフケアのすすめ
2020年11月16日
こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。
今日は、私たちの心身の調子に大きな影響を与える「ストレス」について、基本的なところを考えてみました。
ストレスと一口で言っても、実は、2つのことを混乱している可能性があります。
1つは、ストレスを発生するもとになる「ストレッサー」。いわゆる、ストレスの原因ですね。
もう1つは、そのストレス源からの刺激を受けて、私たちに生じる「ストレス反応」。心身の不調や行動、考えなどに現れます。
ストレッサーは、自分の外側で起こる出来事や事実、環境ですから、存在そのものがストレスになるとは限りません。
だから、同じ出来事でも、人によって、ストレスを感じる人と感じない人もいれば、その強さも様々になります。
では、人によって何が違うのか、というと、そのストレッサーを、どう受け止めるかが、違うわけです。
ストレス反応は、たいていは、私たちにとって嫌なものですから、なかなか客観的には見れないものです。
でも、何が原因になって、どういう反応を引き起こしているのかを区別して、
その間で、自分がどういう受け止め方をしてるのかを理解することがストレスマネジメントの出発です。
私たちは、受け止め方を選ぶ自由をもっています。
この自由を使って、自分のストレスをマネジメントできる感覚、主体的なコントロール感を取り戻す感覚を身につけましょう。
まず、そのためには、日ごろの自分とは違うな?という、ストレスのシグナルをみつけることが大切です。
チェックリストを頼りに、それぞれのストレスのシグナルを見つけていきました。
このくらいだったら自分で何とかできそう、ここまでくると病院送り、といったように、レベルの違いをわかっておくといいね。
目や耳やのどの不調は、そのことから離れていたい気持ちの表れかもしれないね。
人とかかわりたくなかったり、引きこもっていたいのは、外からの刺激を受け止めるエネルギーが枯渇している証拠だね。
それぞれのシグナルを、それぞれに書き出しておくと、ストレス体験のさなか、余裕がない時にふと、思い出すきっかけになるかもしれません。
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