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「アサーション」ってなんですか?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

★ 4月から、コミュニケーションは水曜から木曜にお引越ししました ★

4月の木曜日は、一か月かけて「アサーション」に取り組んでいきます。

「アサーション」は日本語にするのがなかなか難しい言葉なのですが、「さわやかな自己表現」とも呼ばれています。
自分のことも、相手のことも犠牲にせず、お互いを尊重しあって関係をはぐくむのに大切な視点です。

今日は、自分のコミュニケーションの特徴を知ることから始めました。
振り返ってみると、非主張的なスタイルや攻撃的なスタイルをとることが多い方もいるようです。
どうしてそうなってしまうのでしょうか?

実は、アサーティブであることで、問題や悩みがなくなるわけではなりません。
率直なやりとりは葛藤を引き起こすこともあります。
その葛藤をさけて黙ってしまうのではなく、お互いが納得できるやりとりの積み重ねが、気持ちの良い関係づくりにつながります。

後半は、そんなやりとりを試してみよう!ということでグループワークをやってみました。
「人生で大切にしていること」をテーマに、お互いに大切なものを伝え合い、合意を目指して話し合ってみました。
最初は少し硬かったやりとりでしたが、最後はお互いにスッキリした笑顔で和やかな振り返りにつながっていました。

日頃の自分の、あるいは周囲のコミュニケーションを振り返ってみると、アサーティブであることは結構難しいことも実感します。
それでも、今日感じられた「いい感じ」は、アサーションへの動機づけにつながることでしょう。

まず、自分を大切にすることからアサーションは始まります。
次回は、自分が伝えたい内容がアサーティブでなければ、アサーティブに伝えることは当然できませんよね。
来週は、まず、考え方を整えていきましょう!

CBT*ソクラテスよ降臨せよ!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、ソクラテス質問法を使って
自分自身にツッコミを入れていく→ ストレスの中で固くなってしまった思考を柔らかくしていきました。

空気のように当たり前だと思っていたことが
意外や意外、必ずしもそうでない「かも」と風穴が開いていく瞬間を感じていけたのは何よりです。

ちょっとした質問のコツが考え方の幅を広げていきますね。

本日は「確証バイアス」についても触れていきましたが
このカラクリを知っていると、自分自身へのツッコミも軽やかにできるようになるようです。

今の自分にとって最も使いやすいフレーズから
身に着けていけるといいですね。

3人のメンター

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
本日の<自己洞察ワーク>では
「3人のメンター」と題して、自分の心を支える3つの存在を通して
自分の軸に触れていきました。

メンターはなにも生きた人間である必要は全くありません。
映画の主人公でも、動物でも自然でも
メンター選びのポイントさえ押さえていれば何でもOKなのです。

自分の深く大切な部分と繋がれた時
涙が流れるのはとても自然なことです。

自分でシナリオを作らない・沸き上がるままをキャッチすることを
初めて体験された方もいらっしゃいました。

いつもとは「使う部分」がちょっと違ったワークでした。

4月のアクションプランをたてよう!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、4月のスタートということで、今月のアクションプランを考えました。
毎月のスタートにやっているプログラムですが、自分の現状を把握して、復職や復職、社会復帰にむけて、リハビリの計画をたてるためには大切なステップです。

月一回、「復職準備チェックリスト」を使って、自分のコンディションの変化をつかんでいきます。
これが、現在地、ですね。
そのうえで、自分が復職直前にこうなっていたいという状態をイメージすると、その間を埋めるのがリハビリになります。

先月も今月も、、復職間近の方々も、比較的多くいらっしゃいます。
そうなると、復職を意識して、緊張したり、不安が増したり、いろいろと考えてしまうもの。
そういうときこそ、チェックリストで現在地をみえるようにして、何をするか、具体的に絞り込んでいくと効果的です。

その上で、個別フォローアップでは、皆さんが今、困ったり、もやもやしたり、解決したいことをマンツーマンでゆっくり話します。
その場では答えは出なくても、話していくとほっとしたり、整理できたり。
次にやることがクリアになるのも、よいところですね!

今月の月曜日は「キャリア」のプログラムです。
様々な面から、自分の働き方、仕事とのつきあい方を見直してみましょう!
しばらく働いてみた今だからこそ、実感できることがあるかもしれません。
これからの「持続可能な」働き方を考えていきましょう。

土曜講座 アドラー心理学 ~生きやすくなるヒント~

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」は、〝アドラー心理学 生きやすくなるヒント“ でした。

ここ数年、アドラー心理学は、ビジネスや教育、様々な分野で話題となっているので、アドラーの名前を聞いたことがある方も多いでしょう。

アドラーは、「対人関係の中にこそ人間の悩みはある」と言い、良好な人間関係を築くための心理療法に焦点を当てました。

私たちは社会生活を営んでおり、人との関わりは避けて通れません。人間関係の中で、考え方の違い、競争、摩擦、嫉妬などに直面している現代人に、アドラー心理学は生きやすくなるヒントを与えてくれます。

今日は、たくさんあるアドラーの考え方の中で、特に、自分や相手に対する「勇気づけ」と、誰もが抱いている「劣等感」について学びました。

「勇気づけ」のコツの1つである「ダメ出し」ではなく「ヨイ出し」をしようという考え方をご紹介すると、みなさんから「なるほど~」「ダメ出しは得意だけど、ヨイ出しはしたことがなかった」「ぜひしてみたい」と目から鱗の様子でした。

また、「劣等感」は誰もが持っているもので、それ自体は問題ではなく、どう対応していくかが大切で、少しずつ無理せずに劣等感を和らげていく方法を学びました。

劣等感を受け入れて少しずつ自分を変えていきたい、自分の良いところをもっと認めて勇気づけをしたい、という感想が多く聞かれました。

アドラーは、人間関係をより良くしたり、生きやすくなるヒントを、まだまだたくさん残してくれています。とても2時間では足りなかったので、またの機会にご紹介します。次回もぜひご参加ください。

対人関係r療法★何を大切にする?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日のリワークテーマは『対人関係療法』です。
対人関係療法とは、今ある他者との関係を『役割』という視点から考えていき、調整していく療法です。
自分が相手に期待する役割と相手が自分に期待する役割のズレがあると役割の不一致が生じます。
そうしたことを振り返りながら、重要な人との関係を見直していきます。

「人への期待値が高かったことに気付いた」「ギクシャクしていた人は役割と期待のズレがあったことに気付いた」などの感想がありました。

午後のグループワークでは、お金や愛、健康など、生きていく上で何を大切にするかをまずは個人レベルで考えました。
その後、グループで多数決に頼らない話し合いによって、大切だと思う順番を決めてもらいました。
言葉の定義をすり合わせたり、他者の考えを丁寧に聞いたりすることで自身の考えを変え、話をまとめていく様子が素晴らしかったです。

CBT*行動できないブロックをつかむ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
問題解決法を実施する時にうまくいかない落とし穴(ココロのブロック)について検討していきました。

実際にワークシートをやっていきながら感じた
「でもさぁ … 」な ぶーたれ。

実はこのぶーたれこそが扉を開く宝。
ジャッジすることなくしっかりみつめることで
このぶーたれは実に豊かなブロックを溶かす宝の認知に繋がっていくのですね。

ブロックは、
進もう進もうと一生懸命アクセルを踏んでいるつもりで
実はもう片方の足で更に強く踏んでいるブレーキです。

今日はたくさんのブロックに気付けましたね!
考え方のクセを解放する「ちょっとしたコツ」をこれからも身に着けていきましょう。

また、実際の問題を出して戴いて実施したデモンストレーションからも
「ちょっとした違いが、大きな成果の違いになること」を体験できたご様子でなによりです。

4月から<認知行動療法>は水曜日午前中の実施になります。
午後の<個別集中ワーク>では、午前中の<認知行動療法>担当者が引き続き担当となりますので
今まで以上に認知行動療法のワークシートを取り揃えて
更に普段使いができるように、繰り返し繰り返し、ドリルのように練習できる環境を整えていきます。

直接個別にフィードバックもできますので、
考え方を柔らかくしてストレス対処能力をアップさせるプロセスを更に充実させていきましょうね。

今月の振り返りと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、3月最後の水曜日ということで、月間の振り返りを行ないました。
今月やったこと、気づいたこと、今後に役立ちそうなこと。
各自で振り返った後、全員でシェアしていきました。
それぞれの出したキーワードにピン!ときたら、「それ、どういうこと?」と詳しく聞いてみました。

毎回、違う顔ぶれが集まる当院のリワークでは、皆さんの状況も様々。
お互いに、やってみたことや、気づいたことなど、困ったことなど、いつも和やかに話がはずみます。
自分の事を話すことが苦手な人、話すこと自体が得意じゃないなと思っている人。
この場では皆耳を傾けてくれるので、安心して話せるし、人にも聞ける。
そんな経験をくりかえすことで、少しずつ社会復帰へ向けてステップを重ねていきましょう。

個別フォローアップでは、それぞれ、今、感じていることや抱えている課題、今後へのもやもやなどを話し合いました。
抱えている事情は人それぞれ。自分のおかれている状況が、人から見ると、まったく違って見えることもあります。
毎週1回、来月からは月曜日か木曜日の午後にありますので、ぜひ、気軽に話に来てください。

グループで語り合うことで気づくこと、1対1で丁寧に話し合うことでわかること、うまく組み合わせていきましょう。

今日の振り返りもふまえて、来週の月曜日は4月のアクションプランをたてるところから始めます。
その前にまずは、今月も頑張った自分をねぎらって。また次の一歩をすすめていきましょう。

★4月からのプログラム変更のご案内★

こんにちは。
南浦和駅前町田クリニック リワークプログラムよりご案内です。

来月4月から、一部、曜日とプログラム内容の組み合わせが変わります。

月曜日:復職準備・キャリア・個別フォローアップ
火曜日:自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガ
水曜日:認知行動療法・個別集中ワーク
木曜日:コミュニケーション・個別フォローアップ
金曜日:心理療法、自己理解、復職準備、グループワーク、疾病理解 ほか
土曜日:土曜講座、フリートーク、個別フォローアップ、リワークフォローアップなど

水曜日と木曜日のプログラムが入れ替わります。

各月のプログラム内容は、これまで通り下旬に公開される翌月のリワーク・スケジュールでご確認ください。
今後とも、よろしくお願いいたします。


			

人生のパッチワーク-ライフデザインを考える

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

3月最後の月曜日は、仕事についてだけではなく、もう少し広い視点で「人生」を眺めてみました。
元の職場へ復帰するつもりの方にとっても、転職を考えている方にとっても、これからどう働いていくか、考えどころですね。
仕事を離れているこの期間を、働き方を見直して、これからについて考える時間にしてみましょう。

 

今日は、そのスタートとして、「人生」という大きな視点からライフデザインを考えてみました。
私たちは、いつも多面的な役割を担っていますし、それらは、そのときどきで流動的に変化しているものです。
パッチワークをイメージして、これまでの人生を振り返ると、今、自分が求めている人生とは違った色分けになっていることが実感できました。

他の参加者の方とお互いの絵を見せ合うと、誰一人として同じものがないことに気が付きます。
人生に描くイメージは、本当にそれぞれなんですね。

そして、休職前後のパッチワークと自分が望んでいるパッチワーク、ほとんどの方が違ったものになっていたようです。

休職前後は、なぜ望まないかたちになっていたのでしょうか?
そこから変えたいことがあるなら、どのような工夫をしたら、実現しそうでしょうか?

ここにも、今後の健康的で安定した働き方をみつけるヒントがみつかりそうですね!

働き方は、いろいろな視点から見直すことができます。
来月は「キャリア」をテーマに、様々な視点から働くことと自分との関係を、改めて見直していきましょう。

今だからこそ、自分を再発見することが、これからの人生の可能性を広げることにつながるはずです!