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ストレスケア①★物の名前を考えよう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。
午前中の「心理療法」では、聴覚、視覚、体感覚などを使ったストレスケアについて学びました。
不安感や緊張感の強い時にはどのような姿勢をしてどんな声のトーンで話しているでしょうか。
その姿勢や声のトーンにより不安や緊張を増幅させているかもしれません。
逆にいうと、不安感や緊張感などのストレスの負荷が多い時に、それらを必要以上に増幅させない姿勢や声のトーンもあるということです。
今回は心と体が密接に関わっていることを自身の感覚に集中して感じることができたのではないかと思います。
次回のストレスケア2では、より具体的にストレスにアプローチしていきます。

午後のグループワークでは、‘ペットボトル’‘インターネット’などの外来語を日本語にするとしたら、どんな風に言うだろう?‘プチプチシート’‘耳かきのふわふわ部分’よく見るアレに名前をつけるとしたら?といった具合に、いくつかの課題をまずは個人で考え、その後にグループで話し合ってもらいました。
正解を当てるのではなく、あくまでもグループ内で命名してもらうというルールです。
かわいい名前、かっこいい名前、理にかなった名前など多くの面白いアイディアが出て和やかな時間になったと同時に、他者を尊重しつつも自身の意見を伝えることを意識する時間にもなりました。

グループワークは、“まずは自分の考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関わりに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

CBT*大切な「きづく」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、

出来事や状況 と
それをどう 捉えた/受け取った/解釈した/定義した
その結果 どんな感情が起っているのか

この流れを1つの事例で検証した上で、
自分自身の実際の出来事で振り返っていきました。

モヤっとする
この状態を丁寧に見つめていくと
いろいろな具体的な感情が存在していましたね。

書き出すことで、今まで気付いていなかった
自分の感情だけでなく「考え方」も浮き上がってきた方、多かったようでなによりです。

次回は具体的に抑うつに繋がりやすい「考え方のクセ」に取り組んでいきましょう。
「ああ!やってる!やってる!やってるぅぅ!」
今から大合唱している光景が目に浮かびます。

本日も
自分だけじゃないんだ と気付いたことが大きかった
そんなご感想が複数ありました。
皆で気付いていくと、1人で気付くよりも
はるかに気持ちが楽に
はるかに多くの気付きが
あるのですね。グループで取り組む醍醐味です。

罪悪感と恥 -隠したいのは何?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

9月の水曜日も、先月に続いて「感情」について扱っています。
特に今月は、自分へ向ける感情や想いについて、考えてみましょう。

今日そのなかで、「罪悪感」と「恥」を中心に取り上げました。

罪悪感や恥ずかしいという気持ちは、最初に生まれた感情を、自分がどうとらえているかが加わって生まれてきます。
この2つの感情には、自分への否定的な判断がかかわってきます。
ただ、何を否定的に判断しているのか、その「対象」が決定的に違うのです。

何を隠したいと思っているのでしょう?
それをじっくりと考えてみると、今自分が感じているのが「罪悪感」なのか?「恥」なのか?
それによっては、今後の行動も違ってきそうです。

後半では、そういう「隠したい」姿や思い、気持ちはなんだろう?
自分は日頃、どうやって隠しているだろうか?
そんな視点から、外向けの自分がかぶっている「仮面」について振り返ってみました。

どんなことでも、自分で意識して使っているなら、それは適応のためのツールとして役に立ちます。
でも、意識せずに、自分が何を感じているかもわからずに、自動的に行動してるとしたら、、、、?

今日は、「仮面がしみこむ」というとってもうまい表現がでてきました。
それくらい、当たり前に使っていたら、本音も仮面も、区別が難しそうです。

来週は、そんな自分の価値を、私たちは何ではかっているでしょうか?
自尊感情について考えてみましょう。
本当の意味で、自分をささえる思いに、気づけるといいなと思います。

ココロの貯金箱

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、ココロの貯金箱をイメージしながら、
ココロの栄養、エネルギーがどのような状態か、
マイナスのエネルギーが溜まっちゃうのはどういうことが起こっているからか、
プラスの栄養をためていくにはどうすればよいか、
などを中心に皆で取り組んでいきました。

とてもシンプルであるが故に、逆にスルーされてしまっている
落とし穴やトラップ(罠)にも気づいていきましたね。

意外や意外、良さそうに聞こえる言葉が
ココロの栄養を削ぐ「ディスカウント」だったことにギョッとした方も
多かったご様子でした。

自分にとってココロの栄養になるかどうかは、
自分でしか分からないし
自分で決めて良かったのですね。

9月のアクションプランと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

9月、最初の月曜日の今日は、今月のアクションプランを考えました。

そのためには、現在地を把握することが最初です。
「復職準備チェックリスト」を使って、働く力として回復しておきたいポイントをふりかえってみます。

毎月、同じことやるなんて退屈だな、、、と思うかもしれませんが、自分の現状をきちんとつかんでおくこと、大事です!
チェックリストで現状を客観的につかむことができ、すんなり受け入れることができたという方もいます。
やるべきことが明確になって、モチベーションが上がったという方もいます。

復職する、社会復帰するまでに準備を整えるには、一人一人の主体的な取り組みがどうしても必要です。
そのためには、現状把握と行動計画、そして、実際に行動することが大事ですね。

後半は、マンツーマンで皆さんのお話を伺う、個別フォローアップでした。
毎週月曜日か水曜日の後半に設定しています。
ご希望の方だけですが、毎回、多くの方々が利用しています。

自分なりに準備するとは言っても、一人でやるのとは違います。
一人ずつまったく違う復職や転職、社会復帰へのプロセス。
自分の場合は、どうしたらいいのか、ゆっくり相談しながらやっていきましょう!

今月の月曜日は、リハビリの第一歩。
休職経緯を振り返って、自分のストレスポイントや背景をつかむところから始めましょう。
人によってストレスになることも、実は違うのです。自分の経験をちゃんとわかること。
ここからスタートです!

土曜講座 アサーション

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」は、自分も相手も大切にするコミュニケーション方法「アサーション」です。

みなさんは、自分の意見や考えを相手に伝えられていますか?

自分の気持ちを抑えて相手の言うことを聞き入れてしまう人、自分が正しいと思って強く主張して相手を従わせようとする人、様々な自己表現があります。

人は誰でも自分の気持ちや考え方を表現してよい権利があり、自分の思いを分かってもらおうとしてよいのです。

相手と意見が違っても、違いを認め、互いに歩み寄ることが大切です。

ときには、主張するばかりではなく、主張しないという選択があることも学びました。

アサーションの方法を紹介した後に、いくつかの具体的な場面を想定して、主張しながら相手の意見も受け止めて、問題を解決する方法を考えました。

みなさんからの感想は、

・アサーティブな自己主張は大切だが、ときには相手が悪い意味で取ってしまうことがあるので、配慮や思いやりを忘れないようにしたい

・自分から働きかけるときには比較的アサーティブでいられるが、受け身になると非主張的になることがわかった

・頼まれたときに断るのが苦手なところがあるので、今日のワークを参考にしたい

などでした。

自分も相手も気持ちよくお互いの意見を言えるように、アサーションを使っていきましょう。

適応障害★物語を作ろう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の「適応障害とは」では、原因や特徴、治療などに関して理解を深めました。

適応障害いう言葉は聞いたことはあるけれど、詳しくは知らなかったという方もいらっしゃいました。

職場にありがちな適応障害や負のスパイラルに陥る構造ども併せて皆で確認しました。

「ストレスの負荷が大きい時に気付けるようにして予防したい」「鬱との違いが分かった」などの感想がありました。

 

 

午後のグループワークでは、各グループで物語を考え、紙芝居形式にして発表しました。

文章をまとめる人、絵を描く人、色を塗る人など得意なことや苦手なことを開示しながら、チームとしてのコミュニケーションを意識し、それぞれの役割を全うできたのではないかと思います。

2つのグループが作成した紙芝居は、犬と猫の物語と小人の家族の物語でメンバーのアイディアがたくさん詰まっています。

メルヘンでかわいらしくほのぼのする話と人の幸せって何だろう?と考えさせられる深い話でした。

グループワークは、“まずは自分の考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関わりに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

 

CBTスタートしました

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日から<認知行動療法>のプログラム4ヵ月シリーズが再びスタートしました。
初回は、基本モデルを元に、認知行動療法っていったいどんなもの?を
みなさんで感じて戴きました。

認知行動療法の概略と全体像をお伝えしただけでも
・ご自身の今までのつらさがココにあったのか!
・「抑うつが強くなるとこうなる」が全部当てはまり、まさにコレにハマっていたのか!
などなど、
自分の今までと今を理解できた方が多かったご様子でした。

これから1つ1つのステップをじっくり取り組んでいきましょうね。

シリーズではありますが、1回ごとにお持ち帰れる学びポイントがあります。
途中からの参加、スポット参加、大丈夫です。

8月の振り返りと卒業発表

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、8月最後の水曜日ということで、今月の振り返りをしました。
今月はリワークにも夏休みがあったので、いつも以上に、いろいろなことをやってみた方も多かったようです。
近々復職、社会復帰という方、本格的にリワークに通い始めた方も多く、2グループに分かれたシェアも活発でした。

日々の中で気づいたこと、自分の中でまだしっくりきていないこと、やってみて役に立ちそうなこと、よかったこと、
これからについての新しい情報、、、
お互いに話してみると、共通して悩んでいること、知りたいことなどがわかり、ほっとする方も多いようです。

後半は、明日から復職(!)、という方の卒業発表をうかがいました。
休職までの経緯や、リハビリ、リワークで役に立ったこと、何が一番大事だと思ったか。
今回も、生の声をうかがい、参加された方々も、本当にいろいろな感想をもったようです。
名残惜しい気持ちもあるのですが、それはそれ。
一緒に取り組んだ時間に感謝しつつ、笑顔で送り出しました!

気候も少しずつ和らいできました。
また一歩ずつ、自分のペースで積み重ねていきましょう。

来月最初の月曜日は、この振り返りもふまえて、来月の行動計画、行動目標を考えましょう!
リハビリの最適なプロセスは人それぞれ違います。
個別フォローもうまく使いながら、具体的、主体的に、行動を重ねていきましょう。

価値観ワーク

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、「価値観ワーク」を実施しました。
お仕事、パートナーシップ、人間関係、人生、家探し、老後、その他いろいろ …
テーマを決めて、自分はいったい何を大切にしているのか、改めて見つめてみました。

「価値」とか「大切」と表現すると、
こそばったかったり、イメージしにくかったりしますが、

「~~~だと嬉しい」「~~~だと幸せ」のような
より身近に感じることばにしてみると、一気にピンときましたね。

ランキングにした時、
ハッと気付いたことがあった方々が今回も多かったご様子でした。