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抑うつをもたらす思考の土台

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

今日の認知行動療法は、抑うつを引き起こし易くなる思考回路の土台部分にフォーカスを当ててみました。

仕事でもプライベートでも人間関係でも … いつも同じような発想になるのはどうして? な部分。

そして 「 このフレーズが絡んでいるな、と思ったら『それホント?』と客観視してみる 」 きっかけフレーズを皆で集めてみました。

ここの状態に気付けず思考に溺れていくのと、「あ、今自分はそう考えちゃっているんだな。あの土台に乗っかっているな。」と気付いた上で思考と共にいるのでは、その次の質が変わってきます。

ココロの落とし穴。事前に気付いて予め穴を埋めておけるといいですよね!

ごごの<>では

オーラソーマ🄬を使って自己洞察しました。

どうしてだか分からないけど、コレをいつも選んでる … 。その感覚が一番大事☆

ストレスへの対処法~コーピングリストの作成

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は疾病理解講座「ストレス」について行いました。

ストレスの代表的な理論として、Selyeが提唱した汎適応症候群とLazarusが提唱した認知に注目するストレス理論についての説明をした後、きょうの健康「命を守るストレス徹底対策『行動を変えてみよう』」のDVDを鑑賞いたしました。

その後、今まで行ってきたストレスの対処法(コーピング)と今後行っていきたいストレス対処法(コーピング)について分かち合いました。

今まで行ってきたことは、友達と一緒にお酒を飲む等、誰かと一緒という対処法が多かったとの意見、ただ人と会う気力等もない場合もあり、今後の対処法としては、1人でできることを考えたいこと(ウォーキングやストレッチ、深呼吸等)や、自分の状態に合わせて対処法のリストを作ること(元気な日にできること、ちょっと疲れた日に行うこと等)、旅行に行くことができなくてもネットで動画を見ること、目を閉じて音楽を聞くこと、思い出の場所めぐり等、様々な意見が出されました。

ストレスがたまった時には、なかなか対処法を見出しにくいものです。DVDにもありましたが、事前にコーピングリストを作成しておくことで、ストレスがたまった際に対処しやすくなるかとも思います。

自己表現に慣れる

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

月・木のリワークの中で、月に1回「自己表現を楽しむ」というプログラムを行っているのですが、どうしても「どう思われているのかな」と不安になったり、「うまくできるかな」と緊張したり、「やっぱりだめだった」と落胆したりすることってあると思います。

こういうネガティブな気持ちがあると、なかなか自己表現を楽しむことって難しいと思います。

この気持ちを生み出しているのは、「よく思われないといけない」「うまくできないとだめ」といった思い込みがあると思うのです。

そこで、今日は「自己表現に慣れる」というテーマのもと、みなさんにいろんな自己表現の場数を踏んでもらいました。

うまくいったり、いかなかったり、ほめられたり、ほめられなかったり、思うようにいったり、いかなかったり、そういういろんな体験をすると、「今回は~だった」と1つ1つの出来事に左右されにくくなりますし、いろんな人がいろんなことを言うので人の評価がさほど気にならなくなると考えたからです。

今日はいろんな形で人の前に立ち、いろんな形で共感してもらう体験をしてもらいました。

最初は恥ずかしがっていた利用者のみなさんも、少しずつ笑顔が多くなり楽しんで参加されていたのが印象的でした。

※写真と当院のリワークは一切関係はありません。楽しく自己表現しているイメージです。

 

 

 

認知行動療法*ケーススタディ「私はダメだ」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
火曜日の認知行動療法、今日は久しぶりにケースタディを実施しました。

認知(思考)、感情、感覚、行動 … どこからでもアプローチできる。今日の一番のポイントでした。

たとえ今の認知がガチガチであったとしても、他のアプローチからだってちょっとずつ(=無理を感じない・苦痛を感じない中で)プロセスを進めることができる。

今朝のコンディションチェックから「これをケースにやってみよう!」と始まったスタディ、様々なアプローチからのアイデアが出ましたね。視野がぐっと広がったようでした。

自分のセオリーが、実は客観的に唯一のものとは限りません。もちろんどれが正しい/間違っている、という問題ではありません。ですが、自分にとって「当然だ」とあまりにナチュラルになってしまっていて固着しきっているセオリーで上手くいかない時には、「他のセオリー」にも目を向けていけるチャンスです。

自分のやり方だって上手くいってた時がある。ですので、否定する必要もありませんね。イメージ的には 「 鬼に金棒」の金棒をこのタイミングでモノにする☆ … といった感じでしょうか。

今日はお仕事に関してのケースが出てきましたので、ご自身にも多かれ少なかれ重なってきた部分があったかと思いますが、皆さんそれぞれのココロの距離のバランスを取りながら取り組めていたようでした。

次回は<抑うつスキーマ>を実施します。

抑うつ的な時に沸き上がる思考や認知は、どこからどんな風にやってくるのか? これまた「そうそう!あるある!」で皆さんとシェアしていきましょう。「なんだ、自分だけじゃなくて(状態的に)そんな風になっちゃってたんだな。」と客観視できる時間になると思います。

午後の<>では、第3週目恒例のアートヒーリングを実施しました。

今日はアートヒーリングお初の方が4名様いらっしゃいました。記念撮影を2名様できずごめんなさい。他のお2人の色達もとても感慨深いものがありました。初めてなのに微妙な感覚をみなさんキャッチできていました。大切な大切な感覚です☆ 繰り返し触れることによって、アンテナも感覚も更に磨いていきましょう!

この2枚のストーリーにも、私は開かれていく可能性を<変化>と共に感じました。

本当は全員分のアートを掲載したいくらいなのですが☆ どの方のアートにもココロ動かされます。皆さんそれぞれの大切なテーマがしっかり色で落とされていて、1つ1つバランスが整っていくのを今日も感じた次第です。

リワーク*フォローアップ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
今日は月に1度の<リワーク*フォローアップ>を実施しました。

今月は 「 復職して丸1年経ちました! 」というご報告も受けました。ご報告と共にさまざまな段階がこの1年あったなぁ … と振り返ることもできました。順調すぎる順調を思い描かない方がかえってラクに進んでいける  … 。そんなことにも皆で気付けた1日でした。

皆さんの背景は本当にそれぞれ。それでも大切なポイントは共通していましたね。

4月10月頭は、復職のタイミングを迎える方がやはり多く、この時期のフォローアップは復職直前・復職ほやほやの熱いシェアが多くなります。

 

今回「ああ、これ動画にしてシェアしたい」くらいに印象深かったのは、

復職し、再び休職をされていた方が、「こういうペースや考え方がセオリーだったんだ。これもっと前に参加していれば良かった!逆のことを一生懸命やっちゃっていたかも。そうだったんだぁ!」と。今後の手応えのような感じを持ちつつお伝えして下さった時の表情でした。

そうなんです!知ってると知らないとでは大違い。皆の生のお声を聴いているのと聴いてないのじゃ大違い!

コメントされた方の体験だって、今の現役さん達のと~~~っても貴重な情報になってる!

 

毎度のことですが、今日も「このリアルさは参考のなり方が全然違う。」と戴き、

皆さんの真剣さと臨場感が集結しているここは、本当にそうだよね、と改めて思います。

調子の良い時も悪い時も。「今のテーマ」を引き続き確認していきましょう☆

次回リワーク*フォローアップは10月13日(土)9:00~12:00 です。(年内は第2土曜日に実施)

午後はアロマテラピーのルームスプレー作り&アートヒーリングを実施しました。

火曜日よりも土曜日の方が午後の人数が少ないので、

スペースを広くとってゆったりやりたい方、大人数だとドキドキしちゃう方には、土曜日午後からのご参加はおススメです。 今日も色と香りの世界にデビューされた方、いらっしゃいました☆

論理療法~事例を基に

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、論理療法を行いました。

このビリーフにはイラショナルビリーフとラショナルビリーフがあります。

イラショナルビリーフとは、「ねばならない」「must」といった固定的なもので、ラショナルビリーフとは「好ましい」「better」といった柔軟なものです。

イラショナルビリーフを抱くと不健康でネガティブな感情・自滅的な行動につながり、ラショナルビリーフを抱くと健康でネガティブな感情・建設的な行動につながります。

本日は、まず、職場で怒られてばかりという相談事例を基に、相談者が抱いているイラショナルビリーフ考え、全体でシェアリングいたしました。自分を仕事ができないダメ人間と考えていること、上司への怯え等、様々なイラショナルビリーフと考えられるものが出されました。

また、職場のみならず、日常生活の中で、納得のいかないことは多々あると思います。そのような時に抱きたいビリーフについて話し合いました。

ビリーフを変えることは難しいことですが、不可能なことではありません

自分の気持ちが辛い時等に、ビリーフを振り返っていただけましたら、と思います。

ライフスタイル ~心に美味しい栄養素~

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

心の状態を整えていく上で欠かすことのできない食事について、クローズアップしました。

農林水産省の食のバランスガイドを使って、今の食事のバランスを点検。そして、心に栄養素を紹介しました。

また季節に合わせた旬の食材を取り入れていくこともとても大切になります。

みなさんの知っている情報を交換し合い、普段の食事をより楽しめるように話し合うことができました。

 

食事は心と体の健康をよくしていく上で本当に大事なので、食べあわせについて考えたり、デトックス・ウォーターを作ってみたり、いろんな形でみなさんと共有していきたいと思いました。

アクセプタンス&コミットメント②

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

火曜日の認知行動療法、今週はACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)を実施しました。

「あるがまま」は難しい。。以前から耳にするそんなお声にお応えして、具体的にどうやってみたら「あるがまま」な状態になれるのか、実際にトライしてみました。

全員ではありませんでしたが、苦しい状態はそのままに、苦しくない体感をしっかり確認できた模様です。

「ただそこに置いておく」状態にある時の、あの平静な感覚。大切ですのでまた是非やってやっていきましょう!

午後の<>では、オーラソーマ🄬を使って自己洞察を深めました。

色は正直☆ 今日も大切なことを思い出せた方が多かったですね。

ソーシャル・スタイル(2018年9月10日)

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、人をコミュニケーションのスタイルによって4つのタイプに分ける、ソーシャル・スタイルを紹介しました。

これは、自分や相手、そしてお互いのことを理解し、そしてよりよい関係を築いて行く上で、とても役立つ実践的なツールです。

今回リワークに参加されている人たちのタイプとしては、データを好み、緻密に理論を構築して行くミステリアスな理論家と人当たりがよく、やさしい雰囲気のサポーターの2つのタイプが多かったです。

誰がどのタイプか当てあいっこし、その後、それぞれのタイプのあるあるを話し合いました。相手のことを理解する上で役に立つ質問を考えてもらったり、相手のタイプを予想するなど、楽しみながら実践的なプログラムになったと思います。

そして、それぞれのタイプとよりよい関係を築いて行くにはどうしたらいいか、みんなで考えました。たくさんの意見があがり、今後の人間関係を考えて行く上で役に立ててもらえると嬉しいです。

 

リフレーミング

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、様々な心理療法の技法の中でブリーフセラピーにおけるリフレーミングについて行いました。

リフレーミングとは、フレーム(問題の見え方・捉え方)を変えることで問題の意味づけを変えることです。

例えば、100点満点のテストで80点をとった場合に、みなさんはどのように考えますでしょうか。

8割もできた、8割しかできなかった、2割も間違えた、2割しか間違えなかった、と人それぞれかと思います。同じ状況であっても、捉え方は異なるものかと思います。

一見、否定的に見えることでも、リフレーミングをすることで、見え方が変わります。

まずは「頑固」という言葉のリフレーミング。信念が強い、意志が強い、決断力がある、自分の考えを持っている等様々なものが出されました。同様に、「いい加減」についてもバランスが良い、良い加減、臨機応変等、「約束を守らない」ということに対しても、マイペース、自由、他人や時間にしばられない等様々なものが出されました。

次に、自分で否定的だと考えられることをリフレーミング。他者の捉え方、自分の捉え方を違って視点からとらえ直してみました。

日常の中で、リフレーミングを取り入れることで、肯定的に見る傾向や必要以上に悪く捉えないことにつながるのではないでしょうか。

心が苦しい時等に活用いただけましたら、と思います。