イラショナルビリーフを考えましょう
2018年03月09日
こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
本日は、論理療法を行いました。
このビリーフにはイラショナルビリーフとラショナルビリーフがあります。
イラショナルビリーフとは、「ねばならない」「must」といった固定的なもので、ラショナルビリーフとは「好ましい」「better」といった柔軟なものです。
イラショナルビリーフを抱くと不健康でネガティブな感情・自滅的な行動につながり、ラショナルビリーフを抱くと健康でネガティブな感情・建設的な行動につながります。
本日は、まず、子どもを叱る時に突き放すような言葉を言ってしまうという母親からの相談事例を基にグループで相談者のイラショナルビリーフを考えました。その後、それぞれ日常生活を振り返り、相談者と同じようなイラショナルビリーフや自分の抱きやすいイラショナルビリーフを考えました。そして、それをラショナルビリーフに変え、自分の抱くビリーフについてわかちあいました。自分に対して厳しくなってしまうこと、完璧主義になってしまうこと、周囲への要求等、様々な視点からイラショナルビリーフをわかちあい、それを少し和らげたり、エスカレートさせずにラショナルビリーフに変えていくこと等について確認しあいました。すぐにビリーフを変えることは難しいと思いますが、自分が苦しい時等にビリーフを振り返ってみることも一つかと思います。
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