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CBT*白黒思考

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

毎週火曜日は<認知行動療法>を実施しています。

今日は11月~12月の2か月かけて取り組んでいく「考え方のクセ10」シリーズの初回でした。

まずは基本の概念について理解を深め、早速1つ目の考え方のクセ<白黒思考>について検討しました。

「あるある」ケースがいっぱい出ましたね!

仕事場面が多かったですが、プライベート場面のケースも検討することができました。

これから年末までシリーズで走りますが、珍アイデア、神アイデア、このマラソンの中でどれだけ湧き出て盛り上がっていくのか楽しみです。

年末までにめざせ200件!! シャワーのようにケースを浴びて、思考を「広げる・柔らかくする」感覚を養っていきましょう☆

(途中からのご参加、大歓迎です)

午後は第一週目恒例のアロマテラピーでした。

毎週ラストに実施しているマインドフルネスの説明も兼ねて、頭の中のしくみをざっくりとお伝えし、

頭を休める大切さをお伝えした後、みなさんで今月のルームスプレーを作成しました。

オーラソーマのボトルと共に、未来の自分へのお手紙も添えて☆

疲れにくいスキル

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

本日はライフスタイルの「疲れにくいスキル」を紹介しました。

みなさんがやっている呼吸がいかに大切かということ、そしてより酸素を多く取り入れ、身体を正常な状態に戻してくれる『腹圧呼吸法』を紹介しました。

普段やっている呼吸法とかなり違うので、難しく感じるのかなぁと思っていましたが、吹奏楽や運動をしている人には馴染みやすく、「身体が喜んでいる感じが実感できた。」「冷え性だけど、指先まで温かくなる感じがあった」など、効果を実感された方もいたようです。

 

また、疲れにくい身体の動かし方についても、実際に身体を動かしながら考えてもらいました。

ちょっと腰を曲げるとか、首をひねるとか、同じ姿勢で長時間作業するとか、そういったことの積み重ねで疲労は蓄積していきます。同じようにちょっとしたことの積み重ねで疲労を予防したり、ケアすることができるものです。

ちょっとちょっとの習慣の積み重ねを大切にしたいものですね。

スケーリング・クエスチョンとミラクル・クエスチョン

本日は、様々な心理療法の中でブリーフセラピーの技法の1つであるスケーリング・クエスチョンとミラクル・クエスチョンについて、行いました。

スケーリング・クエスチョンとは、問題や解決を点数化する質問で、ミラクル・クエスチョンとは、問題が解決したら、何が異なってくるのか、どのようなことからそれに気付くのかを問う質問のことです。

そこで、自分の気になる事柄とその事柄に対する今の状態のスケーリング、今の状態よりもスケールが1つ上がることでの変化、気になる事柄の解決像について、分かち合いました。復職に関する不安や自分の考え方の問題、日常生活のこと等様々なことが挙げられました。

自分に気になることがある場合に、解決像を思い浮かることで、自分の向かっている方向性が明確になり、目標達成のために行うべく行動や気持ちの持ち方等を考えるきっかけにもなると思います。

また、自分の状態を点数化することで、客観視でき、スケール1の違いを考えてみる等、目標に近づくモチベーションにもつながるかとも思います。

気になることがある時等は、なかなか解決像が思い浮かばなかったり、客観的になることが難しいこともあるかと思います。そのような時に、ミラクル・クエスチョンやスケーリング・クエスチョンを活用していただけましたら、と思います。

復職支援プランと復職準備チェック

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

本日は、復職支援プランについて解説し、「会社に何を確認したらいいのか」「今、自分が何をわかっていて、何をわかっていないのか」を整理してもらいました。

そして、午後は当院の復職準備チェックリストを作成し、みなさんの現在地を確認していただきました。そして、「今、何ができていて、何ができていないのか」を振り返ってもらい、今後リワークの中で何に取り組んでいくのか、課題を明確にしていきました。

分からないと不安になるかもしれません。できないことがあると落ち込むこともあるかもしれません。でも、何がわからないのか、何ができていないのかが分かれば、次のステップが見えてくるんです。

そして、わかること、できることも同じようにあるはずです。それらをバランスよく振り返っていただき、これからの取り組みにつなげてもらいました。

私たちも利用者のみなさんと一緒に復職の準備をお手伝いしていければと思っています。

私の取扱説明書

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

今日は「私のトリセツ」を1枚のシートに作成してみました。自分自身をよく理解しておけると、人にも伝えやすかったりします。実際、小グループに分かれて「ワタシ」という商品説明をしていただいたのですが、質問を受けて初めて「あ、自分がイメージしている通りにはちゃんと伝わっていないんだな。」とか「一番肝なところのニュアンスがずれて伝わっているんだな」と自分自身の伝え方に気が付いたりすることも多かったようでした。

また、普段よくよく自分自身のことを全般にわたってシンプルに、でも丁寧にみつめることはそうそう多くないので、この機会をとても有効に活用された方も多かったようでした。

更に、もっとも大切な項目をどれだけ人に伝えられているか?の度合いもチェックしました。

自分にとって最も大切なポイントが10の内1しか伝えられていない … それじゃ苦しいはずです(泣)「私のトリセツ」は人に伝えるためでもありますが、同時に自分自身のあり様に気付く、とても有効なワーク。今日も皆さんたくさんの気付きがあったご様子でした。

午後の<>、今週は食に注目して<虹色の食事>ワークを実施しました。

植物由来の「第7の栄養素」ともいわれているフィトケミカル。その栄養素や恩恵の説明は、本日午前中の説明「書」ならぬ、「色」でなされています。自然ってすごいですね!

10月の振り返り

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は1ヶ月の気付きを振り返り、共有し、掘り下げて広げて整理しました。

今月は自分の体調の変化に早く気づける人が増え、自分をいたわりながら、自分を大切に過ごせた人が多かったようです。そして、コンディションが下がってもまた上がるから大丈夫と自分に自信が持てるようになったとも。

また、ファシリテーションや人前で話すことについての気づきも多く、話すことで気持ちが浄化されたり、ハードルを下げて発表すること、人と交流することの大切さなど、様々な形で自己表現を楽しまれたり、その中で感じることがあったようです。

この振り返りは毎回同じやり方なのですが、聞かせていただく話は毎回違います。みなさんの変化や成長に立ち会えた素敵な時間を過ごすことができました。

非主張的自己表現の心理

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、アサーションについて行いました。

アサーションとは、自分も相手も大切にする自己表現のことで、自分の考え、欲求、気持ちなどを率直に、正直に、その場の状況にあった適切な方法で述べることです。自己表現には、非主張的自己表現、攻撃的自己表現、アサーティブな自己表現があります。時と場合、相手等によって、3つの自己表現を使い分けているかと思います。

その中で、本日は非主張的自己表現とつながる心理をとりあげました。人から嫌われたくない、相手と違ったことを言うことで葛藤やもめごとを避けたい・・・等のことがあると思います。

そこで、ご自身の経験を振り返っていただき、アサーティブな自己表現をしたいのに、非主張的自己表現になってしまう場面やその時の気持ち、アサーティブな自己表現を妨げる気持ちや考え方、アサーティブな考え方につながる考え方について分かち合いました。

仕事で相手も忙しそうにしている時に、頼みづらく、自分で全てを行っていたが、相手を気遣いつつもお互いに話し合って納得のいく方法を考えていきたいことや、休日出勤等を頼まれた時に相手に自分の状況を伝えること等、様々なことが挙げられました。

また、何かを伝えることで却って不利益な状況になることが予想される場合等は、非主張的自己表現を選択すること等についても分かち合いました。

コミュニケーションは相手のあることです。常に、選択をしつつ対応をしているものと考えられます。自分の気持ちや状況を鑑みた上で、ご自身のとった選択を大切にしていただきたいと思います。

復職面談の練習 ~コンディション編~

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

「最近、調子どう?」って聞かれても・・・答えにくいですよね。

しかし、復職面談では必ず聞かれる質問です。そこで、今日は普段やっているコンディション・チェックシートを活用した復職面談の練習をしました。

午前中は主治医、産業医、人事や上司がどういうことを知りたいと思っているのか、自分のコンディション(体調)をどのように伝えるか、ポイントを整理しながら振り返ってもらいました。

午後は、午前の振り返りを活かしながら面談のロープレ。頭の中で整理しているのと、それを人に伝えるのは違うということを実感することができました。

作ってよく見せるのではなく、今の自分をありのまま伝えて、自然な形で復職につながっていけるといいですよね。今日はそういった練習を皆さんとすることができました。

 

 

HSPあるある

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

今日はHSP(敏感過ぎる人)の傾向が強い場合によく起こるような出来事や概念に取り組んでみました。その中にある「考え方のクセ」を発見し、それをどのように柔らかくし、広げていくかを皆で検討していきました。

HSPの傾向が強い方には、生きづらいと感じている方も多く、物事の「受け取り方」にも開放されていく「のびしろ」がたくさんあったりします。

ちょっとした考え方の違いを自分のココロの引き出しに入れておけるだけで、その積み重ねがやがて大きな違いになっていくようです。

午後の<>では、オーラソーマ🄬を使って自己洞察の時間を過ごしました。

今日も深いお話を聞かせて戴きました☆

心の習慣作り(10月)

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は心の習慣作りというプログラムを行ないました。これはスキーマ療法といって、「今まで生きてくる中で培ってきた心の習慣を見直し、それが生き辛さにつながっているのであれば、手放し、新しい心の習慣を身につけていきましょう」というものです。

これまでの人生をゆっくり丁寧に振り返るので時間がかかるし、時にハードに感じることもあります。このリワークの中でどうやって進めていこうか試行錯誤している感じですが、みなさんの人生に新しい風が吹いて、少しでも楽になったり、少しでも生きやすくなったらいいなと思っています。

今日は、午前中にボディ・スキャンという身体に意識を向ける瞑想、ナレーション・ウォークをしました。そして、納豆ワークで、スキーマを説明しました。午後は、周りとの関係を振り返ってサポート・ネットワークを確認しました。

自分に力をくれたり支えてくれる人を振り返ることで、感謝の気持ちを実感することができたようです。

今日は下準備という感じで、スキーマ療法に入ったわけではありませんが、気づき力、受容力・内省力、対処力が高まるワークになったと思います。少しずつ、これまでの人生を振り返っていきます。