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ドラマセラピー*夏の思い出との対話

8月の「はじめてのドラマセラピー」は、夏の思い出をテーマにとりあげました。

ウォーミングアップで体をほぐし、笑い声が出てきたところで、参加者の皆様にペアになっていただき、夏の思い出を語り合っていただきました。

そして、、、

お相手の話の中に登場したものの一つになって、相手の後ろ側から語りかけを行ってみるというワークを行いました。

自分がなるものは人間である必要は全くなく、どんなものでもOKです。

ある人は、クワガタになって相手に向かって語りかけ、、、

ある人は観覧車になって相手に語りかけ、、、

聞き手の側も、当時の自分に戻って語りかけに耳を澄まします。

 

「思い出の中にあったものから語りかけられて、なんだか心がほっこりしました。」

「自分が相手に語りかけているとき、自然と言葉が出てきたので面白い感覚でした。」

「当時の自分を、さらに上の方からそんな風に見ていてもらっていたんだなって、違う目線から見てくれていたものからのメッセージ、嬉しかったです。」

「自分じゃないものになって言っているのに、自分の気持ちが出ているような気がしました。」

 

などなど、、、

いろいろなご感想をいただきました。

ドラマセラピーで一番大事にしているのは、上手に演ずることでもなく、自己表現力をあげることでもなく、、、

「別人(別もの)」になったときに、自分の中にどんな気づきを得られたのか?

ということなんですね。

自分が何かを演じながら、、、

また、相手の演じる何かと関わりながら、、、

どんな気持ちが湧いてきたのか?

何に対して心が動いたのか?

そんなことに目を向けていくことで、「今の自分」への理解が深まっていくんです。

そして、、、

その気づきからもたらされる理解が、自分を受容するということに繋がっていくのだと私は思っています。

自分が何の役をやろうと思ったのか?という点も、偶然ではないのかもしれません。

その役をやることで、それぞれの中にある何かが表現されたのでは?とも感じています。

今日も、たくさん笑いましたね!

そして、自分を思い切り緩ませてあげましたねー!

みなさんの笑顔、すごく素敵でした。

来月は都合によりドラマセラピーはできなくて申し訳ないのですが、、、

また次回、10・26(土曜日)に、ここでお待ちしております!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アサーション~がまんと断り方

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、アサーションについて行いました。

アサーションとは、自分も相手も大切にする自己表現のことで、自分の考え、欲求、気持ちなどを率直に、正直に、その場の状況にあった適切な方法で述べることです。自己表現には、非主張的自己表現、攻撃的自己表現、アサーティブな自己表現があります。時と場合、相手等によって、3つの自己表現を使い分けているかと思います。

本日は、がまんをやめるためのポイントと断り方について、行いました。

がまんしてしまう時には、どのような気持ちが働きますでしょうか。そのために、自分に正直になることや正直な気持ちを大切にすることについて、話し合いました。

また、断りにくい場面での断り方や断った際の気持ちについて、仕事の依頼を断る難しさ、申しわけなさ等について、分かち合いました。

依頼を断る際には、葛藤が伴うものです。断った後の状況を想像し、その状況を受け止めることやその状況に対する対応策を考えること等も依頼を断る際の後押しになるかと思います。そして、ご自身がどうしたいのかという気持ちを大切にしていただきたいと思います。

小グループワークでは、エゴグラムを行いました。エゴグラムとは交流分析に基づく自己分析の方法で、5つの自我状態のエネルギーの配分を考えるものです。5つの自我状態とは、批判的な親(Critical Parent)CP、養護的な親(Nurturing Parent)NP、大人(Adult)A、自由な子ども(Free Child)FC、順応した子ども(Adult Child)ACのことです。

質問項目からそれぞれの自我状態の得点を算出し、自らの性格特徴を把握することにつながったかと思います。そして、自らの強みを日常の中でも活用していただけましたら、と思います。

 

 

ウジャイ呼吸

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

 

本日のヨガは、ウジャイ呼吸のやり方を説明しました。

 

ウジャイ呼吸とは、胸式呼吸のひとつです。

息を吸うときも吐くときも、お腹をへこませて行います。

 

呼吸時に喉から音が出るくらい声門を締め、喉の奥でシューッという摩擦音を出す呼吸法です。

 

ウジャイ呼吸は、「勝利の呼吸」と言われ、プラーナ(生命エネルギー)を蓄えたり、気の流れを調整する効果があると言われています。腹圧をかけたままアーサナをとることで、ポーズが安定していきます。また、喉の奥で響く呼吸音を微細に感じ取ることで、リラックス効果を高め、集中力も高めてくれます。

 

初心者の方はなかなか難しいかと思いますが、慣れてきたら少しずつ試してみてください。

 

 

不安と恐れに向き合う

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の木曜日は「感情」をテーマに取り組んでいます。
今日は「不安」と「恐れ」といった感情に着目しました。

どちらもつらい感情ですが、人間にとってどうしても生まれてしまう根源的な感情のひとつです。

まずは、自分が不安を感じたときの経験から、どんな反応をしていたかじっくり振り返りました。

この不安のサインに気づくこと。不安に向き合うために、まず最初のステップです。
その上で、どのような対処ができるのか、工夫について考えてみました。

皆さん、不安と恐れの区別がつかないだけでなく、不安を感じていることに気づけていなかったという声もありました。
行動と考えを見直しながら、それぞれにできる対処を考えていこうと話しあいました。

特性理解とキャリア

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

終身雇用が崩壊している今、組織に自分のキャリアをゆだねるのではなく、自分で自分のキャリアを作っていくことが大切です。リワークに参加される方の中にも転職を目指している人もいますし、とりあえず復職をするけれども転職を考えているという人もいます。

今日は自分の特性について自己理解を深め、どういう仕事が自分に合っていて、合っていない仕事はどういうものなのかをチェックシートを使って振り返ってもらいました。

そして、その上で、今後の生き方の選択肢が増えるようにみなで知恵を出し合い、ディスカッションしあいました。

自分のことってわかるようでわからないことも多いので、本来なら時間をかけて少しずつやっていく作業を1日で取り組んだので、大変だったろうと思います。しかし、他の利用者さんから自分では思っても見なかった提案を受けて、今後の自分の生き方について発想が広がり、選択肢が増えたという人も多かったと思います。みなさん終わったあとはイキイキとした表情になっていました。

今後も定期的に行なっていきたいと思います。

 

 

 

 

役割期待のずれ

こんにちは。 南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

お盆明けの火曜日最初のプログラムは「役割期待」をキーワードに、まわりの人達との関係を考えてみました。

それぞれの対人関係を振りかえると、いろんな人とのかかわりをもって暮らしていることに気づきます。
そのどの人たちとも、同じように仲良くする必要があるのか? 改めて考えると、疑問もでてきました。

自分にとって本当に近い関係にある「重要な他者」との関係からは、私たちのこころは多くの影響を受けます。
だからこそ力にもなるし、ストレスにもなります。

その人達、あるいは遠い人達との関係をスムーズにする考え方のひとつとして「役割期待」について考えました。

互いにきちんと伝えあらないことで、お互いの期待にずれが生じていないか?
その視点をもつことで、お互いの風通しがよりよくなるかもしれません。

それぞれ、現実生活での対人関係や休職経緯を振り返って、気づくことがあった様子でした。

サポート体制

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

リワークでは、再発を予防するために様々なストレスの対処方法について学びます。しかし、職場に復帰していざ実践となると、リワークの中とは少し勝手が違ったりするので、最初はなかなか思うようにいかないこともあります。そもそもストレスの対処方法は自分ひとりでやるためのものではなく、他の人の力も借りながら行なうものです。ですから、困ったときに助けてもらえるサポート体制を築いていくことは復職に向けた大切な課題の1つです。

今日は、そのサポート体制について振り返りました。

職場とプライベート/身近な存在と専門家の4象限に分けて整理してみなで話し合いました。サポートというと特別な存在を連想される方もいるかもしれませんが、発想を広げると、実は様々なサポートを得ながら生きていることに気づくことができました。

午後は復職後に起きやすい問題について、ケース・スタディを行ないました。予め想定しておくことで、対策や準備ができたと思います。

 

 

論理療法IBの論駁

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、論理療法について行いました。

まず、論理療法の原理について見直し、ビリーフが感情や行動を生みだすことを確認いたしました。

ビリーフにはイラショナルビリーフとラショナルビリーフがあり、イラショナルビリーフからは、不健康でネガティブな感情・行動、ラショナルビリーフからは、健康でネガティブな感情・行動につながります。そのため、イラショナルビリーフを論理性、経験主義、実用性の観点から見直していくことでラショナルビリーフにつながることについて、確認をいたしました。頭では、わかっているけれど、なかなかビリーフが変えられない、どう変えて良いかわからない等のことがあるかと思います。

そこで、本日はイラショナルビリーフの論駁に焦点をあててみました。

自分で作った考え方は自分で変えることができること、ビリーフを変えることは難しいことについて、確認しつつ、それぞれ自分の抱くイラショナルビリーフについて、論駁し、分かち合いました。

日ごろから、自分の抱くビリーフについて考え、苦しい考え方だと感じる時には、それを少し和らげるということを繰り返すことで、ラショナルビリーフに繋がることと考えられます。

 

足裏で支える

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

 

本日のヨガはひとつひとつのポーズの説明をより詳しく行い、自分自身のアーサナの確認をしました。

 

立位のポーズでは、足裏が使えているか確認しました。足裏をしっかりとマットにフィットさせて立ち、足底の感覚を意識しました。

 

土台となる足裏は重要で、しっかりとした足裏をつくることは正しいポーズをつくるために必要です。

 

立ちポーズ中、足裏に均等に体重がかかっているかチェックし、もし、足裏の硬さが気になる時は、ヨガのほぐしの段階で、足指ストレッチもしっかりとおこなってあげてください。

 

 

「感情にきづく」ワーク

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、「こころ」「あたま」「からだ」をキーワードに、自分の感情にもう少し丁寧に気づいていこうというテーマでワークをしました。

「感情」というと、仕事をしていくなかでは邪魔者扱いされることも多いのではないでしょうか?
でも、こころに浮かぶ思いやからだで感じる漠然とした感じは、何が起きているのかを教えてくれる、大事なサインです。

まだ名前のつかないような、ぼんやりとした「感じ」に丁寧に意識をむけて、ゆっくりとその存在を認めてあげる。
そして、その「感じ」が何を自分に訴えているのか、語りかけながら聞き取っていく。

そんなワークを行ないました。

嫌いな人を思い浮かべると、それぞれにいろいろな「感じ」が生まれてきました。
それをじっくり見つめていくと、思いもかけなかった感情に気づく、という経験をした方も。

大切なパートナーの「感じ」にふりまわされず、横において手をつないでいくようにつきあっていけるといいですね。

午後は個別集中ワーク。
最近のワークの復習や補足をしたり、復職へ向けてそれぞれの勉強したり、集中して取り組めました。

今日も外は暑いなか、集中して一日を過ごしました。