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論理療法~事例を通じて

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、論理療法を行いました。

このビリーフにはイラショナルビリーフとラショナルビリーフがあります。

イラショナルビリーフとは、「ねばならない」「must」といった固定的なもので、ラショナルビリーフとは「好ましい」「better」といった柔軟なものです。

イラショナルビリーフを抱くと不健康でネガティブな感情・自滅的な行動につながり、ラショナルビリーフを抱くと健康でネガティブな感情・建設的な行動につながります。

本日は、まず、友人の一言が気に障り疎遠になったことで悩んでいる方の相談事例を基に、相談者が抱いているイラショナルビリーフをグループで考え、全体でシェアリングいたしました。相談者自身の友人とは同等、対等であるべき、友人はわかってくれる人だと思っていたのにひどい人だ等、様々なイラショナルビリーフと考えられるものが出されました。

また、人はよかれと思って自分に言ってくれていることでも、自分にとってはひっかかる、気になることがあると思います。このような時にどのようなビリーフで接していきたいか等についても話し合いました。自己肯定感との兼ね合い、相手の好意の気持ちは受け取りつつ、友人としての距離感は保つ必要性、納得いかない場合はきちんと話し合う必要性等、様々な視点から意見が出されました。

この事例の場面だけではなく、日常における同じような場面で考えたこと話し合ったこと等を活かしていただけましたら、と思います。

自由研究とお得ーーく(オトーーク)

2018年から個別ワークとして自由研究を導入しています。①セルフ・コントロール、②キャリア・職業準備、③コミュニケーション、④趣味・ライフスタイル・時事ネタの4つの中で、自分の関心があるもので1つテーマを調べてまとめてもらっています。

今日はその自分研究の成果発表、改めお得ーーく(オトーーク)の日でした。

みなさんの知識や経験をたくさん聞けてしまうお得なトークということで、お得ーーく(オトーーク)です。

 

「夏向き衣料素材」「Myヒストリー(自分史)」「昔の思い出」「国民性ジョーク」「指輪をつける位置に込められた意味合い」「復職生活3条件」「お菓子業界と十万石ふくさや」

というバラエティ豊かなテーマをそれぞれが発表。今回も個性的な話が沢山聞けました。今回はご自身の体験やそこから得られた気づきを発表された方が多かったように思います。みなさんの知識や経験を共有できる贅沢な一日でした。身近なテーマも多かったので、共感できることも多く盛り上がりました。

何も準備がなくても参加できるようになっていますので、気軽に参加してもらえればと思います。

CBT*みんな唸った!「ストレスあるある」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
火曜日の<認知行動療法>、6月7月と丁寧に取り組んできた<考え方のクセ>などを踏まえて、今日は実践的に「ストレスあるある」を検討しました。

軽~いところでチャチャっと5・6件できるかな?と恒例の多めの見積もりが、これまた恒例ではありますが、1つのケースをぐっと集中して検討する運びとなりました。

たった1つの事なのに、気付けるチャンネルは本当にいろいろありましたね!1つの事柄=1つの思考の広げ方では決してないことを体得できたのでは、と思います。

今日はたまたまですが、提供してくださったケースがまた「あるある」の上をいく「 実にあるある 」 で。。。

ほぼほぼ全員が大なり小なり同じような経験をされていたかと思います。

プログラムが終わった後、昼休み、休み時間、帰りがけ … 今日は個人的にたくさんのお声をいただきました。

「 自分のことかと思った。」  「 全く同じこと(考え方のクセ)をやっていました。」

「(過去を)見られてたのかとドキっとした。」「 リアルに当時を思い出してしまった 。」

「 あの時の自分に聞かせてあげたかった。」etc.、

ある程度これらのあるある反応の想定はしていたものの、プログラム真っ最中からの皆さんの表情を見渡しつつ、その度合いが鮮やかに想定の上をいったな、と確信した筆者でした。

今日は皆さんの姿を見ていて、こうやって皆さんの中で知識が知恵に醸造されていくんだなぁ … とも感じました。

午後は、第1週目恒例<アロマテラピー>でした。

自分の感覚を信頼することって、とても大切! 自分ならではの精妙な感覚にジャッジせず一番寄り添ってあげられるのは誰でもない自分自身。そしてそこから大きな自己信頼と力が育っていくこともあるんですね☆

午後、印象に残った言葉は「市販されているものは好きになれなかったんだけど、これはイケる。」

自分自身の感覚と繋がって、自分でブレンドしているからなんですよね☆

与えらえたものではないからです(^-^)

自宅で20種類以上のエッセンシャルオイルを揃えるのは大変!

今日も「今ここ」の自分の助けとなる香りスイッチをルームスプレーとしてお土産にお持ち帰りいただきました。

” 8月のアロマ ” 全員集合\(^o^)/

夏バテ予防/初対面の人との交流

みなさん、こんにちは。南浦和駅 前町田クリニックのリワーク報告です。
今日は午前中は夏バテ予防。午後はSST(初対面の人との交流)を行いまいした。

近年の夏バテは自律神経の乱れによる影響が強くなってきているので、結局のところは基本の食事、運動、睡眠のいいサイクルが大切であることを確認しました。

午後のSSTは、利用者さんの要望により、初対面の人との交流を練習しました。利用者さんたちの体験からいくつかのポイントが見えてきました。場数を踏むことで、コツをつかんで慣れていくものだと思うので、また機会があればやってみたいと思います。

試した時点で大成功!という価値観が少しずつ根付いていくといいなと感じています。

 

ブリーフセラピー(例外探し)

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、様々な心理療法の技法の中でブリーフセラピーを行いました。

ブリーフセラピーとは、短時間で問題の解決を図る心理療法です。そして、物事を直接的認識論ではなく円環的認識論で捉えます。

ブリーフセラピーの主なアプローチとしてMRIアプローチ、とBFTC(ソリューションフォーカスト)アプローチの概要を説明いたしました。

MRIアプローチとは、問題が維持されるシステムでは対処行動自体が、問題を支えるコミュニケーションの循環になっている可能性があることから、問題-偽解決循環を解決しようと介入をするものです。BFTC(ソリューションフォーカスト)アプローチとは、問題には必ず、例外が存在するということを観点に例外を検索し、例外の生まれる状況を明確化、その状況を広げていこうとするアプローチ(例外部分はすでに解決しているという考え方)です。

本日はBFTC(ソリューションフォーカスト)アプローチの技法でもある、例外探しを行いました。自分が少し上手くいかないと思う場面で上手くいった場面として、眠れない時、職場で話しかけにくい人とコミュニケーションをとる時、電話対応時、飲み会等、様々な場面とそれに対する例外(上手くいった時)があげられました。

このように上手くいかないと思っている場合にも、上手くいくことがあります。このような上手くいく循環を広げていくことも対応策の1つかと思います。

復職の道のりと復職準備チェック

みなさん、こんにちは!南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、復職のプロセスを説明し、そして復職するか否かの最終関門、復職面談のチェックポイントを確認しました。午後は、復職準備チェックリストを使っての振り返りを行いました。

ゴールが明確になり、自分の現在地点を確認する。その上で、今後の課題について整理してもらいました。ただなんとなく参加するのと、何を得たいのか、どうなりたいのかを明確にしての参加では得られる気づきの質が格段に上がると思います。

今後もみなさんの気づきや成長につながるようなプログラム作りをしていきます。

 

 

 

 

交流分析*5つの上手

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

今日は毎月最終火曜日恒例の<交流分析>、その中でもコミュニケーションがラクになる、生き方がラクになる「5つの上手」をご紹介しました。

毎回この「上手当てワーク」をやると、なっかなかの珍回答が出てくるのが面白くて、筆者の楽しみの1つになっているのですが、今回も秀逸!と思わず唸る上手をはじめ、思わずツッコミを入れたくなる上手、味わい深い上手が出揃いました。

全ての上手を器用にこなせなくても良いですが、今の自分に一番大切な「上手」をそれぞれ確認していきました。

午後の<>では

今週もオーラソーマ🄬を使って自己洞察しました。

言葉にできなくても、感じるものがあれば、それでOK! そしてその感じたものには正直に☆

7月の振り返り

みなさん、こんにちは!南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は1ヶ月の気付きを振り返り、共有し、掘り下げて広げて整理しました。

睡眠の大切さ(朝食の大切さを実感、ブルーライトを夜は避ける、寝逃げ、などなど)

自分なりのセルフ・コントロールを楽しみながら試せるようになった、試している。

客観視の大切さ、日記や手帳、睡眠表などに書き出すこと。

気分が雨の日のすごし方(それぞれの工夫をシェアしました)

…などなど、たっくさんの学びや気付きがあったようです。

お話を聞かせていただいて、みなさん本っ当に充実した1ヶ月をすごされていたんだなぁと実感することができました。

本当に「世の中のたくさんの人に知ってもらいたい!」と思うほど、味わい深い気付きがたくさんありました。しかし、こういった気付きは利用者のみなさんのいろんな経験があってこそ、身にしみて分かるというもの。そういった価値ある時間を過ごせたということを実感してもらえたらと思いました。

コンディションにはどうしても波があります。よくなったり、悪くなったりを繰り返していると「やっていることに意味があるのかなぁ」と虚しく感じてしまうこともあるかもしれません。しかし、こうやって振り返り、他の人もやってよかった、意味があったと共有することで、改めて今までやってきたことを信じて取り組んでいこうと思えるのではないかと思いました。

そういう原点回帰できるような場になったらいいなと思います。今後も毎月末に1ヶ月の振り返りを行っていきます。

 

同調とアサーション

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、同調とアサーションについて行いました。

3つの自己表現(非主張的自己表現、攻撃的自己表現、アサーティブな自己表現)について、特徴等を振り返りました。そして、同調が起こる過程を説明した上で、Asch,S.E.の同調に関する実験の被験者になったつもりで、ご自身の反応等を考えていただきました。

Asch,S.E.の同調に関する実験の概要は、以下のとおりです。

ある用紙(A)に記載されている線と同じ長さのものを、別の紙に記載されている①~③の3本の線の中から選ぶもので、サクラとあなたで参加をしています。(今回はサクラ7名で設定しました)あなたは(A)に記載されているものと同じ長さのものをから選ぶように言われます。明らかに答えは②とわかるものです。一緒に参加している7人のサクラが全員③と誤った回答をした場合に、あなたは①②③の内どれだと回答しますか、というものです。

 

誰が見ても②ですが・・・みなさんはどうされますか?

明らかに②だけど、みんなが③と言うから合わせるという意見、何かひっかけがあるのではないかと疑ってしまうこと、自分が見ているものと同様のものを見ているかどうか確認する、自分が正しい意見だと自信があるため自分の意見を言うことができる等、様々な意見が出されました。その後、日常生活の中で意見が異なる場合の対応について、分かち合いました。職場では他者に合わせるが、親しい人の中ではしっかりと意見を言うことができること、物事の進み具合によって対応を変えること、結末を考えた対応をすること等、臨機応変に対応していく必要性やみんなが同じ意見の時に自分だけ違う意見を言う難しさ等を確認いたしました。

3つの自己表現は時と場合、相手によって使い分けることも必要かと思います。相手と違う意見を言う場合や無理やり同調する場合には葛藤を伴うものと考えられます。自分が選んだ自己表現を大切にしつつ、必要以上に負担がかかりすぎないように対応していくことも1つかと思います。

 

グループ・ワーク『高速ジジ抜き』

みなさん、こんにちは!南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、グループ・ワークで『高速ジジ抜き』の記録に挑戦しました。

ジジ抜きをいかに早く終わらせることができるか、という単純なルールですがなかなか奥が深かったです。

実践しては、改善するを繰り返し、どうしたら早くできるのかディスカッションしながら工夫しました。トランプの持ち方や声かけの仕方、お互いの距離感など、様々な工夫が出ました。何よりみなさんの集中力がすばらしかったですね。

また、目標を共有することの大切さの一方で、目標を意識すると緊張する人もいて、いろんなタイプが1つにまとまっていくことの難しさを実感しました。自分の思っていることを正直に話し、お互いにフォローしあっていくことが大切なのでは、という話になりました。

そのためには、お互いを信頼し合える関係性がベースになると思います。今日はその信頼関係が築けたと思います。

結果としては、1分06秒91という結果でした。早速、日本一ネットに申請したいと思います!