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考え方のクセをチャートにしてみると

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では
抑うつ的な気分と考え方の綿密な関りをお伝えしつつ、
基本モデルのご紹介、認知行動療法について誤解されやすいアレコレを解かし
更に本日は時間の余裕がありましたので、考え方のクセの傾向をチェックしてそれをチャートにしてみました。

いろいろな気づきがありましたね!

そもそも「自分がなにを考えているか」をしっかりキャッチできない人も実は多いのです。
来週は「思考」をつかまえるために、まず何に気づいていくか
…ということにテーマをおいて取り組んでいきましょう。

バランス思考を導く

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニック リワーク報告です。

世の中、漸く「とろけるような夏」から解放され、少しずつ涼やかな秋の気配も見えてきました。

自然と共にある私たち生命体☺にとって、近寄ってきた緩やかな秋に身も心もゆったり寛げる時間を手に入れる機会は増えてくるでしょう。

本日は『バランスよい考え方を身につけよう』ということで、コラム法を用いたワークを行いました。

私たちの気持ちや行動は、その時、頭に浮かんだ「考え」によって影響される。

⇒【自動思考】

この自動思考については、リワークにおいて、何度も取り入れている課題ですね。

先週の認知行動療法は、苦手と感じる方が少なからずいらっしゃいました。

確かに自身の抱える問題やそれに伴う様々な体験を浮き彫りにさせることは、誰でも気が進みません。ですが、あえて深く関わりながら、表面的・技術的な問題だけにとどまらず、自ら納得できる生き方を見出していくためには、良い方法です。

自動思考も同じです。

そして「視点を変えてみる」ことで、バランスの良い思考を導き出す方法を、自ら手に入れていくことが期待できます。

心の変化はいかがだったでしょうか?気分は改善しなくても、これからの対抗策や行動プランを思いつけられれば成功!です。

焦らず、ゆっくりまいりましょう。

秋の深まりとともに

以上、本日のリワークが豊かな人生の糧となれば幸いです❣

9月のアクションプランと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

9月、最初の月曜日の今日は、今月のアクションプランを考えました。

そのためには、現在地を把握することが最初です。
「復職準備チェックリスト」を使って、働く力として回復しておきたいポイントをふりかえってみます。

毎月、同じことやるなんて退屈だな、、、と思うかもしれませんが、自分の現状をきちんとつかんでおくこと、大事です!
チェックリストで現状を客観的につかむことができ、すんなり受け入れることができたという方もいます。
やるべきことが明確になって、モチベーションが上がったという方もいます。

復職する、社会復帰するまでに準備を整えるには、一人一人の主体的な取り組みがどうしても必要です。
そのためには、現状把握と行動計画、そして、実際に行動することが大事ですね。

後半は、マンツーマンで皆さんのお話を伺う、個別フォローアップでした。
毎週月曜日か木曜日の後半に設定しています。
ご希望の方だけですが、毎回、多くの方々が利用しています。

自分なりに準備するとは言っても、一人でやるのとは違います。
一人ずつまったく違う復職や転職、社会復帰へのプロセス。
自分の場合は、どうしたらいいのか、ゆっくり相談しながらやっていきましょう!

今月の月曜日のプログラムは、来週から始まります。まずはリハビリの第一歩、自分の回復ポイントを絞り込みます。
休職経緯を振り返って、自分のストレスポイントや背景をつかむところから始めましょう。
人によってストレスになることも、実は違うのです。自分の経験をちゃんとわかること。
ここからスタートです!

脱フュージョンする様々な方法

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では「ACT~アクセプタンス&コミットメントセラピー」から
自分が受け取った解釈(認知・イメージ・想像・ストーリー)と事実が
ごっちゃごちゃになってどれがホントがもはや分からなくなっちゃっている状態「フュージョン」から
どのように脱出していけるか、さまざまな方法に触れながら
今の自分にいちばんピッタリきて使えそうなものはどれか検討していきました。

自分で自分の作ったドラマにまんまとはまってしまっている事に気づいて抜け出す。
その最初の一歩の感覚は、意外と「真面目・真剣」というよりはむしろ。。。の要素がとても多いものでしたね。

ちょっとずつでも自分のドラマと距離を取る方法を育てていきましょう。

CBTで自分を知る Myアセスメントシート作成

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワーク報告です。

世の中に広く知られつつある「認知行動療法」ですが、そもそも認知行動療法(CBT)とは・・・?
今日はまず、その根っこの概念をワークを通してアプローチしていきました。

事例をもとに『あなたの感情を起こしてみよう』のワークは、その感情から3つの特徴を区分しました。なるほど❣と思ったり、意外😲と思ったり…。
更に共有することでより深く、千差万別の感情を知ることができました。

『あなたが悪いわけではない。ここで問題にしているのは「あなた」ではなくあなたの「考え方」。人は変えられないが「考え」は変えられる』

このことに大きく頷かれた方。ちょっと、気持ちが軽くなったという方。皆さんそれぞれ想いをめぐらせていたようです。

最後はCBTによるMyアセスメントシート作りです。

このシートは、どんなストレスでも対応可能。
いつでも、何回でも使ってみてください。とってもアナログです。
しかし、だからこそ、これこそが身近で有効なツールになるはずです。

午後のSSTは、振り返りチェックを行いました。
客観的なスケールで自分自身をチェックしていきます。現在の自分がどんな状態でいるのかが確認できます。

こちらも、お互いに共有し合うことで、共感を得られたり、励ましになったり、境遇の近い方同士で現状を理解してもらえたり・・・と得ることは多かったようです。

以上、本日のリワークで一時でも心がスッキリとされたならば幸いです❣

自然体と強み、弱みってなに?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
リフレーミングに取り組んでいきました。

同じ状況でも
捉え方の枠組みをほんのちょっと変えるだけで見えてくる「もう1つの側面」。

ずっと自分が「弱み」だと思っていることって
本当に弱みなのだろうか?
角度を変えて見てみれば必ずしもそうではない「もう1つの側面」を
少人数のグループに分かれてワークしていく中で気付くことができましたね。

状況は全くかわらないけれど
気持ちは変わった。楽になった。
そんなお声が今回も多かったご様子でした。なによりです!

★8月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

 

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

★8月29日(木)の卒業発表はありません★

リワークプログラムよりご案内です。

8月29日(木)の午後は、卒業発表は行いません。
午後のプログラムは個別フォローアップだけになります。

よろしくお願いします。

ねっこにある心の構え-OK? or not OK?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

8月の木曜日は、「相手に振り回されない」コミュニケーションについて考えてみました。
最後の今日は、自分のこころの構えが日頃のあの人との関係にどんな影響をあたえているか、考えてみました。

シンプルに考えて、相手との関係で、自分と相手を、OKと思っていますか?、Not OKと思っていますか? という問いかけです。
これを組み合わせると、4つの箱ができ、それぞれの箱に、どんな人が入るか、身近な人を書き出してみました。

自分のパターンが見つかった人、同じ相手でも状況によって違うことに気づいた人。
相手との関係がどんなポジションに影響を受けているか、様々な発見があったようです。

今日はさらに、どうやったら、居心地の悪い相手とのポジションを変えていける?という視点が生まれました。
それには、自分に対して、どうやってOKをだせる? 難しいよねというため息も。
そういう自分もOK、ですよね。

後半は、場面を設定して、メンバーそれぞれの行動パターンを聞き出し、自分との比較をしたり、新しい発見があったり。
さらに、うまくいくだろうやりとりを作り上げて、役割分担をしてロールプレイを披露し合いました。

今日のロールプレイはとにかくリアリティが素晴らしかった!
大笑いしたり、くすくすしたり、久しぶりに楽しかった!という声も多く、一日を終える事ができました。

同じ場面でも、いろいろなことを考えたり、行動したりする人がいます。
正解はいろいろあってよいのです。
これが、自分も、相手も、OK!に近づける一歩になるかもしれません。

木曜日のコミュニケーション。
来月は、この”I”とは?と、素直な声に耳を傾けてみましょう。
そのターゲットは”感情”です。

事実と想像がごっちゃになると

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では
ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)に取り組みました。

事実と、その事実に対して「こんな風に受け止めた」「こういうことだと解釈した」世界(イメージ)は、同じようで実は違います。

そして、自分自身がいるのは
その事実に対して「こんな風に受け止めた」「こういうことだと解釈した」世界(イメージ)の中なのですね。

この「事実」と「受け止めた世界」がごちゃ混ぜになってしまうと
とても厄介なことが起こります。

本日はこの「ごちゃ混ぜ状態」=フュージョンについて
自分自身の体験を振り返りながら検討していきました。

また、
なにかストレスを感じる事が起こった時、ストレッサー(ストレス源)そのものよりも
それを「なんとかしよう」という想いの方が
実はつらさの黒幕になっている、ということも往々にしてあるのですが
みなさんかいかがでしょうか。

今週は「自分がどうなっちゃっているのか(フュージョン)」のカラクリを理解するワークでした。
来週は「じゃあ、どうやってそのフュージョンから脱却していくのか」を
さまざまなパターンをご紹介しながら
今の自分にとってベストな方法を見つけていきましょうね。