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ゲシュタルトの祈り

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、ゲシュタルト療法について行いました。

ゲシュタルト療法とは、ゲシュタルト心理学の考え方を取り入れたもので、未完結な問題などの再体験を通じて、「いま、ここ」での気づきや自己の全体性の回復を重視する心理療法です。ゲシュタルト療法では、「今、ここ」での気づきを大切にします。

そして、「今、ここ」での怒り等の不快な感情や感覚を捉え、それらを言語的・身体的に表出し、最終的には身体を通じて気づきを得ることを重視します。ゲシュタルト療法で使われている様々な技法については、今までに体験していただいたかと思います。

本日は、「ゲシュタルトの祈り」を読んだ感想、気づき、心がけたいこと等について、分かち合いました

この詩を読む中で、今まで、他者を優先にしすぎていた自分への気づき、自分を大切にする大切さ等、様々な意見が出されました。

人間関係をスムーズにしようと、他者を思いやるあまり、自分をないがしろにしてしまう傾向にある方も多々いらっしゃるかと思います。このようなことで、疲れてしまうことはないでしょうか。

自分で自分を大切にすること、自分を大切にできることで、他者を尊重することにもつながると思います。自分と他者との間で、うまく線引きができない時や人間関係に疲れてしまっている時等に、この詩を振り返ることで、少し気持ちが楽になる面もあるかと思います。

小グループワークでは、コミュニケーションについて実施いたしました。

まずは、コミュニケーションを深めるために、じゃんけんによるゲームを実施。その後、ノンバーバルコミュニケーションが与える意味について、考え分かち合ってみました。例えば、一緒に話をしている相手が目を合わさないとどのように感じますか。嫌われている、機嫌が悪い、怖い、話を聞いていない等様々なことが想定されると思います。

ノンバーバルコミュニケーションもコミュニケーションの上で重要な役割を果たすものかと思います。また、説得的コミュニケーションについても説明いたしました。会社や社会の中で、ご自身が使ったり、相手に使われた経験がおありなのではないかと推察されます。

最後にご自身のコミュニケーションの傾向について、分かち合いました。コミュニケーションは相手の受け取り方に委ねられてしまう面もあるかと思います。

自分のコミュニケーションの傾向を把握することで、他者と話す際に配慮すること等につながるかとも思います。

 

バウンダリー*ケース検討

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

毎週木曜日午前中の<自己洞察ワーク>、今月はバウンダリー(心の境界線)について検討しています。

今日は以前に皆さんが出して下さったご感想等から、事例をいくつかピックアップして皆で考えていきました。

バウンダリーを超えてしまっている・越えられてしまっていることに「気付く」「意識する」ことが大切な最初の一歩。詳しい事例を元にして今の自分自身のスタンスを見つめていきました。

バウンダリーのテーマを上手にこなせるようになると、対人関係のストレスが軽減されると言われています。来週も引き続き、詳しい事例などを元にしながら検討していく予定です。

午後の<個別ワーク>では、みなさんそれぞれのスタイルで「集中できない」時にどう過ごすかを模索できていた様子でした。

オフィス系の取組み、クラフト系の取組み、今週も様々でした。

5月の振り返り

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は5月最後のリワークということで、1ヶ月間の振り返りを行ないました。みなさん、今月も沢山のことに気づいたり、感じたり、学んだりされているようでした。

今月はの振り返りでは、いつも以上に自分自身と向き合い、自分に優しくすることができるようになってきているようでした。そして、振り返る中で休職したての頃と違いを実感されているのも印象的でした。それぞれの学び、気付いたことも、今課題に感じていることもいろんなことを分かち合える時間になりました。

午後は、ブレイン・ストレッチということで、思考がやわらかくなるゲームをいろいろ楽しみました。

1ヶ月間の振り返りは、「今月はあまり参加できなかったなぁ」という人にもお勧めです。他の人がプログラムを通して、何を学ばれたのか分かるのでとってもお得ですよ!

CBT*何でもかんでも自分のせい

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

毎週火曜日午前中の<認知行動療法>、今週は4月5月と展開した「考え方のクセ」シリーズの最終回でした。今日は「自己関連付け」を皆で検討しました。

今日は戴きましたお声の中に、「他者のケースに対するバランスのある考え方を発想し伝えている時、『人には言えるのに自分自身ではできていない!』とハッとした」という振り返りがありました。

ご本人はマイナスとして捉えていたのですが、むしろ逆☆ 客観的になっていれば「その発想を出せる力」をもともと持っていることにこうして気付けた訳です。 自分の中に元々ないものは出ない!

人に繰り返し伝えていく中でその頭とココロの回路が定着し、バランス発想に慣れていくのですね。自分自身にいきなりダイレクトではハードルが高い時もあります。「他人事だから軽やかに出せる」 … こうして1つ1つ無理なくステップを踏んでいくことも大切です。

いつものスモールグループシェアは、人の為にと伝えている一方で、実はそれ以上に自分自身に恩恵は与えられているのですね(o^-‘)b

午後のカラーセラピーも、じっくり自分自身を見つめる時間となりました。

職場復帰プランのススメ

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は復職支援プログラムということで、職場復帰プランについて説明しました。職場復帰プランとは、いつ復職し、何時間勤務からスタートし、復職後のサポートをどのような体制で行なっていくのか、職場と話し合って決めていくものです。

しっかりプランを立てる組織もあれば、そうでない組織もあります。しかし、プランを立てたほうが、ご本人も職場も安心して勤務できるので復職がスムーズに行きやすいです。復職プランを立てていく上で必要な情報をお伝えし、職場に確認したほうがいい質問リストを作成しました。

復職調整期に入ってからではなく、なるべく早いタイミングで確認できたほうがスムーズに復職の準備ができると思います。

午後はケース・スタディを行ないました。復職後に起こりやすい「プレッシャー」と「焦り」のケースについて。午前中の内容を振り返りながら、ディスカッション。

みなで話し合い、復職に向けて必要な準備について確認することができました。

ドラマセラピー”宝物との対話”

子ども時代の自分の宝物はなんだったでしょうか?

今月の「初めてのドラマセラピー」では、自分が子どもの頃に大事にしていた宝物を思い出していただき、それと対話をしてみるという事を行いました。

宝物と言っても、「もの」であるとは限りません。

大事な「空間」であったり、「場所」であったり、、、

なんでもOKです。

ある参加者の方は「おばあちゃんがいた朝のリビングルームでの時間」だと口にされました。

どうやって「空間」や「場所」になって対話をするんだろう?!

そう思われるかもしれませんが、大丈夫です!

ドラマの世界ではなんでもあり!

できない事は一つもありません。

ご本人に「その時の朝のリビングルーム」になっていただき、小学校時代の自分と、おばあちゃんに語りかけてもらいました。

さらに、役割を交代して、別の人が「朝のリビングルーム」になり、小学校時代の自分になった当人と対話を持っていただきました。

「ああ、あの場所も空間も、二度と戻ってこないと思っていましたが、そんなことありませんでしたね。久しぶりに会って、話せて、なんだか胸がいっぱいです。」

「自分にとっての大事なものって、なくならないんですね。この思い出が自分を守ってくれていたんだなと、まだ残っていてくれたんだなと、とても暖かなものを感じました。」

そんなコメントをいただきました。

「子どもの頃の宝物」というのは、その時の自分にとって御守りのような役割であったり、安全基地のような役割を持っていたり、自分の存在価値を認めてくれる大事なものだったりしますね。

大人になるにつれて、私たちは「一人で頑張らなくては」とか「まだまだ弱音は吐けない」とか、人は肩に力を入れて自分を頑張らせてしまいがちですよね。

しかし、、、

ふっと、自分に入っていた力を抜きたくなったとき、「子ども時代の宝物」を思い出してみてください。

心の中で、それと静かな対話を持ってみてください。

余計な力みがはずれ、優しく暖かな思いに包まれるのを感じてみてください。

ドラマセラピーでは、様々な手法で心身をリラックスさせ、自分や周りの人々への気づきや理解を深めていきます。

来月は6/15 第3土曜日に開催です。

楽しく遊びながら、自分の心身を解放していきましょう。

お待ちしております。

 

職場で実践!認知行動療法

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク*フォローアップのご報告です。
今日は第4週目の「職場で実践!認知行動療法」を実施しました。

今日は自己関連付けのテーマを中心に触れていきました。また、「一度復職・就職したら〇〇でなければならない」の整理にもなりましたね。

自分自身の「以前と今」の違いが分かると、周りに振り回されなくてすむようになります。
自分の進歩をこれからも信頼できますように!

皆さんの体調にあわせたヨガ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

 

本日のヨガは皆さんの体調にあわせたヨガをしました。

 

便秘、肩こり、前屈をしたいとのことでしたので、便秘のポーズはねじりや後屈のポーズを行い、肩こりは胸を開き、肩甲骨周りを動かすポーズを行いました。

 

そして、前屈は

クールマアーサナ、亀のポーズです。

 

腹部の臓器を整え、腰を開き、股関節やハムストリングを柔軟にし、神経系を静める働きがあるポーズです。

 

いきなりはなかなかできにくいので、ハムストリングと膝裏を少しずつ伸ばしあとに行いました。

 

肩関節が柔らかい方は、このかたちから、両手を背中の後ろで組む練習をチャレンジしてみてくださいね。

アサーション*それできないデス

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

本日は<アサーション>を実施しました。毎月1回、プログラムを実施しておりますが、

今回は初めてのご参加の方が多かったので、今日は基本中の基本を皆で学び、ケースをビジネスシーンとプライベートシーンでの2件、検討してました。

大笑いする「おもしろアイデア」も出たりしてとても和んだ雰囲気の中、アサーションってこういうものなんだな、アサーションって身についているとコミュニケーションが楽になるんだな、生き方まで楽になりそうだ、と、皆さん楽しく理解し取り組んでいけたご様子でなによりです。

また、今まで経験した苦しみのカラクリを理解し、自分を責める気持ちが解けたケースもありました。

このアサーションスキルが豊かになってくると、今月木曜日にシリーズで実施している<バウンダリー>(心の境界線)もより健康的に引けるようになっていきます。

今日は皆さんのココロの中の弱点認識にこのアサーション部分が大きいのだな、と痛感☆ この夏のテーマがうっすら見えてきたな、と思ったひとときでした。

バウンダリー*自己価値設定に気づく

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

毎週木曜日午前中の自己洞察ワーク、今月は「バウンダリー」をテーマに検討しています。バウンダリーとは人と人との適切な心の境界線。今日はそのバウンダリーと密接に関係している自己価値観・自己肯定感に向き合ってみました。

まず、自己肯定感って何だろう? … ということから皆で考えていったのですが、なんとな~く理解しているつもりでも、こうして改めて認識する事はやはり大切だなぁ … と感じました。

自己肯定感の関連テーマは6月にも引き続き取り組んでいく予定ですが、バウンダリーの実践的なケーススタディは、来週・再来週に実施します。これがまた「あるある」のオンパレードでした。「集中エクササイズ」のヨカン … 。みなさんのリアルを検討していくので盛り上がりそうです。

また、この4週間で沸き上がった小さな疑問もいろいろ集まりました。1つ1つ取り組んでいきましょう。

例えば …

「人の感情のケアをすること と やさしさの違いがよく分からないです。」

さーて、みなさんは識別できますか(o^-‘)b ?

(途中からのご参加・スポットのご参加、見てるだけのご参加、大丈夫です。)

午後イチの「生活スタイルチェック」、今週は「くすり」を検討しました。

<個別ワーク>では、

「休職にいたるまで・課題・今ここ」を確認するワーク、

myストレスを理解する」ワークシリーズ が登場しました。

生活スタイルチェックの検討と共に、リワーク開始の早い段階で取り組むと良いとされる3つのコンテンツです。

各シート終了後は、担当者と振り返りの作業ができます。

自分のできるタイミングで自分のできるペースで取り組んでいきましょう。