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疾病理解講座「薬物依存症」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は疾病理解講座「薬物依存症」について行いました。

薬物依存症について、説明した後、ハートネットTV「ゼロからの再出発~富山ダルクの薬物依存症者たち」を観覧いたしました。鑑賞後、DVDの感想や心が苦しい時の対処法等について話し合いました。

感想等として、ダルクでの共同生活を送ることについて、一人では心が折れそうになることもあるが、仲間がいることで頑張ることができる等、同じ目標に向かう仲間の存在の大きさ、一日一生という言葉を大切にしたい、自分と向き合うことの大切さについて分かち合いました。

また、心が苦しい時の対処法として、行っていることや行いたいこと等について分かち合いました。対処法のレパートリーを増やす必要性や時と場合によって対処法が異なること等について分かち合いました。

薬物は、インターネットの普及等により、手に入りやすくなっているとも言われております。また、最初は軽い気持ちで初めても抜けられなくなってしまうこともあります。

人は心が苦しい時やストレスがたまった時等に一人で抱えていることで苦しく物や人に頼りたくなってしまうこともあるかと思います。そのような時に薬物等に頼ることのないよう、仲間の大切さ、自分と向き合うことの大切さや薬物依存症の大変さ等を学ぶ一助になったかと思います。

他己紹介

みなさん、こんにちは!南浦和駅前 町田クリニックのリワークの報告です。

今日は、「コミュニケーション」をテーマにみなさんと充実した時間を過ごすことができました。

午前中はコミュニケーションの基本を確認しながら、他己紹介のワークを行いました。

お互いにインタビューし合い、「共感図法」という手法を用いて相手のことについて知ることのできた情報を整理して行きます。そうすると、その人になりきれるくらい相手への理解がぐっと深まっていきます。

そして、理解できたことを他己紹介。紹介された人は「他者から観ると自分ってこんな風に見えているんだな」と気恥ずかしさとともに自己理解もぐっと深まっていったようです。

みなさん、短い時間の中でたくさんの話を引き出し、整理し、発表されていました。

復職したときに、新しい部署に異動したり、新しいメンバーに代わっていたり、初対面の人とコミュニケーションする機会は多いと思います。今日やったことを活かして、お互いの理解を深めていい人間関係につなげてもらえたら嬉しいです。

CBT*エンパスオフ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニック リワークのご報告です。

毎週火曜日に実施しております認知行動療法(CBT)

今週は、あまりにも相手や周りのことをまるで自分のことのように感じ取り過ぎてしまう・受け取り過ぎてしまう。。。環境にあまりにも感化されすぎてしまう(もはや同化レベル)。。といった、共感~empathy(エンパシー)の力が強すぎてしまう。

また、繊細つながりで、相手を気にし過ぎてしまう、いつまでもくよくよ引きずってしまう。。。そんな際の思考を柔らかくしていこうと検討してみました。

 

今日はまず、思考そのものを柔らかくする前に、自分自身がどのくらいその傾向があるか、Highly Sensitive Person (HSP)  「 とっても繊細な人 」度合いをリストを使ってチェックしてみました。

5人に1人は大なり小なりこのタイプ。今まで苦しかった出来事や生きづらさは、自分の努力が足りないとか、そういう問題ではなかったのですね。気付かずに「克服しなくてはいけない」 なんて思ってしまったら、そのまま自己肯定感ダウンにもつながってしまいます。

あ、自分はまさにこのタイプなんだな、と気付くことで、受けているインパクトを腹八分目ならぬ「ココロ八分目」に減らすことができるようになっていきます。圧倒され方も柔らかくなった方が、思考も広げやすくなっていきますね。

27点あるチェックポイント、ほぼほぼ満点のハイ・ハイスコアの方 … やっぱり何人もいらっしゃいました。

「マイナスな自己像」の部分の根本を今日はグラグラと柔らかくすべく揺らしてみました☆

 

具体的にどんな場面でどう思考を柔らかくしていくか … 強すぎる共感力を程よく弱め(エンパスオフ)、繊細・過敏で不便しているココロの部分をどう取り扱ってあげるか、 来週の<社交不安あるある>にも大いに関係してきますので、皆さんで引き続き検討していきましょう。

今週ご参加されていない方にもHSP度チェック用紙をさしあげます。途中ご参加、大丈夫です。

午後の<>では、第3週目恒例のアートヒーリングでした。

自分のスイッチは、誰にでも自分の内側にちゃんとある☆ 外側に求めなくても大丈夫です。

↓↓↓ 一見暗そうに見えるのだけど、この中にこそ<底力>が宿っていて、そこに戻っていく。。。決してネガティブな意味ではない「今の自分のベストな色」と表現されていた時の、動じない、確信に満ちたパワフルな表情がとても印象的でした。幾重にも幾重にも … 色が重なっていましたね☆

ライフスタイル ~食事~

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワークの報告です。

今日はライフスタイルの食事についてみなさんと話し合いました。

心の状態を整えて行く上で、食事、運動、睡眠はとても大切で、食事がいかに大切か、食事について習慣にしたいポイントを確認。その理由についても考えてもらいました。

理由が分かると、その習慣の意味まで理解できるので、「ちょっとやってみようかな」という気持ちになりやすいかなと思います。

一方で、「めんどくさい」とは言っても、「おいしいもの食べたい」など、そういった本音のところについても話し合いました。特に、食材を切る作業、洗い物をする作業が負担になりやすいようです。「嫌なものはイヤ~」と吐き出せたのもよかったと思います。

そして、いかに上手に手を抜くか…万能調味料やカット野菜など、様々な工夫ができることについても確認。

意識す「べき」ことは意識して、でも食を楽しみたいことは我慢せず…この折り合いの付け方が難しいところですが、みなさんなりの食事のライフスタイルに役立ててもらえたら幸いです。

論理療法~事例を通じて~

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、論理療法を行いました。

このビリーフにはイラショナルビリーフとラショナルビリーフがあります。

イラショナルビリーフとは、「ねばならない」「must」といった固定的なもので、ラショナルビリーフとは「好ましい」「better」といった柔軟なものです。

イラショナルビリーフを抱くと不健康でネガティブな感情・自滅的な行動につながり、ラショナルビリーフを抱くと健康でネガティブな感情・建設的な行動につながります。

本日は、まず、雑談の長い先輩がおり、仕事に影響が出るという相談事例を基にグループで相談者のイラショナルビリーフを考えました。「先輩に話しかけられたら付き合わないといけない」、「私の仕事の邪魔をするなんて許せない」等のイラショナルビリーフから、相談者の過去を想定する等をして考えたビリーフ等様々なものが挙げられました。その後、それぞれの場面を振り返っていただき、相談者と同じようなイラショナルビリーフや自分の抱きやすいイラショナルビリーフを考えました。そして、それをラショナルビリーフに変え、自分の抱くビリーフについてわかちあいました。主に、仕事をしている時に抱いてしまうイラショナルビリーフについて、様々な視点からわかちあいました。そして、それを少し和らげたり、エスカレートさせずにラショナルビリーフに変えていくこと等について確認しあいました。イラショナルビリーフからラショナルビリーフへ変えることは簡単なことではありません。ただ、苦しい時等に自分のビリーフを振り返り、よりラショナルな生き方へつながっていくことができれば、と思います。

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成果発表5月

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック、リワークの報告です。

2018年から個別ワークとして自分研究を導入しています。①セルフ・コントロール、②キャリア・職業準備、③コミュニケーション、④趣味・ライフスタイル・時事ネタの4つの中で、自分の関心があるもので1つテーマを調べてまとめてもらっています。

今日はその自分研究の成果発表の日でした。

「スポーツ自転車」「快適な睡眠」「シンギングボールの癒しと効果」「カクテルパーティ効果がないこと」「瞑想」「2018年の浦和レッズ」

というバラエティ豊かなテーマをそれぞれが発表。発表されたテーマを深掘りするディスカッションを行いました。

みなさんそれぞれの発表に工夫やその人らしさが溢れて、とてもいい充実した時間を過ごすことができました。

それぞれの大切な想いを語り、それを真剣に聞き、お互いの意見を交換しあいながら深め合う時間になったと思います。

認知行動療法*うつ「あるある」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

火曜日午前中は<認知行動療法>を実施しています。

今日は うつ「あるある」を皆で検討してみました。

苦しくなってから自分が心に抱いていたことの多くが、抑うつ「症状」そのものであったり、各抑うつ症状の影響を多大に受けていることを今日は認識できました。そこをどう識別できるかがとても大切なポイントになっていきます。

今まではその思考のあらましに気付かずに癒着し溺れているような状況が、気が付くことで外在化できるようになっていきます。

そうすると、抑うつ状態により<考え方のクセ>が強くなってしまっていても、その大切な「種」は大事にしながらも「果肉」となる思考の部分のあり方をゆっくり柔らかく広げていけるようになるのですね。

今日は、うつと認知のゆがみが密接に関係していることに、改めて気付いていった1日でした。

まだまだ まだまだ まだまだ …  あれは? これは? の声が出てきそうです。

繰り返し皆で検討していきましょう。 一気にクリアしなくては、なんて思わなくても大丈夫です。 地道なエクササイズの積み重ねこそがとても大事でしたよね☆

 

来週は「エンパス・オフ」。

相手のことを気にし過ぎてしまう、気を遣い過ぎてしまう、周りの感情やエネルギーを受け取り過ぎてしまう、自分と相手の境界線が曖昧になってしまう、そして … 傷つきやすい。繊細さん。

(書いている段階でもう既に「来週だけで絶対終わらないだろうな」と確信しつつ。。)

そんな思考回路をちょっとずつ、ちょっとずつ … 柔らか~くしていきましょう☆

 

 

午後の<>では、オーラソーマ🄬を使って自己洞察の時間を過ごしました。

今日色の世界にデビューされた方の4本☆ 今日は左から2番目のボトルの話で盛り上がりました。

多くの方が以前からこのボトルに惹き付けられていました。

みなさんは、この左から2番目のボトルを見て、どんなフィーリングが沸き上がってきましたか?

復職への課題

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークの報告です。

本日は利用者のみなさんと、復職を目指すうえで課題になっていることを洗い出しました。

リワークに通い始めて慣れていく初期、自分の課題が分かってきて取り組み始める中期、復職のめどが立って復職後の生活に近づけて行く後期と3つの時期に分け、それぞれどのようなことに困っているのか、どんなことを身に付けていけたら復職に近づくのか、ブレストを行いました。

全体図としてはこんな感じです。

みんな環境は違えど、同じようなことにストレスを感じていたことを共有することができました。そして、あらためて振り返ることが大切ということを実感されたとコメントされている方もいました。

午後は、それらを参考に今月の目標設定を行いました。こうやってグループの力を活用して復職の課題を洗い出しておくと、目標設定の質が各段に上がることを実感。目標設定の大切さに改めて気づかされる一日でした。

 

写真だと見にくいと思いますが、ジャンルごとに課題を分けると、

セルフ・コントロール

キャリア・職業準備

コミュニケーション

ライフスタイル

という感じでした。

認知行動療法*あの人になってみる

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は午前中に認知行動療法を行いました。初めての方がいらしゃいましたので、恒例の基礎部分の説明をした後、引き続き、「考え方に幅をもたせるヒント」の中から、<自分が信頼/尊敬している人であればどう考えるだろうか?>をう~んと具体的に、思考を通り越して体感としてリアルに触れてしまおう! … というワークを実施しました。

実際に<あの人になってみる>を自分の体を使ってやってみると、その「場」に立つまでは思いもしなかった発想が自然に沸き上がったきたりするので不思議ですよね☆

「ああ、あの人はこういう<感覚>なんだ、だからああいう発想が生まれてくるのか!」と、理屈ではないレベルで今まで自分にはなかった*なにか*をキャッチされた方もいらっしゃいました。

そうやって思考の幅が広がっていったり、鉄壁だとおもっていた自分の(不都合な)思考の柵が、ココロの軽やかさと共にあっさりと崩れていったりするのですね。

次回の認知行動療法は<うつあるある>を実施します。うつの時によくある思考の落とし穴に触れていきましょう。

午後は第1週目恒例の<アロマテラピー>を実施しました。

ご自宅で20種類以上のエッセンシャルオイルを揃えるのは大変です。自分の嗅覚と内側からやってくるメッセージに忠実に、思考を一旦脇に置いてリラックスした時間を過ごしました。それぞれのラベルが今月のコミットテーマです☆皆さんそれぞれオリジナルのルームスプレーをお土産にお持ち帰りいただきました。

また今日は、アロマテラピーにも関連する大脳辺縁系の働きと、更に大脳辺縁系と<マインドフルネス>についての動画もご覧いただきました。マインドフルネスが単なる瞑想や気休め、リラックスではないことを今日はしっかり理解していきました。

マサチューセッツ大学でも同じチベタンベルを使っていましたね♪

アサーションいきなり「ノー」と言わないコミュニケーション

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、アサーション「がまんをしないコミュニケーション」について行いました。

依頼を断りたい時に、いきなり「ノー」と言いたくなってしまうことはありますでしょうか?

本日は、いきなり「ノー」と言わない言い方等について、それぞれのケースをあげていただきながら、検討をいたしました。

上司から頼まれた仕事、友達が良かれと思ってやってくれていること等々、なかなか断りにくいものがあります。ただ、その際に、自分の状況を説明すること、引き受けられる条件等(○日までであれば受けることができる等)を伝えること等について、話し合いました。

依頼を断ることは引き受けることに比べて難しいものかと思います。断りにくい場合にも、いきなり感情的に「ノー」と言わずに、自分の状況や気持ちを大切にしながら、自分も相手も尊重した形で伝えていくことも1つかと思います。

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