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適応障害★物語を作ろう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の「適応障害とは」では、原因や特徴、治療などに関して理解を深めました。

適応障害いう言葉は聞いたことはあるけれど、詳しくは知らなかったという方もいらっしゃいました。

職場にありがちな適応障害や負のスパイラルに陥る構造ども併せて皆で確認しました。

「ストレスの負荷が大きい時に気付けるようにして予防したい」「鬱との違いが分かった」などの感想がありました。

 

 

午後のグループワークでは、各グループで物語を考え、紙芝居形式にして発表しました。

文章をまとめる人、絵を描く人、色を塗る人など得意なことや苦手なことを開示しながら、チームとしてのコミュニケーションを意識し、それぞれの役割を全うできたのではないかと思います。

2つのグループが作成した紙芝居は、犬と猫の物語と小人の家族の物語でメンバーのアイディアがたくさん詰まっています。

メルヘンでかわいらしくほのぼのする話と人の幸せって何だろう?と考えさせられる深い話でした。

グループワークは、“まずは自分の考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関わりに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

 

CBTスタートしました

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日から<認知行動療法>のプログラム4ヵ月シリーズが再びスタートしました。
初回は、基本モデルを元に、認知行動療法っていったいどんなもの?を
みなさんで感じて戴きました。

認知行動療法の概略と全体像をお伝えしただけでも
・ご自身の今までのつらさがココにあったのか!
・「抑うつが強くなるとこうなる」が全部当てはまり、まさにコレにハマっていたのか!
などなど、
自分の今までと今を理解できた方が多かったご様子でした。

これから1つ1つのステップをじっくり取り組んでいきましょうね。

シリーズではありますが、1回ごとにお持ち帰れる学びポイントがあります。
途中からの参加、スポット参加、大丈夫です。

8月の振り返りと卒業発表

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、8月最後の水曜日ということで、今月の振り返りをしました。
今月はリワークにも夏休みがあったので、いつも以上に、いろいろなことをやってみた方も多かったようです。
近々復職、社会復帰という方、本格的にリワークに通い始めた方も多く、2グループに分かれたシェアも活発でした。

日々の中で気づいたこと、自分の中でまだしっくりきていないこと、やってみて役に立ちそうなこと、よかったこと、
これからについての新しい情報、、、
お互いに話してみると、共通して悩んでいること、知りたいことなどがわかり、ほっとする方も多いようです。

後半は、明日から復職(!)、という方の卒業発表をうかがいました。
休職までの経緯や、リハビリ、リワークで役に立ったこと、何が一番大事だと思ったか。
今回も、生の声をうかがい、参加された方々も、本当にいろいろな感想をもったようです。
名残惜しい気持ちもあるのですが、それはそれ。
一緒に取り組んだ時間に感謝しつつ、笑顔で送り出しました!

気候も少しずつ和らいできました。
また一歩ずつ、自分のペースで積み重ねていきましょう。

来月最初の月曜日は、この振り返りもふまえて、来月の行動計画、行動目標を考えましょう!
リハビリの最適なプロセスは人それぞれ違います。
個別フォローもうまく使いながら、具体的、主体的に、行動を重ねていきましょう。

価値観ワーク

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、「価値観ワーク」を実施しました。
お仕事、パートナーシップ、人間関係、人生、家探し、老後、その他いろいろ …
テーマを決めて、自分はいったい何を大切にしているのか、改めて見つめてみました。

「価値」とか「大切」と表現すると、
こそばったかったり、イメージしにくかったりしますが、

「~~~だと嬉しい」「~~~だと幸せ」のような
より身近に感じることばにしてみると、一気にピンときましたね。

ランキングにした時、
ハッと気付いたことがあった方々が今回も多かったご様子でした。

ストレスに強くなる!レジリエンスとコーピング

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の月曜日は「再発予防」について考える一か月でした。
今日は、そのラスト。ストレス耐性をあげ、対処するために役に立つことを考えてみました。
キーワードは「レジリエンス」と「コーピング」です。

私たちの人生は、思いがけない出来事の連続です。
休職や離職を余儀なくされた方は、今のこの経験が「予測できなかったこと」かもしれません。

こういった困難な状況をどう受け止め、その先にどうつなげていくのか、その力となるのがレジリエンスです。

レジリエンスの5つの要素をチェックすると、自分がすでにもっているリソースがわかってきました。
これが苦手なんですけど!という声もありましたが、視点を変えると、少しずつ身に付けられていることに気づけましたね。
皆さんの中には、すでに「回復する力」があります。
その経験を、これまでにも何度も、何度も、積み重ねてきている自分の可能性をまず、自分が信じてみましょう。

後半は、ストレスを感じた時の「あるある」から、コーピングのアイディアを広げていきました。
いくつかのグループに分かれて話したのですが、本当にたくさんのアイディアが出ました!
メモがわりに使った模造紙には、カラフルなアイディアがあふれましたね。

自分では、なかなか手がのびないコーピングも、
100均をフル活用したり、人の誘いにのってみたり、とりあえず動いてみたり、、、、
ハードルをどう下げるか、いろいろな工夫もでてきました。

コーピングリストは100が目標です。
今日のアイディアだけでも、半分くらいはたまったでしょうか。

来月は、皆さんそれぞれのリハビリのポイントを絞り込んでいきましょう!
ストレスの原因は人それぞれ、これまでの経緯も人それぞれ。
自分なりの理解が”キモ”になります。ご一緒に、無理なく取り組んでいきましょう!

★8月31日(水)午後☆卒業発表あります★

町田クリニック リワークプログラムからご案内です。

今月のプログラムカレンダーに掲載した「卒業発表」、予定通り開催します。

8月31(水)午後です!

復職間近の方から、ご自身の経験をうかがえる貴重な機会です。
ぜひ、ご参加ください!

個別フォローは卒業発表の後に行います。
開始時間が遅くなること、お一人の時間が限られることをご了承ください。

よろしくお願いします。

自分に可能性を与える・ドラマセラピー

私たちは、普段、決まりきった見方で物事を捉えてしまいがちです。
例えば「これはこうに違いない」「これはこういうものだ」というように。

 

しかし、それは思考であって、現実とは少し違ったりするのです。
思考で自分を縛ってしまうと、随分と窮屈で生きにくくなってしまいますよね。

 

そもそも思考は現実とイコールではないのです。
でも、思考と現実を同一化してしまうと、ますます窮屈さが増してしまいます。

 

そこで、今日のドラマセラピーでは、「いつもと違った視点で見つめてみる」ということを様々なワークを通して体験していきました。

例えば、もしもわたしたちが宇宙人だったら、部屋の中のものはどんなふうに見えるでしょう?ジャッジや思い込みなく物事を見ると、それらはどう見えるでしょうか?

 

きっと、全く別物のように見えるはずです。
ジャッジや思い込みという色眼鏡を外せば、物事は全く違って見えてくるのです。

 

では、私たちが自分に対して向けている色眼鏡を外すと、どう見えるでしょうか?すると、自分が自分に対して持っていたジャッジも、少し緩んでくるのです。

 

 

「ああ、あれをしたかったなぁ。私にはきっとできない。」
「もっと、こうすればよかったな。でも、きっと私には無理だ。」

 

 

自分の可能性を、自分のジャッジで狭めているのは勿体無いことです。
その自分の可能性を、ドラマを通して今日は体験していただきました。

ドラマの中ではできないことは何もありません。
ドラマの中で、自分のやりたいことをやってみると、自分の中から「知らなかった自分」が動き出していきます。

それが、自分に新たな可能性を与えていくんですね。

「今日は、自分の言いたいことを言って、やりたいことをやって、あえてわがままな自分を出してみました。いつもは、人に合わせることを大事にしてきましたが、自分の思いに従って言ったっていいし、動いたっていい。そういう自分を楽しめました」

今日の参加者の方からは、そんなコメントをいただきました。

そうそう、いろんな自分がいていいんです。
思考などで縛る必要はありませんよ。
そして、決まりきった自分という檻から、もっと自分を楽にしてあげましょう。
どんな自分が自分から飛び出してきても、「それでOK」と受け止めてあげましょう。

 

次回のドラマセラピーは10月22日の第四土曜日の午後に行います。(9月はお休みになります。)

初心者、大歓迎!

演技力などは一切不要ですので、どうぞお気軽にご参加ください。

お会いできることを、楽しみにお待ちしております!

こんな時、どう伝える?☆緊急時に何を持っていく?

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の復職支援では、職場で言いづらいことを伝えるときのコツについて話し合いました。

例えば『上司や先輩が適切な対応をしていないため、成果が上がっていない』状況に対して、どのように伝えるのがいいでしょうか。

よくある対応として『適切でないことをはっきり指摘する』『目上の人に指摘はできないので諦める』などがあります。でも、両者とも円滑なコミュニケーションができていません。

 

これ以外にも、事例をもとに必要な考え方と言い回しについて皆で考えながら学びました。

 

今まで、はっきり指摘し過ぎてうまくいかなかったけれど、復職したら今回のことを思い出して実践してみたいなどの感想がありました。

 

午後のグループワークでは、災害時を想定して避難所に何を持っていくかを話し合ってもらいました。

設定は、ごく一般的な5人家族です。それぞれ役になりきってもらい、持ち込み制限のある中でより優先されるものを納得のいくまで話し合ってもらいました。

食料や通信機器、ペット、貴重品などグループごとに多少の違いはありましたが、制限内に収まりました。

 

 

グループワークは、“まずは自分の考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関わりに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

 

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

モヤモヤの泳がし方

こんにちは。南浦和駅前 リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
モヤモヤを上手に泳がしていきながら、本来自分にとって大切なことをやっていけるようになるために
効果的と言われている意識の方法をたくさん触れていきました。

王道と言われるような手法から、「え?コレもなの??」と思えるようなものまで。
今の自分の感覚で一番使えそうなものをいくつかココロの引き出しに装備できそうでしたね。

 

 

先週今週の大事なポイントは
事実をの中を生きているようで、実は「認識している世界」の中で生きていることに気付く
でした。

これらが大切な土台となって
来週から4ヵ月にわたるシリーズの初回に戻り、再びスタートです。

認知行動療法の基本をしっかり身に着けていきましょうね。

感情をモニタリングしてみよう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日、感情について考えています。
今日の前半は、「怒り」を取り上げました。

「アンガー・マネジメント」聞いたことがあるでしょうか?
どの感情も大切な物なのですが、怒りは特に強いエネルギーを生みます。
なので、マネジメントの仕方=取扱い方を練習する必要があります。

人それぞれ、大切にしていることが違うので、実は、怒りポイントは人それぞれです。
今日も、ルール、自分の時間、領域、、、いろいろな「大切にしていること」を脅かされたケースがあがりました。
怒りの背景には、実は「自分ルール」がある場合が多いものです。
今日も、そんな「自分ルール」に気がついた方々がいらっしゃいました。

もしそのルールが、自分を苦しめているとしたらどうでしょうか?
大切ではあるけれど、少し見直してみた方が良いかもしれない。
そのためには、自分を落ち着いて観察することが役に立ちそうです。

後半は、そんな「セルフモニタリング」のツールとなる「感情ノート」をつけてみました。

自分の頭のなかにいっぱいにひろがっていること、こんがらがってよくわからなくなっていること。
頭の中に置いたままでは、落ち着いて広げてみることができません。
それを「感情ノート」に書き出して、一度外に出してみると、、、
「きっかけ」と「受け止め方」を、意外と区別できていないことに気づいた。
思っていたよりも、いろいろな思いや感情があることに気づいた。
感情を入口にすると、振り返りがしやすいと感じた。
面倒だなと思っていたけれど、実際に書き出してみると、意外とスッキリできるものだとか。

他者視点をもてるようになると、自分に向ける言葉も変わってきそうです。
私たちは意外と、「ある事実」を「こう感じる」と、この2つをセットにして自動運転させておくことが多いものです。
なぜかって、その方が楽だから。あれこれ考えたり、吟味せず、そういうこと、と結論がつけられるから。

ただ、その自動運転のせいで、苦しくなっているのであれば、少し距離を取って観察してみると、楽な方法が見つかるかもしれません。
そのためのツール、感情ノート、しばらくつけてみませんか?

感情のテーマ、まだまだ来月に続きます。
次回(9/7)は、自分を苦しめることが多い「恥」や「罪悪感」について考えていきましょう。