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自分を、相手を尊重する-アサーティブなコミュニケーション

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

4月の水曜日は、一か月かけて「アサーション」に取り組んでいきます。

「アサーション」は日本語にするのがなかなか難しい言葉なのですが、「さわやかな自己表現」とも呼ばれています。
自分のことも、相手のことも犠牲にせず、円滑な対人関係をはぐくむのに大切な視点です。

今日は、自分のコミュニケーションのタイプを知ることから始めました。
振り返ってみると、攻撃的な行動、受け身的な行動をとることがどうしても多くなります。
日常のなかでは、非主張的に、自分を抑えるコミュニケーションをとることが多いという方がほとんどのようでした。
しかし我慢が過ぎると、相手を攻撃するようなコミュニケーションに転じてしまう経験もされたようでした。

アサーティブであることで、決して、問題や悩みがなくなるわけではなりません。
率直にコミュニケーションをしていくために、かえって葛藤を引き起こすこともあります。
ですから、アサーティブであることも、そうしないことも、自分の自由意思で選ぶことができます。
これまでのコミュニケーションスタイルに変化を起こすには、少しずつ、試してみる実験を積み重ねてみましょう。

お互いの大切なものを伝え合い、合意を目指して話し合うプロセスも体験してみました。
そのなかで、アサーティブに行動することの難しさ、それでも、率直に心を開くことで得られる気づきなど、実感できたようです。

まず、自分を大切にすることからアサーションは始まります。
次回は、そのための考え方を理解していきたいと思います。

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