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11月のアクションプランをたてよう!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

祝日があったので、ちょっと遅くなってしまいましたが、今日は11月のアクションプランを考えました。
毎月のスタートにやっているプログラムですが、自分の現状を把握して、復職や復職、社会復帰にむけて、リハビリの計画をたてるためには大切なステップです。

月一回、「復職準備チェックリスト」を使って、自分のコンディションの変化をつかんでいきます。
これが、現在地、ですね。
そのうえで、自分が復職直前にこうなっていたいという状態をイメージすると、その間を埋めるのがリハビリになります。

当院リワークの特徴の一つかもしれませんが、復帰へ向けて様々な段階の方々が一緒に過ごすグループです。
そのため、他の方の様子を聞いて、焦ったり、落ち込んだり、ときにはいらだったり。
それも自然な気持ちです。

できるだけ、焦らず、無理せず。今月の少しずつ積み重ねていけるといいですね。

個別フォローアップでは、皆さんが今、困ったり、もやもやしたり、解決したいことをマンツーマンでゆっくり話します。
その場では答えは出なくても、話していくとほっとしたり、整理できたり。
それぞれ、課題が浮き彫りになったり、次にやることがクリアになったりするのも、よいところですね。

今月の月曜日は「再発予防」、木曜日は「コミュニケーションbasic編」です。
再発予防は、皆さんが持続可能な働き方を取り戻していくうえで、一番の重要ポイントです。
再発予防の一つのスキルが、適切なコミュニケーションともいえるでしょう。
今月も、よろしくお願いします!

CBT*今月は「いまできる」ちから

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本月の<認知行動療法>では、行動に焦点を当てて「問題解決法」に取り組んでいきます。

「問題解決法」をワークするにあたって大切な6つのことを皆で検討していきました。

言葉で聞いてみると
「え~そんなシンプルなこと」

というイメージになりやすいのですが
決して決して気休めではない、ごまかしでもない、「作戦」であることに
本日は体験的にみなさんには気づいていただけたようでした。

おあつらえ向きなように聞こえる言葉と
自分自身が体験的に「腑に落ちる」ニュアンスとは
随分違いがありましたね。
あの感覚、どうぞ覚えていてくださいね。
「絵空事」のワナにひっかからない大切な感覚です。

心理劇(サイコドラマ)

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニック リワーク報告です。

 

火曜日の午後のS.S.T(ソーシャルスキルトレーニング)では、社会生活を送りやすくするための様々な技法を取り入れていますが、本日は『心理劇(サイコドラマ)』を行いました。

 

サイコドラマの導入的な位置づけとしてのアクションメソッドは、これまで何回か行ってきましたが、今回はもう一歩進めて、サイコドラマに挑戦しました。

 

皆さん、創造性豊かに自己表現されている姿には驚きとともに感激しました。大きな拍手を送りたいと思いす。

 

サイコドラマの効用として「感情の開放」があります。抑圧されている感情が表に出て、心の重荷が軽減されます。

 

それは、自己理解の促進や、対人関係の改善につながります。

 

本日のテーマである『大切な過去の自分』を行ってみて、より心が軽やかに、楽しくなれたことと思います。

 

本日のリワークを通して、メンバーの皆様の笑顔がますます増えたことに感謝です。

みんなで話すこと★1対1で話すこと

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、10月最後の木曜日ということで、今月の振り返りを行ないました。
今月やったこと、気づいたこと、今後に役立ちそうなこと。
各自で振り返った後、みんなでシェアしていきます。
それぞれの出したキーワードにピン!ときたら、「それ、どういうこと?」と詳しく聞いてみました。

毎月そうなのですが、多くの方が、他の人と話すとスッキリする!とか、元気になった!とか、言ってお帰りになります。
どうしてなんだろう?と、自分でも疑問を持つ方もいて。
グループで活動するひとつの良さ・意味が、ここにあるように思っています。

後半は個別フォローアップで、それぞれ、今、感じていることや抱えている課題、今後へのもやもやなどを話し合いました。
みんなで話すのとはまた違って、自分のことをゆっくり、じっくり、眺めたり、解きほぐすような対話になることも多いですね。
頭のなかや、こころのなか、あるいは状況のこんがらがりを、ほどいていくような印象をよくもちます。

抱えている事情は人それぞれ。自分のおかれている状況が、人から見ると、まったく違って見えることもあります。
個別フォローは毎週1回、月曜日か木曜日にあります。
ストレスマネジメントスキルの大事な1つ「相談する」練習にもなりますので、ぜひ、気軽に話に来てください。

グループで語り合うことで気づくこと、1対1で丁寧に話し合うことでわかること、うまく組み合わせていきましょう。

来週の木曜日は、振り返りをふまえて、11月のアクションプランをたてます。
何をしたらいいかがわかると、意外とモチベーションて上がってくるものなのです。
ご自身なりの行動計画をたてていきましょう。

CBT*ソクラテスよ降臨せよ!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
本日の<認知行動療法>では、ソクラテス質問法に取り組みました。

私達は「〇〇のことを分かっている」つもりになっていますが
本当に〇〇のことすべてを正確に分かっている訳では決してありません。

「無知の知」
~自分は知らないことを知っている~

ソクラテスの叡智にあやかって
まっさらな/フラットな感覚で
どこにも偏ることなく、〇〇のことを丁寧に確認していくと
私達の認知の歪みや思い込みがあっさりあぶり出されてきたりするのですね。

・・・。あれ?

今まで「こうだ」と思っていたものが
実はそうとは限らない。
あれ?

本日も自分自身のリアルなケースを通して
とても大切な気づき、新鮮な感覚を得られた方が多くいらっしゃるようでした。

さ~あ、ソクラテスよ降臨せよ!
みなさんのスイッチが入った瞬間の表情がとても生き生きしていたのが印象的でした。

課題の分離

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニック リワーク報告です。

 

本日は、3週連続したアドラー心理学(個人心理学’Individual Psychology’)より最終章として『課題の分離』を行いました。

過去2回はフロイトとの違いを確認しながらのアプローチでした。今回の『課題の分離』はアドラー理論の中核をなす重要な概念の一つですので、じっくり取り組みました。

 

その中でも・・・「愛のタスク」が一番たいへんかなぁと実感された方も多かったと思います。

とは言え、いくつかの事例をもとに行ったワークでは、皆さんそれぞれに素晴らしい判断、反応、アイデア、解決策などetc,..オリジナリティ溢れる、実践的なワークを繰り広げることができました。

 

おまけ…としては、数学的思考に基づいた😉というと難しそうですが、小・中学校で習う算数そして数学のもつ論理的な視点でとらえてみると、『課題の分離』が更に新たな視点でみえてきましたね(^^♪。

 

皆さんと、こうして新たな視点や気づきを共有できたことに感謝です💕

 

本日のリワークを通して、メンバーの皆様が心身ともに一層ハッピーになることができたならば幸いです。

★10月31日(木)の卒業発表はありません★

リワークプログラムよりご案内です。

8月29日(木)の午後は、卒業発表は行いません。
午後のプログラムは個別フォローアップだけになります。

よろしくお願いします。

何を大切にしてきましたか?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

10月の月曜日は、いろいろな視点から、自分のキャリア、働き方を改めて見直してみよう!の月間でした。
今日は、「キャリア・アンカー」と「人生曲線」のワークを通して、自分が何を大切にしてきたんだろう?という問いに思いをめぐらせました。

キャリア・アンカーは「人生の碇」
自分が本当に大事にしている価値観を改めて考えてみると、現実との折り合いをどうつけるのか、考えが広がった方もいました。
そもそも、今まで自分が大切だと思っていた価値観が、「現実」を重視した枠組みだったことに気づいた方もいらっしゃいました。

人生曲線を描いてみると、自分の人生の山谷を振り返ることができます。
何があったから充実していたのか、何がなかったから満足できなかったのか。
その大きな山谷を越えて、今がある。

価値観とのつながりも見えてきて、自分が大切にしてきたこと、これから大切にしたいこと、ちょっとのぞけるような気もします。

「過去と他人は変えられない」よく言う言葉ではありますが、
「過去」の事実は変わらなくても、自分にとっての意味は帰ることができます。

これからも少しずつ、自分と現実との折り合いを探しながら、より楽なやり方をみつけていきましょう。

来月の月曜日はリハビリの最重要課題といってもよい「再発予防」です!
持続可能な働き方に近づくために、考えておきましょう。

私をささえる思いに目を向けて

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

10月の木曜日は”感情”をテーマにしています。
今日は、9月、10月と二カ月取り組んできたこころの声に耳を傾けよう月間の最終回。

今日は、「自分をささえる心」に目を向けてみませんかとのお誘いから始めました。
最初に聞いてみました。「自尊感情」って、日ごろ意識していますか?意識したことありますか?
皆さん首を振ります。さて、では、自尊感情って、どんなものでしょうか?ここからスタートでした。

最初は、かなりぼんやりしていましたね。

そこで、自分がどんな基準で自分の価値をはかっているのか、それぞれの「自尊感情のはかり」を具体化してみました。
自分のことを大切に思えるためには、やっぱり、自分が価値のある存在だと思えることは必要かもしれません。
でもそのはかりが、現実離れしていたり、自分に無理を強いていたとしたら? 結構、しんどくなりそうですね。

今日は、状況によって自分の自尊感情、かなり違っています!という声がいくつもでてきました。
そう、その通りなんです!だからこそ、その揺れやアップダウンはあるものだと思って。
低い時も高い時も、つまり自分を大切だと思える時も、思えない時も、あるのが自然なんだと思っていけるといいのかもしれません。

最後には、自分を支えるもののありかが、少し見えてきましたとの感想も。
よかった。

これまで手探りで見つめてきた自分の感情を、きちんとニーズのかたちにして人に伝えること。
相手にも、同じようにニーズがあるからには、互いの間には、ほとんどといっていいほど齟齬はおこります。

その調整のためのツールがコミュニケーション。
来月は、その出発点に戻りましょう。

CBT*あるあるケーススタディ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、ケーススタディを通して
自動思考に気付くエクササイズを皆でやっていきました。

自分一人でやるのではなく、みんなの話を聞けるからこそ
客観的に考える事ができたり、
ナチュラルに「あ、自分もそうかも」と気づけたり。
気づいた時に不要な衝撃を感じることなく取り組むことができるのはグループならではの醍醐味だな、と
毎回感じながら実施させていただいています。

グループが苦手な人がたくさん!
会話が苦手な人もたくさん。
同じような人たちが多いから「こんな自分でも大丈夫」と安心して参加できること、
大切だな、と思っています。

「あれ?これってもしかして『考え方のクセ』臭くない???」
とふと感じるアンテナを今日も磨いていきました。

「なんだかよく分からないのだけど、でも、これって…とひっかかる。」
そういう感触は大切な大切なスタートです!