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その「役に立ちたい」は大丈夫?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
最初にココロの境界線(バウンダリー)を危うくさせる3つのブロックについて検討していきました。

どれもこれも、つい最近の傾向ではなく、子供の頃からの「ココロのサバイバル術」だったものが
既に賞味期限切れになっているのに使い込みすぎて ちょー--っとこんがらがってしまったりしていましたね。

あの頃の自分をねぎらいつつ、
自分自身の「内なる子供(インナーチャイルド)」に「もう大丈夫だよ」の声掛け、ぜひやっていきましょう。

後半では、ストレスにつながりやすい「あるある事例」に取り組みました。

みなさんから実際のしんどさをリアルに出して戴いて、みんなで検討するこのワーク、
テーマは自分のことではないけれど、逆に客観的に自分自身のことに重ねて検討できたり、コツなどが身につきやすかったりする絶好の機会です。

本日は、学生時代の経験から 「 周りの役に立ちたい 」 という気持ちが強すぎてしまう、というテーマを皆で取り組んでみました。
リアルなケースからでてきた言葉だからこそ、リアルにココロに沁みた方 … 多かったご様子です。

来週は、バウンダリを育てるためにも大切な「自己肯定感」について取り組んでいきましょう。
まずは自己肯定感にまつわる誤解の数々を解消していくところからスタート。
この誤解がまたみなさんすっごいブロックになっていてですねぇ。。。

「矢印、逆です」
このフレーズがどういうことか、理解していきましょう。

この経験をどう伝えるか

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、再発予防についてじっくり考えてきた今月の締めくくり。

復職や転職、社会復帰へ向けて、それぞれの経験を周囲にどのように伝えるか、不安や悩みを共有しました。
同じような経験をしているお互いで話し合ってみると、共通することやヒントがもらえることも多いようです。

この経験を通して、自分についてわかってきたこともあるでしょう。
周囲に何を伝え、どう伝え、何を助けてもらうのか、何をわかってほしいのか、整理できているでしょうか?
再発予防のもう一つのかなめは、サポートを使うことです。
そのためには、自分がどうしてほしいのか、伝えることも必要ですね。

復職が見えてくると、どうしたって不安や緊張とともに、張り切ってがんばろう!という気持ちもわいてくるものです。
復職にあたって、心に留めておきたいポイントをいくつかご紹介しました。
以前とは違う自分が、これから仕事との向き合い方を考えるヒントになるかもしれません。

後半では、復職目前の方から卒業発表をしていただきました。
いつもながらですが、経過を共有して頂くと、本当に気付くことが多い時間です。
今回は特に、プログラムのこと、実際にやってみたこと、具体的に話してくださってわかりやすかったですね。

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来週の卒業発表はありません。
午後は個別フォローのみになりますので、ご了承ください。

★2/28の卒業発表はありません★

リワークプログラムよりご案内です。

2月28日(月)の午後は、卒業発表は行いません。
午後のプログラムは個別フォローアップだけになります。

よろしくお願いします。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職後のコンディションや働き方を確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローしていく時間です。

今日の話題は、「復職しよう」「復職できる」と思ったきっかけは何ですか?

みなさんからは色々な経験が語られました。

まずは体調。朝起きられるようになり、リワークに来れて、生活リズムが整ってきたこと。

リワークで人と話したり、意見を言ったり、コミュニケーションがとれるようになったこと。

仕事で何をするのか具体的にイメージが持てたこと。

給与面で期間が決まっていたので、そろそろ復帰しようと思った。

仕事以外の生活が元通りになったこと(家事をこなせる、趣味を楽しむなど)。

きっかけは1つではなく、様々な要素が重なって、「復帰しよう」と思えた方が多かったようです。

「まだ」と思うときは、無理せず、いつかその日が来ると信じて、今できることをしていきましょう。

今日は他にも、復帰後の記憶力や集中力の衰えへの対処法、準備をして余裕を持つことの大切さ、プライベートや趣味の充実方法などについて話し合いました。

みなさんからは、

・復職前後で共通点のある方々といろいろ話すと自分も前を向こうと励みになる

・復職にあたって思っていた素朴な疑問を相談して、胸のつかえがすっきした

・集中力、記憶力の衰えは仕方ない、やり方を工夫することが大切だとわかった

という感想をいただきました。

復職前後は、疑問を抱き不安になりやすいので、ぜひ同じ体験をしている方々と話して、不安を軽減していきましょう。

 

 

 

リフレーミング☆サイコロトーク

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

本日はリフレーミングについて考えました。

リフレーミングとは、“今までとは別の視点でものごとを見直すこと”です。

私たちは日常的に、その時の状態によって、解釈や意味を良くも悪くも変化させて取り入れています。

一見、不幸に見えるそのエピソードを別の視点で捉えたら・・・

誰でも辛いときには苦しくなったり、悲しくなったりします。

でも、その辛い気持ちを辛いまま抱えていると、もっと辛くなってしまいますね。

そんな時に、別の視点でものごとを捉えることができたら、その先の流れが変わっていきます。

辛さを学びに変えて、再出発することができるかもしれません。

 

午後はグループに分かれてサイコロトークをしました。

各グループで1から6までテーマを決めてもらい、サイコロを振って出た目のテーマについて語るというものです。

「生きる意味」など深いテーマを扱ったグループ、「趣味」など比較的話しやすいテーマを扱ったグループに分かれました。

それぞれ一人ずつ話してもらいましたが、その際、自身のコミュニケーションがどうであったのか振り返りの材料にしてもらっています。

CBT*肝心な疑問形のうしろ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、認知再構成法に取り組んでみました。
前回、デモンストレーションによって、客観的な気づきの感覚を体感したので、
今回は自分自身のリアルな出来事をテーマにして実際に認知を広げていきました。

実際にやってみると、考え方を広げる以前に
そもそも自分のストレスに繋がっている肝心要の本当の思考にたどり着けていない
・・・という大切なポイントに気づかれた方も本日はとても多かったですね。

思考に触れているつもりで実はたどり着けてないパターンはいくつかあるのですが、
その1つ、
「思考が疑問形になっている時」のお話もさせていただきました。

「自分がいつもモヤモヤしているのは、これをやっててたどり着けていなかったからだと気づいた。」
「疑問形に隠れた、その奥の考えに繋がったら、自分の本当の気持ちにも気が付いた。」
などなど、本日もたくさんの気づきがあったご様子、なによりです。

認知再構成法は、エクササイズすればするほど、できるようになっていきます。
本日はしっかりからカジュアルまで3つのパターン(やり方)をご紹介しましたね。
「どれが正解」は不要です。今の自分に一番フィットしたスタイル、一番やりやすいスタイルで
考えを広げてみる習慣、ちょっとずつつけていきましょう。

★2月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど
復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど
自己洞察ワークソーシャルスキルアップヨガ

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど
コミュニケーション

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど
認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど
実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

こころの窓のひらき方

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

水曜日はコミュニケーションについてです。
今月は、「無理なくわたしを伝えるために」と題して、日ごろのやり取りのクセやアサーティブな表現について考えてきました。

今日は「わたしを伝える」こと直結する「自己開示」について振り返ってみました。

対人関係を育てていくキーワードとして「自己開示とフィードバック」について考えてみました。
対人関係は、自己開示とフィードバックを繰り返して、やりとりしているといえるでしょう。
相手との関係で自分の「こころの窓」をどのくらい開こうか加減することで調整します。

自分のことを伝えるのは結構勇気のいることで、難しいなぁと感じている人も多いものです。
逆に、相手について感じたことを率直に伝えることも、結構勇気がいることです。

これまでの友人との関係を振り返った方、最近のできごとを考えるヒントになった方、自分の居心地のよい距離感に気づいた方など、今日もいろいろな点から発見があった様子です。

ここでもやはり、大事なのは、自分の意思や願い。相手にどう思われるかではありません。

自分はその人との関係をどうしたいか、あるいは、何のためにその方たちとつきあっていくのか。
誰に対しても、どんなときでも、心の窓をオープンにすることがいいわけでは決してありません。
窓の開き方はそのときどき、自分の都合で調整してもよいのです。

★臨時開催★2月21日午後 卒業発表があります!★

町田クリニック リワークプログラムからご案内です。

2月21(月)午後

一緒にリハビリに取り組んでいる、復職を控えた方の経験がうかがえる貴重な機会です!
「生の声」本当に励みになりますし、意見交換もできます。
ぜひご参加ください。

個別フォローは卒業発表終了後になります。
開始時間が遅くなること、お一人の時間が限られることをご了承ください。

よろしくお願いします。

ココロの境界線を育てる6つの大切なこと

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<自己洞察ワーク>では、対人関係のストレスに非常に関係している
「バウンダリー(ココロの境界線)」について取り組んでいますが
本日は、「バウンダリーを育てる6つの大切なこと」を主なテーマに検討していきました。

今日も沢山の方々から
「いままでこういう(バウンダリーの)概念を持ったことがなかった」というお声が多数あがりました。

自分が犠牲になることに

すっかり無頓着になってしまっていた
当たり前になっていた
疑問に思ったことがなかった
しょうがないよね、で自分を丸めこんで終わらせるしかないと思っていた

ずっとずっとそうやって生きてきた、働いてきたのなら
やっぱりとっても辛いですよね。

ストレスを育てない・大きくしないで目の前のことに取り組んでいくには
どんな風に意識していくことが今の自分にできそうか?

速攻でできそうなこと
時間をかけてじっくり身に着けていくこと

さまざまなレベルのアプローチを今日は皆さんで得ていきました。

今日登場したエピソードも本当に「あるある」でしたね。
このプログラムを実施すると毎回のことではありますが、
「自分の陥っていた苦痛のパターンとカラクリがはじめて理解できた気がした。」
… そんなお声の数々に、今日も うん、うん、と頷く筆者でした。