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今できるちからを育てる6つの極意

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<認知行動療法>では、行動に焦点を当てていきます。

ああ、これが問題だなぁ、上手くいっていないなぁ …
そう思ってはいるのだけれども、
解決できる気がしない。
そもそも解決するモードにスイッチが入らない。

そんなことはありませんか?

問題解決をしていけるちから、今できるちからを今引き出すコツ、
ストレス対処能力をアップにも繋がっていくちからを今月は育てていきましょう。

次回は本日皆で確認した6つの大切なポイントをおさらいしつつ、
「問題解決ができる認知」を整えていきしょう。

解決しなきゃ~とアクセルを踏んでいるつもりでいても、
実際はココロがもう片方の足で思い切りブレーキを踏んでいる … なんてこともよくあります。

今日も書き出すことで自分の状態を客観的に気付いた!という方が多かったご様子でした。
書き出すことは本当に大切ですね。

本日の極意の1つ。
みなさん、↑コレ、できていますか?
「なんのこっちゃ?」でしたら
問題解決力の伸びしろと恵みが、スタンバイ状態で出番を待っているようです。
「なんのこっちゃ?」を「そういうことか!」にして身に着けていきましょう。

コレは自己肯定感に関係ない!

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、自己肯定感に関する「誤解あるある」に取り組んでいきました。

そもそも私達はどんな基準で自己価値設定をしているのか?

絶対だ、普通だ、と思っている基準って
実はそんなに普遍的でなかったりするのです。

でも、人生のどこかのタイミングで何かしらの体験をして、
そこで得た情報が妙に記憶とココロにロックオンされ
(「S字フックのように引っ掛かり」の表現の方がしっくりくる方もいらっしゃいましたね。)
人生は既に進んでいるのに、いつまでもその基準概念から離れることができていない、という事もあったりします。

周りの人達のお話を聞くことで、
自分が何にロックオンして(されて)ずっときたのか、
今日初めて客観的に自分を見つめることができた
なんてお声も複数でていました。

目が覚めた
劇の舞台にずっと立っていたことに気付いた
憑き物がとれたような感覚があった

そんなお声もありましたよ。
みなさんのご感想で、小冊子ができそうな感じでした。

来週は、自己肯定感をアップするにはどんなことが「今の自分」にできそうか?
さまざまなアプローチの中から一番ヒットするのはどんなことでしょうね。
今からとても楽しみです!

みなさんが目からウロコだった
「逆なの!?」を、
来週しっかりおさらいもしていきましょうね。

自己肯定感(この樹に例えて)を上げようと、
今まで皆さんはどこにお水をあげていましたか?

7月のアクションプランと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、7月のスタートということで、7月のアクションプランを考えました。
復職や転職、社会復帰にむけた準備として、自分の体調がどのくらい整ってきているのか、を定期的に振り返ってみましょう。

まず「復職準備チェックリスト」を使って、働く力として回復しておきたいポイントをふりかえってみます。

先月や、休職し始めた頃と比べて、どんなことがよくなってきているだろうか、ここが大切!
それと同時に、もう少し強化していきたいこともわかってきます。

こうして現在地を把握したら、今月は何をやっていこうか、プランをたてましょう。
できるだけ具体的に、できるだけ小さい行動を目標に。
「できる」という実感を積み重ねることで、循環を作っていきましょう。

このアクションプランを意識して、今月も丁寧に進んでいきましょう。

後半は、個別に今の課題や気にかかっていることを話し合う、個別フォローアップでした。
ご希望の方だけでやっていますが、今日は、特に多くの方が参加されました。
1:1でじっくりと話し合うことで、気が付けることもたくさんあります。
社会復帰や回復の道すじはそれぞれです。カスタマイズが必須!
個別フォローアップ、ぜひ気軽に参加してみてください。

土曜講座 アンガーマネジメント3

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」はアンガーマネジメントの3回目(最終回)、怒りを上手に伝える方法を学びました。

アンガーマネジメントは、「怒ってもよいが、適切な怒り方をしよう」というものです。相手をコントロールしようと攻撃したり、言いたいことを抑えて主張しないのではなく、相手も自分も大切にした「アサーティブ」なコミュニケーションです。

自分や相手の感情に振り回されることなく、相手と対等に向き合い、感じていること、思っていることを正直に伝えることを目指します。

感情を上手く伝えるポイントは、

・強い怒りの感情に惑わされず、その根底にある一次感情に気づく

・「あなた」を主語にして責めず、「わたし」を主語にして冷静に感情を伝える

・怒りを表現する言葉のバリエーションを広げる

・自分の思い込みに固執しない

・相手を打ち負かすのではなく、「きちんと伝えられた」をゴールにする

これらを踏まえて、みなさんにはロールプレイをしていただきました。

自分が演じてみて、または他者の表現を聞いて、多くの気づきが得られました。

みなさんからの感想は、

・怒りは相互理解不足や、勝手な役割期待から生まれるので、日頃からコミュニケーションはおろそかにせず、怒りの原因を減らしておくことが大事

・すべての人に好かれようとして、言いたいことを言っていないとわかった。今後は自分の気持ちを伝えたい

・怒りは身近でやっかいなもので、これからも付き合っていくので、日々の生活の中で勉強したことを思い出して実践していきたい

などでした。

怒りの強い感情に振り回されず、上手に付き合って、より良い人間関係を築きましょう!

パーソナリティ障害☆自己紹介とメッセージ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中はパーソナリティ障害について学び、他者理解や対応について考えました。
パーソナリティ障害とは、本人が大きな苦痛を感じたり、思考や対人関係などが日常的に支障をきたしていたりして、なおかつそれが長期的、全般的にみられる人のことです。
いくつか種類はありますが、共通して言えるのが「自分へのこだわり」と「傷つきやすさ」といわれています。

午後のグループワークは『自己紹介とメッセージ』でした。
グループごとに一人ずつ自己紹介をして最後にプラスのストロークをフィードバックしました。
グループワークに初めて参加した人も数名いましたが、和やかに話ができたようです。
「皆さんの別の一面を知ることができて新鮮だった」 「元気が出た」などの感想がありました。

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

考え方を広げてみる

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、認知再構成法に取り組む際の3つのスタイルをご紹介して、
皆さんそれぞれ一番やりやすいスタイルを選んでご自分のケースを実際に検討していきました。

・じっくり取り組んでいきたい
・ある程度丁寧に
・カジュアルにさらっと

どれであっても有意義な使い方ができるので
「コレならできる」「コレがぴったり」「これならしっくり」の感覚を大切にしていけるといいですね。

1回やって終わり、ではなくて
何回も繰り返してやってみる、の意識がとても大切です。

また、本日も先週に引き続き、ケーススタディを1件皆で取り組みました。
ご提供してくださったケースでは、

・「できごと」を具体的に探偵さんのように細かいところをいかに「情報として」盛り込めるかの大切さ
・「感情」に気付いていける大切さ(氷山に例えましたね)

・1つターゲットにする「ホットな思考」をどれにするかで展開が全然違ってくること(選ぶ大切さ)

をリアルに体感できたご様子でなによりです。

さて、今までは「認知」の部分に取り組んできましたが、
来月は3回にわたって「行動」の方に着目して取り組んでいきましょう。

「いま解決できる」ちから。

いつも考えているんだけど、どうにもならないんだよ

この世界からいかに脱却いける自分になるか
たくさんの要素をココロの引き出しに入れていきましょうね。

バウンダリ*こんな時どうすればいいの?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、ココロの境界線(バウンダリー)が崩れがちなケースで
どう意識していけばいいか、どうすればいいか、を皆で検討していきました。

様々なケースがある中で、本日一番反応があった
「がっかりされる・迷惑をかけたくないと思って(できない時に)何も言えない」ケースに
まず取り組んでみました。

本日でも実際に全く同じ展開で勤務先を休職したり退職したりされた方も複数いらっしゃり、
切実なあるあるケースでしたね。

自分 と あなた は ちがうひと(背景)

を前提とし、いかに相手にくっつきすぎずに
何がベストなのか、ということを、さまざまな側面から考えていきました。

このケース、もちろん、バウンダリーだけの問題ではなくて、
いくつかの意識ポイントが隠されていますが、
それらも踏まえて総合的に取り組み方を確認しました。

あるあるケースであるほど、7月プログラムで取り組む
自己肯定感、承認欲求のありか、メンタルが疲れてきた時に消息不明になる意識/台頭する意識
これらのテーマも綿密に絡んでくるんだなと体感できましたね。

また、
対人関係はひとりではできません。
逆にバウンダリーが壊れた人がズケズケ自分の領域に入ってくる時の対処法なども
検討していきました。

「言ってもいい」

ここが今まで自分の中に存在していなかった、と気付かれた方々も
とても多かったご様子でした。

引き続き、ストレス対処法の大切な1つ「ココロの境界線」を育てるべく、
向き合っていきましょう。

怒りと上手く付き合う・ドラマセラピー

今日は「怒り」をテーマにしたドラマセラピーを行いました。

 

「怒り」というと、少しネガティブな感情だと思われている方も多いかもしれませんね。

 

しかし、怒り自体は人間が持っている基本的な感情の1つであり、どんな人にもある感情なのです。

 

だから、まず、自分の中に怒りが湧いてきた時に、そこを受け入れてあげることが大事です。「怒り」という感情が湧いている自分を否定しないこと、そこに寄り添ってあげることが最初のステップです。

 

その時に、とっても大事なことは、「怒りと自分を同一化しないこと」なんですね。

 

ドラマセラピーでは、自分の中にいる「怒っている人」に対して「寄り添う人・共感する人」という立場をとって、自分の感情(怒り)に対して距離を持ちます。そして、声がけをしていきます。

 

「ああ、こんなことされたら、頭にきちゃうよね、わかる。わかる」

「怒りが湧いて当然だよね。よしよし、わかっているよ。」

 

同一化しないことで、感情にのみこまれずに、自分の感情に寄り添うことができます。そして、自分が感情を受け止めてあげることで、相手にそれをぶつけなくなります。

 

そして、その上で、怒りの裏側にある本当の気持ちに寄り添うワークを行いました。

 

ご存知の方もいると思いますが、怒りは二次感情でです。その裏には、大きく分けて3つの1次感情が潜んでいると言われています。

 

(1)悲しみ、落胆

(2)驚き、ショック

(3)不安、恐怖

 

「実は、ものすごく不安で仕方なかったんだよね。だから、怒りとして出してしまったけれど、本当は不安だったんだよね。よーくわかっているよ。」

 

「そうか、すごくショックだったし、傷ついたよね。それは、悲しいよね。だから、怒りが出たんだね。当然だよね。わかるよ。」

 

一次感情に気がつくことが2つ目のステップ。そこに寄り添って、共感してあげることが3つ目のステップです。

 

今日ご参加された方は「不思議ですね、自分の内側が落ち着きました」とコメントされていました。

 

そうなんです。

 

怒りを無理やり抑え込んだり、爆発させるのではなく、怒りに寄り添って共感していく方が、自分の内側も落ち着きます。そして、怒りと、上手に付き合っていくことは可能です。

 

頭だけでなく、身体でそれがわかるのが、ドラマセラピーの最大の利点だと思います。

 

来月も、第四土曜日の午後にドラマセラピーを開催します。演技力などは一切いりませんよ。初心者も大歓迎です!

 

ぜひお気軽に、ドラマセラピーにいらしてくださいね。

 

 

愛着スタイル☆美徳のテーマ

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日の午前中の自己理解では『愛着スタイル』について学びました。

 

今回は不安型、安定型、回避型の特徴や克服ポイントなどを紹介し、自身の傾向がどこに偏りがちなのかを考え、より良いコミュニケーションについて考えました。

3つの中でどれがいいのか悪いのかということではなく、自身のスタイルによって生きづらさを感じるなら、改善の余地があるかもしれない、または辛いパターンにならないために相手選びに慎重になってみる、などの方法を取り入れてみてはどうかということです。

安定型を目指したいとの感想が多かったです。

 

午後の『美徳のテーマ』では、それぞれに与えられたテーマに沿って、自分を振り返り、そのテーマを取り入れる必要はあるのか、すでに充分足りているのかなどを考えました。

自身を振り返る中でたくさんの気づきがありましたが、それを皆でシェアしました。

「人と褒め合うことができて良かった」などの感想がありました。

 

 

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

認知を広げてみる

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
ストレス場面の全体を見渡しつつ、ストレスの元になっている思考を1つターゲットにして
考え方を広げてみる・柔らかくするワークを実施しました。

皆さんは観客&「天の声」として参加し、
提供して下さったリアルな事例を皆で検討していきました。

いろいろな気付きがありましたね。

ストレスを感じた体験を「詳しく」観察するってどういうことなのか
浮かんだ考えって「本当にそれだけなの?」と流されないで向き合う大切さ
気付きを大いに邪魔する「ジャッジしてしまう」

他、実際に取り組んでみると 「 ああ、こういうことか」が理解できましたね。

リアルな気付きが一番身につく。
今回の皆さんの投票結果として、来週も引き続き、客観的に気付ける感覚を養っていきましょう。