3月のドラマセラピーは、「変化を楽しもう!」をキーワードに様々なワークを行いました。
誰もが知っている有名な昔話やおとぎ話を題材にして、物語の登場人物の設定(性格や考え方)を自由にアレンジしていただき、なりたい役になってもらったのです。
今日は「浦島太郎」と「人魚姫」をとりあげましたが、演じていくうちにストーリーもどんどん変化していき、みんなで大笑い!
「自分とは全く違う性格のキャラクターを演じられて、新鮮で楽しかった」
「言いたいことを伝えらえてスッキリした」
「お話の展開が決まりきった形で進まないことが新鮮で、いろいろな形があってもいいんだなと感じました」
そんなご感想をいただきました。
とても遠慮がちに控えめに人魚姫を演じていた方が、最後の方の場面で、とても大きな声ではっきりと口にした言葉があります。
その言葉は「本当は、私があなたを助けたの!」という一言。
しっかりと目を見て相手に伝えた一言は、とても凛としてパワフルな響きでした。
それをその方に伝えると・・・
「そうでしたか!
自分では気づきませんでした。でも、わかります。
人魚姫をやってみて感じたことは、真実を自分の口で伝えたいという思いでした。
(お話の人魚姫は口が聞けないまま終わりますが)このドラマでは相手に言えたことが、ものすごく嬉しかったです。」
そうおっしゃっていました。
また、王子様役の方も「そうだったんだ、ごめん!という言葉が素直に口から出てきました。」
そう、口にされました。
やっていることは御伽話であっても、自分の本当に言いたいことを相手に伝え、それを相手に理解して受け止めてもらえるという体験は「リアル(現実)」です。
参加者の方々は、このドラマを通してコミュニケーションで何を自分は大事にしていきたいのか気づきましたとも口にされていました。
自分の中で未解決だったことや、感情の整理がつかなかった出来事も、今日のドラマワークによって少し見方が変わっていくかもしれません。
演じることを楽しみながら、何かに気がついたら大成功!
それこそがドラマセラピーの狙いです。
役を通じて、何に気がついたのか?が、とても大事なのです。
いろんな自分を楽しみながら、新たな視点&たくさんの気づきを得てもらえたらと思います。
来月は第4土曜日の4月27日です。
ご参加お待ちしております。