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アンガーマネジメント★何を大切にする?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です

今日のリワークは『アンガーマネジメント』です。

アンガーマネジメントとは、「怒り」よって大切な人間関係を壊してしまわないよう、「怒り」を適切に扱える技術を習得することです。

短期的あるいは長期的な対処法がありますが、まずは取り入れることができそうだと感じるところから始めてみるのがいいでしょう。

「怒りを感じやすいので長期的な対処法に力を入れていきたい」と言った感想がありました。

午後のグループワークの『何を大切にする?』では、愛情やお金、健康、楽しみなど8項目の中で大切だと思う順番を決めていきました。

まずは個人の考えを簡単にまとめてから話し合います。多数決に頼らず、安易な妥協もせず、とことん話し合って決めてもらうため今回も話し合いが難航しました。

例えば、愛情という言葉ひとつとっても個々の定義やどういった立場からどの程度の範囲で考えるかなどが違ってきます。他者と向き合うとときには丁寧な聞き取りが必要になってきます。

順位がどうしてもつけられなかったグループもありましたが、安易な妥協はせずに話し合えたことは非常にいい経験となったと思います。

 

金曜日は午後は、作業や話し合いを通して、自身のコミュニケーションを振り返ったり、他者とは違った意見でも勇気を出して伝える練習をしたりする場として機能しています(ロールプレイではありません)。

 

※グループワークは、参加人数によって内容が変更する場合があります。

土曜講座 ストレスコーピング

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」は、ストレスコーピング ~気持ちが軽くなる100のアイディア~ でした。

私たちはよくストレスという言葉を使いますが、ストレスとは一体何でしょうか?

一般的には、ストレッサー(個人にとって負担となる出来事や状況)とストレッサーによって引き起こされるストレス反応(心や体の不調)の両者を合わせて、ストレスと呼んでいます。

ストレスは深刻な健康被害をもたらす場合もありますが、ストレス反応は危険な状況をキャッチするため、健康に生きていくために必要なものでもあります。

つらいことだけではなく、ときには嬉しいこともストレスになります。

ストレスはなくなりません。だからストレスに気づいて対処をする(ストレスコーピング)、上手に付き合っていくことが大切です。

今日は、できるだけたくさんコーピングを書き出しました。1つの項目を細分化して項目を増やすコツもお伝えしました。

書き終えたらグループで意見を出し合って、いいなと思うアイディアは頂戴して項目を増やしました。

1人では100個出せなくても、人と話すうちにアイディアがどんどん広がりました。

また、カードゲームを使って、あるストレッサーに対して、どんな反応をするか、どう対処するかを話し合いました。

みなさんからの感想は、

・みんなで話すと発想が広がって新しいコーピングを発見できた

・どのストレッサーに対しても、いつも同じコーピングを使っていて、コーピングのバリエーションが少ないことがわかった

・カードゲームでは、ストレッサーの捉え方や対処法が、人それぞれ異なり面白いと思った

などでした。

コーピングリストは作って終わりではなく、携帯や手帳に書いて持ち歩き、いつでも使えるようにしておきましょう。新しいアイディアが浮かんだら付け加えて、アップデートしていきましょう。

 

双極性障害★名言の感想を語ろう!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です

午前中の疾病理解では『双極性障害』について学びました。

「双極性障害って何?」「どんな特徴があるの?」「治療方法は?」などを広く学び、理解を深めました。 また、うつ病との違いも明らかにしていきました。

「気分が上下する病という認識しかなかったので勉強になった」などの感想がありました。

 

午後のグループワークでは、名言の感想をグループごとに語ってもらいました。ネガティブであってもポジティブであってもいいので、自分が感じたことを率直に話してみる練習をしました。

話していく中で、『誰の名言なのか』によってその背景を考えて言葉の重みを感じることができたという感想もありましたが、逆に誰が言ったかによって捉えが変わってしまい素直に言葉が入ってこないという感想もありました。

また、感想を語る事によって自身の捉え方の傾向が見えてきたり、同じ言葉でもコンディションによって捉えが変わってしまったりすることの気づきもあったようです。

 

 

金曜日は午後は、作業や話し合いを通して、自身のコミュニケーションを振り返ったり、他者とは違った意見でも勇気を出して伝える練習をしたりする場として機能しています(ロールプレイではありません)。

 

※グループワークは、参加人数によって内容が変更する場合があります。

★9月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど
復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど
自己洞察ワークソーシャルスキルアップヨガ

水曜: 認知行動療法・個別プログラムなど
認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

木曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど
コミュニケーション

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど
実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

アートセラピー☆新人をプロデュースしよう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です

アートセラピーは、思うままに自己表現をすることで気づきや癒しを得る心理療法です。

その種類は多く、様々な方法で自己を表現することができます。技術や作品の良し悪しをはかるものではありません。

今回は、なぐり書きの線からそれに見合うと思われる絵や色を付け足して完成させていく描画療法や音楽鑑賞を行い、最後に歌を口ずさんでみました。

 

午後の実践チームワークは「新人をプロディースしよう」でした。

グループの中から一人を選出し、その人にインタビューしながら強みを探り、新人タレントとして売り出すというものです。

タレントの選定から取材、紙面の制作、最後の発表まで短い時間の中で役割分担をしながら進めることができました。タレントに選ばれたご本人はできた紙面を見て、宝物ができたと嬉しそうでした。

自然的にまとめ役になる方、縁の下の力持ちとして能力を発揮する方など様々です。

こうしたチームワークを通じて自身が自然的になりやすい役割の傾向なども振り返りの材料にしてみるといいでしょう。

 

 

金曜日は、作業や話し合いを通して、自身のコミュニケーションを振り返ったり、練習したりしています。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職後のコンディションや働き方を確認したり、みなさんで意見を出してフォローし合う時間です。

復職前の方からは、

・休職前に関係が悪かった人との復職後の関わり方

・朝仕事に行きたくないときの気持ちの整え方

などの質問がありました。みなさん自分の経験を語りながら対応策を考えました。

復職した方からも、

・どのタイミングで勤務時間を延ばしたらよいか

・だんだん責任ある仕事を任されるようになったことへの戸惑い

などの話題が出ました。復職してからも不安や悩みはあるということが分かりました。

リワークを経て復職されている方の姿は、現在復職を目指している方への励みになります。復職された方もときどきリワークフォローアップに来て、振り返りや経験を話してください。

効果的な人への頼み方☆何を持っていく?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です

 

午前中の復職支援では、効果的な人への頼み方について考えていきました。

まず、なぜ多くの人が人へ頼みごとをする際にストレスを感じるのでしょうか。

それは、「断られるのでは?」「迷惑なのでは?」「無能だと思われそう」など、相手が感じるであろうネガティブな感情を必要以上に高く見積もってしまうからだといわれています。

 

でもそれは本当にそうなのでしょうか。

実は、頼まれる側にも多くのメリットがあることを見落としています。

そして頼んだり、頼まれたりすることは、人間関係を好転させるチャンスにもなるのです。

 

「今まで人に頼みごとをすることを躊躇しがちだったけれど、気にせず頼んでみようと思った」

「私は今まで何を恐れていたのだろうと思った」などの感想がありました。

 

午後のグループワークは緊急時を想定して必要なものは何かを話し合ってもらいました。

今回は大地震の後、避難所に向かう際に何を持ち込むか、持ち込み制限のかかる中で考えてもらいました。架空の家族設定で役になり切り、自分が必要だと思うものを主張していきます。

ペットとペット用品、水、着替えなどなど・・・

中には簡易トイレなどもありました。

話し合いの際には多数決に頼らず、じっくり話し合って決めてもらいました(合意形成)。

 

 

金曜日は、作業や話し合いを通して、自身のコミュニケーションを振り返ったり、練習したりしています。

※グループワークは、参加人数によって内容が変更する場合があります。

★9/28(木)は予定どおり卒業発表を行います★

町田クリニック リワークプログラムからご案内です。

★卒業発表★ 今月は予定通り、開催します!

9月28(木)午後です!

復職が決まった方から、ご自身の経験をうかがえる貴重な機会です。
ぜひ、ご参加ください!

個別フォローは卒業発表の後に行います。
開始時間が遅くなること、お一人の時間が限られることをご了承ください。

よろしくお願いします。

「アサーション」ってなんですか?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

木曜日のコミュニケーションでは、これから約一か月「アサーション」に取り組んでいきます。

「アサーション」は日本語にするのがなかなか難しい言葉なのですが、「さわやかな自己表現」とも呼ばれています。
自分のことも、相手のことも犠牲にせず、お互いを尊重して円滑な対人関係をはぐくむのに大切な視点です。

今日は、自分のコミュニケーションの特徴を知ることから始めました。
振り返ってみると、攻撃的なスタイル、非主張的なスタイルをとることも多いですよね?
どうしてそうなってしまうのでしょうか?

実は、アサーティブであることで、問題や悩みがなくなるわけではなりません。
率直にコミュニケーションをしていくことで、かえって葛藤を引き起こすこともあります。
その葛藤をさけて黙ってしまうのではなく、お互いが納得できるやりとりの積み重ねが、気持ちの良い関係づくりにつながります。

後半は、そんなやりとりを試してみよう!ということでグループワークをやってみました。
「人生で大切なもの・こと」お互いに大切なものを伝え合い、合意を目指して話し合ってみました。
4グループ、いろいろなアイディアは出ましたが、今日はどのグループも合意できましたね!
粘り強くコミュニケーションを繰り返していくことで、最終的に合意ができた。
少数意見も含めて、いろいろなアイディアを聞くことができて、自分にはない視点があった。
誰かの意見が、他の人の意見をつぶしてしまうのでなく、よりよいものに発展できた。

今日は「嬉しい経験ができた」という感想がたくさんあって、こちらもとても嬉しくなりました!

まず、自分を大切にすることからアサーションは始まります。
自分が伝えたい内容がアサーティブでなければ、アサーティブに伝えることは当然できませんよね。
来週は、まず、考え方を整えていきましょう!

CBT*自分の考えと感情に気づく

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では
普段気づいているようで流れてしまっている自分の思考や感情に気付いていくワークを実施しました。

改めてストレスの場面を切り取ってみると
その瞬間には1つだけではない、いろいろな考えや、いろいろな感情が 湧き上がっていましたね。

自分がこれで傷ついていたのだ、と思っていたものの源は
こうしてよくよく見つめてみると、意外な部分がココロにぐさっときていたことに
気付かれた方も何人もいらっしゃいました。

また、怒っていたと思っていたら、
本当は別の感情の方がはるかに大きかった、と気づかれた方々も。

自分の感情や思考を客観的に気づいていくことで
ネガティブな「気分」に振り回されないようになっていきましょう。