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大切な経験の時期

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

明日から10月。
10月1日前後というのは、1年でもリハビリ勤務を含め復職初日を迎える方が毎年多い時期の1つです。
今年も復職直前の動向があちこちで見られ、「ああ、秋の風景だな」と感じている筆者です。

今年も10人弱の方々が復職を迎え、それぞれのプロセスを経てリワークを後にしていきます。

期間が長かった方、短かった方、
最初から積極的に参加できた方、
最初は来るだけでグッタリで2日連続して来る事が当面の目標だった方、
最後に猛チャージがかかった方、
最後まで不安を抱きしめつつも「やってみます」と向かった方、

本当に本当にプロセスはいろいろです。

 

リワーク現役の皆さんにとっても、この時期は大切は経験ができる時期。

右を向いても、左を向いても、「復職が決まって」 … の話が漏れ聞こえる時期。
「早く自分も」
「なんで自分はまだこんな状態なんだろう」
そんな風にダメ出しをしてみたり、焦ってしまうのはとても自然なことです。

リワークでは、そんな「焦り」を皆で体験できる貴重な時期でもあるのですね。

職場に戻れば、周りはいつもと同じスピードと量で仕事をこなしている人達ばかりです。
そんな中で、「人は人、自分は自分。いまの自分はいまの自分。」と
自分のペースをしっかり意識して守っていくこと、焦りに流されないことがとても大事なのですが、

この時期はリワークの場でその「焦り」の疑似体験ができる貴重な時期なのです。
それも、その焦る同じ気持ちを仲間と一緒に分かち合うことで、
今後、似たような体験を職場でした時に思い出せる「糧」を作ることができるのですね。

 

リワークで体験できることは、
プログラムそのものだけではありません。

この時期いつもお伝えすることではありますが、
リワークを後にする方々を見ると、みなさんにとって輝かしい部分がクローズアップされますが、
どなたをとっても、本当にきつかった時期があるのです。

不安でたまらなかった時、
なかなか安定して参加できなかった時、
落ち込んで、落ち込んで … だった時、

みな、そういう時期を経て復職を迎えているのですね。

そして、現役のみなさんは、まさにいま、大切なプロセスの中にいるのです。

ひとりきりで悶々とするよりも、
「その悶々にも、将来に役立つ意義がある」を
ここリワークでこれからも皆と一緒に感じていけるといいな、と思っています。

※初回ご参加の前に診察にて医師の確認が必要です(くわしくは受付まで)
診察にて「リワークに出てみたいのだけど」とどうぞお問い合わせくださいませ。

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