ブログ

ココロの境界線を育てる6つの大切なこと

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<自己洞察ワーク>では、「バウンダリー(ココロの境界線)」に取り組んでいますが、本日はバウンダリーを育てるための6つのポイントについて検討していきました。

皆さんのご感想の中で一番多かったのは … とお伝えしようと思いきや、今日は6つのポイントまんべんなく「これが一番心に残った」のコメントがありました。

それぞれの人生を経てきた皆さんのココロがいま一番必要と感じたポイントをそれぞれに掴んでいかれたのだなぁ … と想いを馳せつつ、振り返っていました。

また、6つのポイントとは別に、直接自分自身の今までと重ねて検討し「このカラクリで自分は苦しんでいたのか!」と洞察されていた方々もいらっしゃったご様子でした。

 

来週は 境界線の概念を無意識に外させようとする「ブロック」に気付く がテーマになります。

不健全な3つの関係性を軸に、そのブロックが生まれたからくりを理解し、そのトラップから外れていけるよう検討しましょう。

(シリーズ途中からのご参加OKです)

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、

「頼まれると断れないので、自分の仕事が終わらない!」をテーマに、どうやって断っていこうか?を皆で検討していきました。

午前中に学びたてほやほやのバウンダリーを今日は軸として考えていきましたが、たった1つのケースにも、様々なバウンダリーポイントがありました。もし実際にそれら全部にひっかかっていては … あれやこれやと考え過ぎて、本当にストレスが溜まるばかりでしたね。

具体的なケースを使うことで、午前中のポイントを更に理解できたご様子でした。

来週も引き続き どうやって「ごめんなさい」するか? をテーマとしていく予定です。

キャリアとご縁のつなげ方-リソースと偶然性

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

9月の月曜日、「キャリアを見直す・見つける」をテーマにしています。

自分にあったキャリアを見つけるためには、自分がすでにもっているリソースを活かすことが大切です。
そのうえで、「偶然」というチャンスを、どう取り込んでいくかで可能性の広がりが変わってきます。

今日は、リソースを探る視点と「偶然」のご縁を取り入れやすくすることについて考えてみました。
そのうえで、キャリアをキャリア・アンカーという考え方を使って、自分の価値観に気づくワークをしました。

キャリア・アンカーは「人生の碇」。
自分が本当に大事にしている価値観を知っておくことで、方向性を見失わずに生きていくことができるでしょう。
これまでの経験が、意識はなかったけれども、大切にしていたことが反映されていることに気づいた方もいらっしゃいました。

大切なものがわかっていれば、偶然のできごとが扉をたたいた時に、勇気を出してみることもできますね。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方々の疑問や不安に対して、既に復職された方々が経験を振り返ってアドバイスをしたり、復職者が復職してからの現在までのコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローし合うグループです。

今日は復職された方がいらっしゃらなかったので、もうすぐ復職される方からの疑問や不安に対して、今までリワークフォローアップで出た意見を参考にお話しました。

復職の際、周りの目が気になる、どう思われているんだろうという不安が語られました。以前、復職された方から、10人いたら全員が自分のことを良く思っている訳ではない、でも全員が悪く思っている訳でもない。助けてくれる人もいれば、そうでない人もいる。苦手な人とは上手に距離を取る、助けてくれそうな人に聞くなどの対応法をお伝えしました。すると、「確かに人は自分が思っているほど自分のことを気にしている訳ではない」と思えるようになってきたと、考え方の変化に気づきがありました。

また、以前復職者から出た、自分の調子が悪くなったときのサインを知っておくと、症状の悪化を防げるというアドバイスをお知らせしました。参加者からは不安になると悪い方へ悪い方へと考えてしまい、冷や汗が出る、イライラするなどの不調サインの自覚がありました。そのときどう対処するかお聞きすると、薬を飲む、その場を離れる、そこまで不安になることか問いかけるなどいくつか方法を用意されていました。加えて、自分の考えを客観的に見つめて、「白黒思考になってるよ」「何イライラしてるの?」と、状態を気づかせてくれるもう一人の自分や、漫才師の突っ込みのような存在がいると思い込みや不安に陥らなくてすむこともお伝えしました。

今日は、色々な方の話が聞けなくて残念だったが、疑問点を話せて話を聞いてもらえる良い機会だったと感想をいただきました。

復職前の方の不安が少しでも軽減されるように、復職経験のある方の参加もお待ちしています。

発達障害★美徳のテーマ

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークのテーマは『発達障害』です。

 

発達障害といっても様々なものがあります。

その種類や特徴を学ぶことで、自己理解や他者理解につなげることがねらいです。

そして、誰にでも何かしらの偏りがあること、その個性をどう生かして、課題だと感じるところをどう補っていくかなど、考えていくことはたくさんありました。

ご自身の体験などを開示してくださった参加者もいて、具体的な困り感や職場での折り合いの付け方などを共有することができました。

 

『あなたの美徳のテーマは?』では、ランダムに引いたカードに書いてある美徳の言葉を自分に当てはめて考えていきます。

そのあとで、自分が感じたことや考えたことを発表し、その発表に対して皆が美徳の言葉を使ってフィードバックをしました。

52個の美徳の言葉から選び出して発表者のフィードバックをするという少し高度なやり取りを行いましたが、皆さん人の良いところをきちんと見ていることがわかりました。

また、参加者からの温かい言葉に気持ちがほっこりている様子でした。

 

金曜日では疾病理解や心理療法、グループワークなど様々な取り組みを行っています。

ぜひ参加してみてくださいね♪

 

By 藤田

CBT*ココロのつぶやきの防御力をアップする

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、先週に引き続きストレスに強く関連する「考え方のくせ」(自動思考)の8種類を検討していきました。

相手の心を読み過ぎる、現実的ではない悲観をし過ぎてしまう、~しなければいけないと思いすぎてしまう、必要以上に自分に絡めて考えすぎてしまう・・・ほか、いろいろ無自覚に「考え方のくせ」にハマってしまっていることに今日は気付いていきました。

自動的に沸き起こるココロのつぶやき。これらは自分を守るために今まで「コレで頑張ってきたんだね」にすぎません。それ自体は悪者ではないのです。その守ろうとしている自分のココロを抱きしめた上で、更にその防御力をアップさせていく為にあてていく焦点にも触れていきながら、自分自身を振り返っていきました。

過去の苦しい出来事を長年引きずってきたカラクリが「これだったんだ!」と理解された方も複数いらっしゃいました。

正体が判明して良かったですね。

敵対するのではなくて、本当の意味で自分のココロを味方につけていく。

ただ「くせ」に気付くだけでなく、それを活かせるモードに入ることが大切です。

今日お寄せいただきましたみなさんのコメントもまた、本当に宝の山でした! 同じ時を過ごした仲間のシェアで、更に理解が深まったりココロに沁み込んだりすることが多そうです。 来週、復習を兼ねてシェアしていきましょうね。

自分を守るための「仮面」

こんにちは。

浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

対人関係の場面で、本当に感じたり思ったりしていることと、違うことを言っていたり、行動したりしていることはありませんか?
今日は、そんな風に、他者との関係で適応するためにに身につけてきた振る舞いを「仮面」と名づけて、振り返ってみました。

いろいろな感情のワードをみると、自分が好ましいと思っている感情、苦手にしている感情など、いろいろな思いがあることに気づきます。
これまでに、「感情」と関連した経験や言葉などを振り返ってみると、自分の苦手意識などのつながりも見えてきます。

「仮面」は決して悪いものではなく、対人関係を円滑にしたり、社会的に行動するためには、必要なものです。
その一方で、その下で守ってきた本当の自分の思いや考えを閉じ込めてしまうことも多くあります。
このギャップが広くなりすぎたり、いつも「仮面」を使って振舞うことばかりになっていると、本来の自分を見失ってしまうかもしれません。

他の参加者の方々とゆっくり話し合うことで、自分と違う考えがどうして生まれてきたのか、気づかなかったことも人が言ってくれたなどの場面もありました。
自分の言葉、相手の言葉、お互いにゆっくり受け止めることがコミュニケーションのスタートになるのかもしれません。

おしりの筋肉をゆるめる

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

本日のヨガは、おしりの筋肉をゆるめました。

デスクワークなとで座りっぱなしの姿勢が続くと、おしりの筋肉と太ももの裏が圧迫されて固くなりやすいです。

ひどくなるてあ骨盤の位置がずれて腰に痛みを感じることもあります。

腰痛にも種類がありますが、腰の下側が重くだるさを感じるようであれば、おしりの筋肉の緊張による腰痛の可能性が高いため、ゆるめて柔らかくするヨガはとても効果的です。

本日はスワンポーズやハーフシューレースや、バッタコナアーサナをとりいれました。

痛気持ち良い場所をじっくり探して伸ばしてあげてください。

ストレスと心の境界線

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<自己洞察>は「バウンダリー=心の境界線」について検討していきます。

今日はまず、ストレスとの関係を見つめていきました。職場で … ご家族で…  友人・パートナーで … 。心の境界線をバランスよく引くことができないでいると、様々な対人関係でストレスが作られてしまいます。

今日はチェックリストで確認した他、「あれ?もしかして、これもバウンダリーの問題??」と思い当たる事の数々も皆で検討していきました。

ちょっとでもその行動をしたらアウト! … というものではなく、そこに込めれれている思考であったり、感情であったり、「動き方」がポイントになりました。 「 ここまでは普通だよね、むしろそのエッセンスはこれからも大切にしていきたいよね、でもここから先に〇〇な感情が入ってきたり、〇〇という思考が入ってきたら、それは自然なこととは ちょっとちがう こと、苦しさに繋がるだけのものになっちゃうね。」

と、識別のラインも皆で確認しながら、自分の身近な出来事を検証していきました。

想像以上に、「あれもそうなのか!」「これもそうなのか!」と該当しているストレス案件が多くて皆さんにとっては驚きでしたね!

 

ストレスと対人関係の鍵を握る 「 ココロの境界線 (バウンダリー)」 、リワークを卒業された方々が集う 「 リワークフォローアップ」では、復職した後に皆さんが意識されていることのシェアで必ずといって良いほど毎回卒業生の口から出てくるテーマです。

 

今日皆さんのご感想で一番多かったのは「境界線を引くことは、〇〇〇〇ということとは 違う」の衝撃だったようです。

来週に実施する内容を今日ちょろっと触れただけなのですが、それでも皆さんにとってはこれが一番心に刺さったご様子です。

人間関係で苦しさを感じるカラクリの一部と共に、来週再び詳しく触れていきましょう。

午後のソーシャルスキルアップマラソンでは、

「お隣さんからクレームを言われた」時にどのように対処するか、ストレスを減らしていくか? を検討しました。

・「真正面に行動」だけが対処の全てではないこと。違う角度からのアプローチもあること

・「グレー」を上手に使っていくこと

・午前中に取り組んだ 「 バウンダリー」意識の活用

をはじめ、さまざまなアプローチから使える引き出しを増やしていきました。

 

仲間が体験したケースであっても、自分自身の体験と重なる部分を自然と併せて検討していた方もいらっしゃいました。

「他人事」のように取り組んでみると、「ああ、そうか!」とスムーズに気付けることも多いですね。

 

普段の生活ではなかなか語り合うようなことがない、とても身近なソーシャルスキル。「身近だからこそ、語り合う機会がない」のかもしれません。この界隈での自信がない、苦手感がある … そんなことから自己肯定感が低~くなっていってしまっては本当に勿体ないことです。

「これでいいんだ」「これがいいんだ」自分の不安点がOKポイントに変わった瞬間の「自己一致感」に満ちたみなさんの表情が今週もとても印象的でした。

 

来週、リクエストが特に出なかった場合のテーマは 「 断る 」です。

8月の振り返り

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、8月最後の月曜日ということで、月間の振り返りを行ないました。
今月やったこと、気づいたこと、今後に役立ちそうなこと。
各自で振り返った後、全員でシェアしていきます。
みなさんしっかりと振り返りができていて、一人ずつ、丁寧なコメントが聞かれました。

今月は夏休みがあったこともあるのか、リワークだけでなく、日常や復職・転職後に実感されたことも多く聞かれました。
今だからこそ、感じられるようなちょっとした楽しみや幸せ。それを実感した方も多かったようです。

自分の感じ方、思い、考え、欲求、、、、
どれも自分を形作る大切なものです。
素直に受け止めていくことを、まず第一歩にできるといいですね。

ドラマを通した感情との付き合い方

 

今日のドラマセラピー では、難しい感情との付き合い方をテーマにワークが進みました。

なかなか付き合うのが難しい感情の1つに、怒りがあります。

怒りの感情をネガティブなものだと思う方もいるかもしれませんね

でも、怒りは人間ならば誰しもが持っている感情の1つであり、それ自体は良いも悪いもないものなんです。

大事なのは、そことの付き合い方だと私は思っています。

今日は、身体のどこに怒りがあるのかを、目を閉じて丁寧に感じ取っていき、それに名前をつけていきました。

そして、その役(名前をつけたもの)が、一体何を言っているのかに耳をすますワークを行いました。

さらに、その役の言い分に対して「そうだよね。わかっているよ。」と、共感して寄り添うことをドラマとして行っていきました。

自分の奥にある怒りに対して、共感して寄り添っていくことが大事なんですね。

そこに自ら共感して寄り添ってあげることで、怒りから別のものへと変容していくのです。

終わったあと、「ハートがあったかくなっているのに気がつきました」

「とってもホットした気持ちになっています。」

そんな感想が参加者の皆さんの口から出て、とても嬉しく思っています。

気持ちとうまく付き合っていけるようになると、ストレスも緩和されていきますよ。

来月からは「自己肯定感アップ!自分の感情とうまく付き合うドラマセラピー 」と題して、さらにこうしたワークに取り組んでいく予定です。

初心者、大歓迎です!

9月の4週目の土曜日の午後、ご興味あれば、どうぞお気軽にご参加くださいね。

お待ちしております。