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人生のパッチワーク

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

7月の月曜日は、キャリアをテーマに考えています。
元の職場へ復帰する方も、転職を考えている方も、再就職を目指している方も、これからどう働いていくか、考えどころですね。
これまでの働き方や環境をみなおしてみると、自分とのミスマッチがみつかるかもしれません。
その気づきをふまえて、これからの持続可能な働き方を考えていきたいですね。

今日は、ライフデザインの考え方を紹介しました。
私たちは、人生のなかで様々な役割を、その時々で担っています。
今回は、その様々な役割や要素を、パッチワークのようにどう組み合わせていくかを描いてみました。
イメージが湧いた人、わかなかった人、いろいろいましたが、皆さんのパッチワークを見ると、本当に人それぞれ!
思ってもみなかった描き方をしている人もいて、新しい感覚でした。

休職当時や、今、そして望む未来、それぞれのパッチワークを描いてみると、
何が足りなかったのか、何を望んでいるのか、表れてくるようでした。

細かく言葉にできなくても、そのときどきでイメージをすることで、自分なりの意識をもって納得して選択できるようになるかもしれません。

来週は、自分の強みと、ご縁の掴み方。
結構、違う観点に見えますが、どちらもキャリアにも大きく影響します!
自分のこれまでを振り返ってみましょう。

なんでもとーく

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は月に1度の<なんでもとーく>を実施しました。
テーマは本当に人それぞれ。
にもかかわらず、大切なポイントは今の自分にカスタマイズして沁み込むものがありましたね。

テーマがないからこそ、
いま本当に話したいこと、知りたいことを直接仲間に質問できたり、分かち合えたり。
そして確認できたり、学べたり。
プログラムにはならない、ちょっとしたココロのコツなども今日はありました。

みなさんの「話したいのだな、聞きたいのだな。」をたくさん感じた1日でした。

対人関係療法★新商品を企画しよう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。
今日のリワークテーマは『対人関係療法』です。
対人関係療法とは、今ある他者との関係を『役割』という視点から考えていき、調整していく療法です。
自分が相手に期待する役割と相手が自分に期待する役割のズレがあると役割の不一致が生じます。
そうしたことを振り返りながら、重要な人との関係を見直していきます。

「身近な人との関係振り返るきっかけになった」「実生活に取り入れたい」などの感想がありました。

午後のグループワークは『新商品を企画しよう』でした。
今回の商品は、ティッシュケースです。
面白かったり、可愛かったりするプレゼントにしてもいいような新しいデザインのティッシュケースを考えてもらいました。
2つのグループが企画したのは、AIを搭載したロボットタイプのケースです。
ティッシュを必要としている人のところに来たり、話し相手になったり、世話をしたり・・・様々な機能を搭載しているため、価格帯は高めでした。
もはやティッシュケースの常識を超えていました。

グループワークは、“まずは自分の考えや思いを安全な場所で語ってみる” “人との関わりに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

今できるちからを育てる6つの極意

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<認知行動療法>では、行動に焦点を当てていきます。

ああ、これが問題だなぁ、上手くいっていないなぁ …
そう思ってはいるのだけれども、
解決できる気がしない。
そもそも解決するモードにスイッチが入らない。

そんなことはありませんか?

問題解決をしていけるちから、今できるちからを今引き出すコツ、
ストレス対処能力をアップにも繋がっていくちからを今月は育てていきましょう。

次回は本日皆で確認した6つの大切なポイントをおさらいしつつ、
「問題解決ができる認知」を整えていきしょう。

解決しなきゃ~とアクセルを踏んでいるつもりでいても、
実際はココロがもう片方の足で思い切りブレーキを踏んでいる … なんてこともよくあります。

今日も書き出すことで自分の状態を客観的に気付いた!という方が多かったご様子でした。
書き出すことは本当に大切ですね。

本日の極意の1つ。
みなさん、↑コレ、できていますか?
「なんのこっちゃ?」でしたら
問題解決力の伸びしろと恵みが、スタンバイ状態で出番を待っているようです。
「なんのこっちゃ?」を「そういうことか!」にして身に着けていきましょう。

コレは自己肯定感に関係ない!

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、自己肯定感に関する「誤解あるある」に取り組んでいきました。

そもそも私達はどんな基準で自己価値設定をしているのか?

絶対だ、普通だ、と思っている基準って
実はそんなに普遍的でなかったりするのです。

でも、人生のどこかのタイミングで何かしらの体験をして、
そこで得た情報が妙に記憶とココロにロックオンされ
(「S字フックのように引っ掛かり」の表現の方がしっくりくる方もいらっしゃいましたね。)
人生は既に進んでいるのに、いつまでもその基準概念から離れることができていない、という事もあったりします。

周りの人達のお話を聞くことで、
自分が何にロックオンして(されて)ずっときたのか、
今日初めて客観的に自分を見つめることができた
なんてお声も複数でていました。

目が覚めた
劇の舞台にずっと立っていたことに気付いた
憑き物がとれたような感覚があった

そんなお声もありましたよ。
みなさんのご感想で、小冊子ができそうな感じでした。

来週は、自己肯定感をアップするにはどんなことが「今の自分」にできそうか?
さまざまなアプローチの中から一番ヒットするのはどんなことでしょうね。
今からとても楽しみです!

みなさんが目からウロコだった
「逆なの!?」を、
来週しっかりおさらいもしていきましょうね。

自己肯定感(この樹に例えて)を上げようと、
今まで皆さんはどこにお水をあげていましたか?

7月のアクションプランと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、7月のスタートということで、7月のアクションプランを考えました。
復職や転職、社会復帰にむけた準備として、自分の体調がどのくらい整ってきているのか、を定期的に振り返ってみましょう。

まず「復職準備チェックリスト」を使って、働く力として回復しておきたいポイントをふりかえってみます。

先月や、休職し始めた頃と比べて、どんなことがよくなってきているだろうか、ここが大切!
それと同時に、もう少し強化していきたいこともわかってきます。

こうして現在地を把握したら、今月は何をやっていこうか、プランをたてましょう。
できるだけ具体的に、できるだけ小さい行動を目標に。
「できる」という実感を積み重ねることで、循環を作っていきましょう。

このアクションプランを意識して、今月も丁寧に進んでいきましょう。

後半は、個別に今の課題や気にかかっていることを話し合う、個別フォローアップでした。
ご希望の方だけでやっていますが、今日は、特に多くの方が参加されました。
1:1でじっくりと話し合うことで、気が付けることもたくさんあります。
社会復帰や回復の道すじはそれぞれです。カスタマイズが必須!
個別フォローアップ、ぜひ気軽に参加してみてください。

土曜講座 アンガーマネジメント3

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」はアンガーマネジメントの3回目(最終回)、怒りを上手に伝える方法を学びました。

アンガーマネジメントは、「怒ってもよいが、適切な怒り方をしよう」というものです。相手をコントロールしようと攻撃したり、言いたいことを抑えて主張しないのではなく、相手も自分も大切にした「アサーティブ」なコミュニケーションです。

自分や相手の感情に振り回されることなく、相手と対等に向き合い、感じていること、思っていることを正直に伝えることを目指します。

感情を上手く伝えるポイントは、

・強い怒りの感情に惑わされず、その根底にある一次感情に気づく

・「あなた」を主語にして責めず、「わたし」を主語にして冷静に感情を伝える

・怒りを表現する言葉のバリエーションを広げる

・自分の思い込みに固執しない

・相手を打ち負かすのではなく、「きちんと伝えられた」をゴールにする

これらを踏まえて、みなさんにはロールプレイをしていただきました。

自分が演じてみて、または他者の表現を聞いて、多くの気づきが得られました。

みなさんからの感想は、

・怒りは相互理解不足や、勝手な役割期待から生まれるので、日頃からコミュニケーションはおろそかにせず、怒りの原因を減らしておくことが大事

・すべての人に好かれようとして、言いたいことを言っていないとわかった。今後は自分の気持ちを伝えたい

・怒りは身近でやっかいなもので、これからも付き合っていくので、日々の生活の中で勉強したことを思い出して実践していきたい

などでした。

怒りの強い感情に振り回されず、上手に付き合って、より良い人間関係を築きましょう!

パーソナリティ障害☆自己紹介とメッセージ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中はパーソナリティ障害について学び、他者理解や対応について考えました。
パーソナリティ障害とは、本人が大きな苦痛を感じたり、思考や対人関係などが日常的に支障をきたしていたりして、なおかつそれが長期的、全般的にみられる人のことです。
いくつか種類はありますが、共通して言えるのが「自分へのこだわり」と「傷つきやすさ」といわれています。

午後のグループワークは『自己紹介とメッセージ』でした。
グループごとに一人ずつ自己紹介をして最後にプラスのストロークをフィードバックしました。
グループワークに初めて参加した人も数名いましたが、和やかに話ができたようです。
「皆さんの別の一面を知ることができて新鮮だった」 「元気が出た」などの感想がありました。

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

考え方を広げてみる

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、認知再構成法に取り組む際の3つのスタイルをご紹介して、
皆さんそれぞれ一番やりやすいスタイルを選んでご自分のケースを実際に検討していきました。

・じっくり取り組んでいきたい
・ある程度丁寧に
・カジュアルにさらっと

どれであっても有意義な使い方ができるので
「コレならできる」「コレがぴったり」「これならしっくり」の感覚を大切にしていけるといいですね。

1回やって終わり、ではなくて
何回も繰り返してやってみる、の意識がとても大切です。

また、本日も先週に引き続き、ケーススタディを1件皆で取り組みました。
ご提供してくださったケースでは、

・「できごと」を具体的に探偵さんのように細かいところをいかに「情報として」盛り込めるかの大切さ
・「感情」に気付いていける大切さ(氷山に例えましたね)

・1つターゲットにする「ホットな思考」をどれにするかで展開が全然違ってくること(選ぶ大切さ)

をリアルに体感できたご様子でなによりです。

さて、今までは「認知」の部分に取り組んできましたが、
来月は3回にわたって「行動」の方に着目して取り組んでいきましょう。

「いま解決できる」ちから。

いつも考えているんだけど、どうにもならないんだよ

この世界からいかに脱却いける自分になるか
たくさんの要素をココロの引き出しに入れていきましょうね。

バウンダリ*こんな時どうすればいいの?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、ココロの境界線(バウンダリー)が崩れがちなケースで
どう意識していけばいいか、どうすればいいか、を皆で検討していきました。

様々なケースがある中で、本日一番反応があった
「がっかりされる・迷惑をかけたくないと思って(できない時に)何も言えない」ケースに
まず取り組んでみました。

本日でも実際に全く同じ展開で勤務先を休職したり退職したりされた方も複数いらっしゃり、
切実なあるあるケースでしたね。

自分 と あなた は ちがうひと(背景)

を前提とし、いかに相手にくっつきすぎずに
何がベストなのか、ということを、さまざまな側面から考えていきました。

このケース、もちろん、バウンダリーだけの問題ではなくて、
いくつかの意識ポイントが隠されていますが、
それらも踏まえて総合的に取り組み方を確認しました。

あるあるケースであるほど、7月プログラムで取り組む
自己肯定感、承認欲求のありか、メンタルが疲れてきた時に消息不明になる意識/台頭する意識
これらのテーマも綿密に絡んでくるんだなと体感できましたね。

また、
対人関係はひとりではできません。
逆にバウンダリーが壊れた人がズケズケ自分の領域に入ってくる時の対処法なども
検討していきました。

「言ってもいい」

ここが今まで自分の中に存在していなかった、と気付かれた方々も
とても多かったご様子でした。

引き続き、ストレス対処法の大切な1つ「ココロの境界線」を育てるべく、
向き合っていきましょう。