ブログ

効果的な人への頼み方☆何を持っていく?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です

 

午前中の復職支援では、効果的な人への頼み方について考えていきました。

まず、なぜ多くの人が人へ頼みごとをする際にストレスを感じるのでしょうか。

それは、「断られるのでは?」「迷惑なのでは?」「無能だと思われそう」など、相手が感じるであろうネガティブな感情を必要以上に高く見積もってしまうからだといわれています。

 

でもそれは本当にそうなのでしょうか。

実は、頼まれる側にも多くのメリットがあることを見落としています。

そして頼んだり、頼まれたりすることは、人間関係を好転させるチャンスにもなるのです。

 

「今まで人に頼みごとをすることを躊躇しがちだったけれど、気にせず頼んでみようと思った」

「私は今まで何を恐れていたのだろうと思った」などの感想がありました。

 

午後のグループワークは緊急時を想定して必要なものは何かを話し合ってもらいました。

今回は大地震の後、避難所に向かう際に何を持ち込むか、持ち込み制限のかかる中で考えてもらいました。架空の家族設定で役になり切り、自分が必要だと思うものを主張していきます。

ペットとペット用品、水、着替えなどなど・・・

中には簡易トイレなどもありました。

話し合いの際には多数決に頼らず、じっくり話し合って決めてもらいました(合意形成)。

 

 

金曜日は、作業や話し合いを通して、自身のコミュニケーションを振り返ったり、練習したりしています。

※グループワークは、参加人数によって内容が変更する場合があります。

★9/28(木)は予定どおり卒業発表を行います★

町田クリニック リワークプログラムからご案内です。

★卒業発表★ 今月は予定通り、開催します!

9月28(木)午後です!

復職が決まった方から、ご自身の経験をうかがえる貴重な機会です。
ぜひ、ご参加ください!

個別フォローは卒業発表の後に行います。
開始時間が遅くなること、お一人の時間が限られることをご了承ください。

よろしくお願いします。

「アサーション」ってなんですか?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

木曜日のコミュニケーションでは、これから約一か月「アサーション」に取り組んでいきます。

「アサーション」は日本語にするのがなかなか難しい言葉なのですが、「さわやかな自己表現」とも呼ばれています。
自分のことも、相手のことも犠牲にせず、お互いを尊重して円滑な対人関係をはぐくむのに大切な視点です。

今日は、自分のコミュニケーションの特徴を知ることから始めました。
振り返ってみると、攻撃的なスタイル、非主張的なスタイルをとることも多いですよね?
どうしてそうなってしまうのでしょうか?

実は、アサーティブであることで、問題や悩みがなくなるわけではなりません。
率直にコミュニケーションをしていくことで、かえって葛藤を引き起こすこともあります。
その葛藤をさけて黙ってしまうのではなく、お互いが納得できるやりとりの積み重ねが、気持ちの良い関係づくりにつながります。

後半は、そんなやりとりを試してみよう!ということでグループワークをやってみました。
「人生で大切なもの・こと」お互いに大切なものを伝え合い、合意を目指して話し合ってみました。
4グループ、いろいろなアイディアは出ましたが、今日はどのグループも合意できましたね!
粘り強くコミュニケーションを繰り返していくことで、最終的に合意ができた。
少数意見も含めて、いろいろなアイディアを聞くことができて、自分にはない視点があった。
誰かの意見が、他の人の意見をつぶしてしまうのでなく、よりよいものに発展できた。

今日は「嬉しい経験ができた」という感想がたくさんあって、こちらもとても嬉しくなりました!

まず、自分を大切にすることからアサーションは始まります。
自分が伝えたい内容がアサーティブでなければ、アサーティブに伝えることは当然できませんよね。
来週は、まず、考え方を整えていきましょう!

CBT*自分の考えと感情に気づく

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では
普段気づいているようで流れてしまっている自分の思考や感情に気付いていくワークを実施しました。

改めてストレスの場面を切り取ってみると
その瞬間には1つだけではない、いろいろな考えや、いろいろな感情が 湧き上がっていましたね。

自分がこれで傷ついていたのだ、と思っていたものの源は
こうしてよくよく見つめてみると、意外な部分がココロにぐさっときていたことに
気付かれた方も何人もいらっしゃいました。

また、怒っていたと思っていたら、
本当は別の感情の方がはるかに大きかった、と気づかれた方々も。

自分の感情や思考を客観的に気づいていくことで
ネガティブな「気分」に振り回されないようになっていきましょう。

その考えはどこからきてる?~チャンクアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
考えの塊~「チャンク」~の概念について検討していきました。

目の前の想いに囚われる・かかりきりになってしまって
どのような想いのベースからその考えが前面に出てくるのか?

そのベースとなるものは自分自身を守ったり、より良い方向にいかせたい想いなのですが、
目の前の想い囚われ過ぎてしまうと、なんのためにその目の前のことに取り組んでいるのかわからないまま、ただただストレスに晒されてしまう … ということが往々にしてあったりするのです。

実際に自分のことをテーマにしてワークしてみると
いままでいかに1つだけのルートに囚われていたかが実感できましたね。

まるでエレベーターに乗って建物を上がったり下がったりするように
自分の思考の塊を自由自在に移動できるようになって
ストレスを軽やかにかわしていきましょう。

リワークの使い方-リハビリのポイントをつかもう!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

月曜日は、復職や転職、社会復帰に向けた準備につながる取り組みを進めていきます。
そのなかで今月は、「リハビリのポイントをつかもう!」
リハビリと一言でいっても、何をどうしたらよいのか、とまどうことはありませんか?
今月は、ふたたび働き始めるまでに、何を整えていったらいいのか、自分のポイントをおさえていきましょう。

今日は、「働く力を回復する」ために、とりもどしておきたいポイントをつかみ、リワークをどう使っていけばよいかを考えました。

復帰へ向けて、どんな準備をしていけばいいだろうか?
いろいろな面から考えている皆さんの姿は真剣そのものでした。
最後に、復帰直前の準備が整っている自分のイメージを具体的にできるだけたくさん書き出すワークをしました。

なかなかイメージができない方もいらっしゃったようですが、焦る必要はありません。
少しずつリハビリを進めながら、自分の方向性を作っていきましょう。
書き出してみると、今の自分との違いがくっきりとして、自分なりに何をしたらいいのか考えられたという方も多かったようです。

皆さんが今に至った経緯も、もどっていきたい行先も、それぞれ違います。
ということは、リハビリしておきたいポイントも、そのための工夫も、本当に一人ずつ違うのです。
そのためには、個別に相談してカスタマイズすることも大切。
後半は個別フォローの時間だったので、そんな相談をした方々もいらっしゃいました。

さ来週は、ご自分のこれまでの経緯から、何が体調悪化の背景にあったのか、振り返っていきましょう。
辛い経験を思い出すことにもなるかもしれません。
だからこそ、家で、一人でやらずに、みんなのいる、外の場でやった方が、切り替えられることもありますね。

月に1度のなんでもとーく

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

本日は月に1度の<なんでもとーく>で
今の自分が思っていることを分かち合っていきました。

本日はいつもよりも少ない人数でしたので
お一人お一人の時間を比較的ゆったり取ることができながら
大切なことをいろいろ確認できましたね。

今日は「動ける時と動けない時の差が激しい」というテーマが
多かった1日でした。
双極性、反復性うつのほか、シンプルに調子良い時悪い時 …
いろいろなレベルの中にある「調子の差」。
どちらの局面でもどう過ごしていくのかの意識が
安定に寄与していくといいですね。

次回は10月14日(土)になります。
またお会いしましょう。

自己理解とは☆アートセラピー

午前中の「自己理解」では、自己理解の大切さについて学びました。
自己理解が進んでいる状態とはどんな状態で、自己理解が進むとどのようなメリットがあるのでしょうか。また自己理解が深まる習慣については、いくつか練習しながら進めました。
自己理解が進むと他者への理解も深まったり、自身をありのまま受け止めるようになったりするので人間関係が円滑になりやすくなります。
仕事でも判断力や行動力のUPにもつながります。

午後のグループワークは台風(大雨警報)の影響もあり参加者が少なかったため、予定していたプログラムを変更してコラージュやパステルアートを行いました。
コラージュは、思いのままに雑誌を切り、ペタペタと貼っていきます。パステルアートは丸を描いていく手法で行いました。何かの作業に集中するとあっという間に時間が過ぎます。
最後にできた作品の感想を皆でシェアしました。
さわやかな色づかいの海の中、さわやかな銀河を描いたパステルアート、好きなばかりを集めたコラージュはストレスコーピングの材料になりました。

金曜日は、作業や話し合いを通して、自身のコミュニケーションを振り返ったり、練習したりしています。
※グループワークは、参加人数によって内容が変更する場合があります。

認知行動療法*シリーズスタート

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日は<認知行動療法>の16回シリーズが再びスタートをきりました。
町田クリニックでは、ご参加を固定していないので、途中からのご参加でも毎回何かしら大切なポイントをスポットでも得られるようにプログラムをデザインしていますが、やはり初回にはこの認知行動療法を俯瞰して理解する土台の回となりましたね。

途中からご参加されてきた方々が
何度も何度も繰り返し聞いてきたフレーズは
「こういうことだったからか」と全体像と繋がって理解できた方もいらっしゃったご様子でした。

ちょっとしたホームワークをやっていく大切さ
習慣化させて自分の身に沁み込ませていく大切さ
背伸びをしない大切さ

これらを大切にしながら
今後の自分が今よりも楽になっていきますよう
これから皆でやっていきましょうね。


次回も今回のおさらいをしてから始めていきます。
最初から体系的に認知行動療法を学んでいきたい方は、今がご参加を始めるタイミングです。
(もちろん、シリーズ途中からのご参加でも大丈夫です)

ココロの貯金箱

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
メンタルが辛くなっていく・メンタルのエネルギーを保っていくカラクリを
「ココロの貯金箱」をイメージしながら皆で理解していきました。

基本中の基本。土台中の土台中の土台。
自分がどうしてこんなに辛くなっていってしまったのか。
あまりにも当たり前過ぎて、それがいかに大切なことなのかが抜けてしまっていると大変です。

やってこなかったこと
スルーしてたこと
視野にも入れていなかったこと
「くだらない」と拒絶感すらもっていたこと
大きく誤解していたこと …

いろいろ、いろいろ、ありましたね。

ああああ・・・
これだけ揃ってしまえばどんどんメンタルの具合が悪くなる一方だったのは
当たり前だな、こりゃ。

そんなお声がたくさん今回は集まりました。