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再発しないために-ケアのきっかけを知っておこう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

5月の月曜日は、復職準備として「再発予防」のためにできること考えています。
今日はそのなかでも、「再発しないために」というテーマで、具体的な予防策や対処について考える内容です。
スタートから、メンバー自身、これからにとって一番大切なことだ!と意気込みが感じられました。

再発を防ぐためには、まず、ストレスや負荷がかかっている自分に気づくことが必要です。
自分の内面の変化- どんなところからそれに気づきますか?
外側の変化- どんなことがきっかけになりそうでしょうか?
この2つに注目して、じっくりとコンディションを振り返っていきました。

落ちているときは、わかりやすいですね。落ち込んだり、眠れなくなったり。自覚もある。
反対に上がりすぎているとき、実感としてわかりますか?
頑張りがきくときとか、意欲的にたくさんうごけて調子がいいと感じるとか、これがいつもの感じだと思っている人も多かったようです。
ちょっと待って! そういうときって、ほんとうに普段の自分でしょうか?
長期的にコンディションを記録していくことで、「いつも」の自分の状態を自覚することができます。

リワークでは、毎回、来た時と帰りのコンディションをチェックして記録します。
その積み重ねが「日頃の自分」「いつもの自分」を感じることにつながり、
そのいつもの自分とちょっと違うサインへの感度を高めることになるのです。

今日は、「いつもの感じ」が自分でよくわからないんだけど、、、という人がいました。
いつもの感じは、違和感がないから、実感として残らないのも当然です。
落ちてしまうと対処したくても動けない、、、という人もいました。
そういう人は、もっと前にケアを始めなくてはいけないのでは?

ストレスへのケアは、セルフケアが土台です。
自分の変化を自分で感じ取って、自分でメンテナンスできる道具をたくさんみつけておきましょう!

来週は、ストレスを感じるような出来事から回復する力について、考えていきましょう。
「レジリエンス」を育てていくために。

月に1度のなんどもとーく

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は月に1度の<なんでもとーく>を実施しました。
まる1年前後お久し振りな方々が複数お見えになり、それでも
時期は違えどしんどさを抱えながら同じこの場でプロセスを過ごしてきたご経験からくるのでしょうか
みなさん違和感なく

「ちょっとみなさんに訊いてみてもいい?」
「ちょっと聴いてよ、こんなことがあってさ」

など、今の気持ちを分かち合っていらっしゃいました。

下がり止めを図るためにも「場」を活用する
自分を大切するエッセンスですね。

睡眠障害★自己紹介のウソ・ホント

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中の疾病理解では、睡眠障害について理解を深めました。

睡眠障害といえば不眠を思いつく方も多いと思いますが、それだけではなく様々な症状や原因があります。

そうしたことを踏まえ、眠くなる仕組みなど基本的なことから睡眠障害を引き起こす疾患までを学びました。

学ぶ中で、多くの人が睡眠に関する課題を抱えていることもわかったと思います

 

午後のグループワークでは「自己紹介のウソ・ホント」を通して、相手の話をよく聞いたり表情の変化に気をつけたりしながら、自らも自己開示をして人前で話す練習をしました。

自己紹介といっても単なる自己紹介ではなく、4つの項目のうち一つだけ嘘の自己紹介を盛り込みます。

その嘘の自己紹介はどれなのかを当てながら進めていきました。

話し手の表情や紹介内容に真剣に耳を傾け、一人一回だけ自己紹介をした相手に質問ができます。

巧妙なウソを見破れるかどうか、真剣でありながら楽しく話し合いができました。

また、そうした中で自身の予測が外れることが多いことも経験し、相手に対する勝手な思い込みを多くの人がしていることに気付きました。

 

 

金曜日のグループワークやチームワークでは、楽しんで話し合いができるような題材を用意しています。

みなさん、ぜひご参加くださいね!

こころの窓の開き方-自己開示とのつきあい方

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

木曜日は「コミュニケーション」や「対人関係」がテーマです。
どちらも、なかなか思うようにいかなかったり、ストレスになるものですね。
今月は、「相手に振り回されないために」何ができるか、考えていきましょう。

今日は「わたしを伝える」ことと直結する「自己開示」を取り上げてみました。

「自己開示」今日のメンバーは、ほとんどの方が苦手と答えました。
そこには、ちょっとした誤解もあったようです。
自分の事を話すってことだよね? 黙っておきたいこともあるし、そもそも、打ち明け話とか好きじゃないし。

確かに、自分のことを伝えるのが自己開示ですが、言いたくないことまで話す必要はありませんよね。
自分がどのくらい自分の事を伝えたいと思っているのか、-----つまり心の扉を開きたいと思っているのか
相手や話題や状況によって、自分で調整していいのです。

そこで、まずは身近な人と自分との関係を振り返ってみました。
あの人に対して、自分はどのくらい伝えられているだろう、あの人の言葉をどのくらい受け取っているだろう。
この関係を描いてみると、相手によって違いがあることも見えてきましたし、
他者との関係にある自分のクセも見えてきましたね。

後半は、「私を紹介してもらおう!」というコミュニケーションワークをしてみました。
メモもインタビューもなし! 自由な対話から、相手の人となりを知っていきましょう。
最初はえー!!!と驚いていたメンバーも、話も弾み、相手への印象もまとまり。自分のことも話せた、かな?
最後はみんなで紹介し合って、意外な面がたくさん引き出されました。楽しかった!

来週は、他者との「やりとりの分析」をしてみましょう。
あの人とのやりとりがなぜ続かないのか、いつものやりとりがなぜ居心地が悪いのか、ひも解いてみればわかるかもしれません。

認知行動療法*シリーズスタート

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日から4ヵ月に亘る<認知行動療法>のシリーズが始まりました。
今月は基本の部分をしっかりやっていきましょう。

本日一番みなさんの反応が大きかったのは
「抑うつスキーマ」でした。

いままで絶対だと疑わなかったあの考えは
まさか <症状> だったとは。

受け取り方のカラクリを理解できると
いかに自分がまんまとハマっていたか客観的に気づけますよね。

これからみんなでじっくり取り組んでいきましょう。

ココロの栄養ことば

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
今の自分にとってココロの支えになるフレーズを集めていきました。

自分のココロにとって大切な栄養になるのは
なにも立派だったり有名だったりする格言とは限りません。

昔のドラマや大好きだったアニメや歌詞で出てきたフレーズが
ずっとずっと自分自身を支えてきた・奮い立たせてきた
ということもアリなのですね。

また、過去の実際の経験で
誰かに言われたひとことだったりすることも。

更には
時には「モチベーションが上がる」言葉がベストとも限りません。

自分の感性を素直に開いて
自分のココロに沁み込む・響くことばを
いつもそばに置いてみましょうね。

ココロの貯金箱、赤字になってない?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
ココロの貯金箱をイメージしながら、ココロの栄養、エネルギーがどのような状態か、
マイナスのエネルギーが溜まっちゃうのはどういうことが起こっているからか、
プラスの栄養をためていくにはどうすればよいか、
などを中心に皆で取り組んでいきました。

とてもシンプルであるが故に、逆にスルーされてしまっている
落とし穴やトラップ(罠)にも気づいていきましたね。

意外や意外、良さそうに聞こえる言葉が
ココロの栄養を削ぐ「ディスカウント」だったことに気づかれた方も
多かったご様子でした。

みんなの期待のように自分はいなきゃいけない
… そう考えるのは大きな 縛り になってしまいますよね。
苦しくなるのもとても自然なことです。

自分にとってココロの栄養になるかどうかは、
自分でしか分からないし
自分で決めて良かったのですね。

愛着スタイル☆共通点探し

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中の自己理解では、大きく3つの愛着スタイル(不安型、安定型、回避型)の特徴や克服ポイントなどを紹介し、自身の傾向がどこに偏りがちなのか振り返り、より良いコミュニケーションについて考えました。

3つの中でどれがいいのか悪いのかということではなく、自身のスタイルによって生きづらさを感じるなら、改善の余地があるかもしれません。

辛いパターンに陥らないために相手選びを慎重にしてみたり、安定型の要素を取り入れたり、いくつかの克服ポイントを確認しました。安定型を目指したいとの感想が多かったです。

 

午後のグループワークは、「共通点探し」をしました。

例えば「朝ごはんはパン派かごはん派か」など簡単なもので、グループのメンバーの共通点を探すというものです。

こうした何気ない会話の中で、周りの人や話す相手の様子を見ながら、内容や声の大きさや時間など自身のコミュニケーションのあり方を意識してもらえれば良いと思います。

 

 

金曜日のグループワークやチームワークでは、楽しんで話し合いができるような題材を用意しています。

みなさん、ぜひご参加くださいね!

4月の振り返りと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、4月最後の木曜日ということで、今月の振り返りを行ないました。
今月やったこと、気づいたこと、今後に役立ちそうなこと。
各自で振り返った後、全員でシェアしていきます。
それぞれの出したキーワードにピン!ときたら、「それ、どういうこと?」と詳しく聞いてみました。

今月は、プログラム以外の場面でやってみた事や感じたことなども、いろいろ話題に上がりました。
そのときの心の持ちようやそうなるまでのプロセスなど聞いていくと、自分にも重なる経験もありました。
リワークプログラムに参加する1つの効果は、こういった近い経験をしている方々と共感し合えることでしょう。

個別フォローアップでは、それぞれ、今、感じていることや抱えている課題、今後へのもやもやなどを話し合いました。
抱えている事情は人それぞれ。自分のおかれている状況が、人から見ると、まったく違って見えることもあります。
毎週1回、月曜日か木曜日にありますので、ぜひ、気軽に話に来てください。

グループで語り合うことで気づくこと、1対1で丁寧に話し合うことでわかること、うまく組み合わせていきましょう。

もうすぐGWに入りますね。
リハビリ中の方にとって、生活リズムを崩さないことは大事ですが、休みは休み!
ぜひ、気持ちを自由に開放して、楽しい時間を過ごしましょう。

脱フュージョン*ぐるぐる思考から距離をとる

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では
ACT(アクセプタンス&コミットメント セラピー)の中から
脱フュージョンを中心に検討していきました。

ぐるぐる思考って本当に止まりませんよね。

あの人はきっとこう思っているのだろうな…
これからこんな嫌~な展開になっていくのだろうな…
上手くいかないヨカンがする…

こんなぐるぐるがいつのまにか
ただの思考(イメージ)から自分自身の中で「事実」のような認識になってしまうことがよくあります。
想像か実際かの区別がつかず、ぐっちゃぐちゃの状態はフュージョン(融合)と呼ばれています。

そのぐっちゃぐちゃの中で なんとかしようと もがくこと こそが
つらさや苦しさをどんどん膨らませていくのですね。

本日はそのつらさから離れていく方法のあれこれに触れ、
今の自分にとって使いやすそうな方法を見つけていきました。
  

自分を助けるちょっとした思考の習慣を
無理なくつけていけるといいですね。

 

先週今週の大事なポイントは
事実をの中を生きているようで、実は「認識している世界」の中で生きていることに気付く
でした。

これらが大切な土台となって
来週から4ヵ月にわたるシリーズの初回に戻り、再びスタートです。

認知行動療法の基本をしっかり身に着けていきましょうね。