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「人と比べてつらい」を解放する~アドラーより

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、先週に引き続き
「人と比べてつらい」(劣等感)から解放されよう、をテーマに
今の自分がどんなことを意識できそうか、アドラー(心理学)の言葉からヒントを得てきました。

「他者の評価」をまるで閻魔大王から届く通達のように絶対視したり、真に受けてしまったり。
自分自身の価値根拠を他者からの評価にしていたり。
それでは本当に辛くなってしまうだけでしたね。

また、「人とくらべてつらい」には3つの領域があり、
自分のココロがどこに居座っているかに気付いていくだけで、
目からウロコ体験となった方々も今日は多かったご様子でした。

「人からの評価を得たいがために、
自分の課題じゃないことも、どんどんやりすぎてしまって辛くなってたな。」
自分のメンタルが疲れてきてしまった経緯を自然に振り返っていた方も多かったようです。

この、自分の課題じゃないことに気付くことは、とっても大切!
今回はアドラーの言葉を「比べてつらい」からの流れで触れてましたが、
みなさんの今日の気づきは、引き続き、来週から始まる2か月間に亘って取り組む
「バウンダリー(ココロの境界線)」にも深く関連していますので、
更に理解を深めていきましょう。

劣等感、自己肯定感の低さや、うまく引けない「ココロの境界線」。
これらが対人関係のストレスの温床になっていませんか?
引き続き、癒し、解放し、楽になっていけるココロの土台をゆっくり育てていきましょうね。

私はわたし☆質問ジャンケン

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

「自己理解講座」では、自身のアイデンティティについて振り返りました。

「私とは?」との問いに自己認識を新たにする場面もあり、自己確立について考えました。

「子供のころの感覚を取り戻したい」「良い方向へ考えるだけでなく、ネガティブな部分も自分と向き合っていく上で大事だと気づいた」などの感想がありました。

 

午後は、各々で12の設問の答えを考えてから、ランダムにやってくる目の前の人とジャンケンをして勝った人が設問の答えを一つ聞くことができるというルールで自己開示を行いました。

その人の人となりが見え隠れする内容です

最後に、伝えきれなかった自身の考えや思いを小グループで開示しました。

 

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

ストレス体験全体を見渡す

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、ストレス体験の全体を見渡すワークを実施しました。
「アセスメント」という名前がついているのですが、
いったい自分は、どういう状況の中で、どうなっちゃったのか?
を客観的に観察することで、
適格な対処ができたり、助けを求めたりできるようになるのですね。

自分のストレスだもん。ちゃんとわかってるよ。

初めはみなさんそう思っていらっしゃるのですが、
客観的に改めて全体を観察してみると、
意外や意外、状況だと思っていた部分にモヤがかかっていて印象でしかなかったり、
イメージ先行で事実とはちょっと違っていたり、

状況なのか、自分の思考そのものなのかの区別があやふやだったり、

「楽になっていける伸びしろ」が出てくること・出てくること!

基本にプラスして、更に外側の「サポート資源」まで観察範囲を広げてみると、
自分の行動がワンパターンになっていたことに気が付かれた方も多かったですね。

ワークする前には、思いもしなかった
今日はそんな振り返りコメントが本当に多かったです。

自分自身を観察してちゃんと理解してあげること、大切ですね。

2月は1か月かけて、
考え方・捉え方を広げる・柔らかくしていく期間となります。

情報を受け取るアンテナ、引き続き回復に向けて柔らかくしていきましょうね。

アサーティブに表現する

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月、取り組んできたアサーティブなコミュニケーション。
アサーティブな表現について理解して、アサーティブな考え方や基本的な権利についても知ったけれど。
さて、どういう表現がアサーティブなんだろう?
なかなか実際の場面では難しい、、、、、。(今日も、まさしく!そういう方がいらっしゃいました)

アサーティブなコミュニケーションには、決まりきったやり方も、唯一の正解もありません。
そのときどきの場面や条件、自分、相手、お互いの関係。
どれをとっても同じものがないように、そのときどきで、アサーティブなやり方もかわってきます。

日常的な場面と問題解決のためでは、コミュニケーションの目的が違います。
ということは、アサーティブなやり方も違います。
その一方で、どちらにもアサーティブな姿勢というのは大切です。

今日は、日常会話苦手!という方が多かったようです。
その一方で、日ごろから会話を楽しめているという方、あるときから意識的に変えてきたら楽しめるようになったという方。
思わぬ体験談もうかがうことができました。

実は、日常の場面で交わされるアサーティブなやりとりが、お互いの関係を作っていきます。
まずは関係作りから。
その基盤の上に、お互いの率直なやり取りがここちよく生まれてくるのかもしれません。

来月も、引き続き、アサーティブなコミュニケーションについて考えていきたいと思います。
一週開けて再来週の水曜日には、実践トレーニングと気持ちのよいやりとりについて考えていきます。

「比べてつらい」から解放される

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
本日の<自己洞察ワーク>では、劣等感について自分自身と向き合ってみました。
人と比べてしまって辛くなってしまう … そんな時ってメンタル、かなり消耗してしまいますよね。

本日はそもそも劣等感ってどんなもの? を理解するところから始め、
どう意識していけると、このしんどかった感覚から解放され、逆に自分の栄養と変えていけるのか、
さまざまなアプローチから12のヒントを通して考えていきました。

12の中で「今の自分」でもコレならできそうだ! と出会って

気が楽になった
背中の重さが取れていくのを感じた
いままで何やってたんだろう?と思った
自分が(良い意味で)可笑しいと感じた
涙が出そうになった
1個だけでもいいから小さい頃から知りたかった

などなど、たくさんのお声が集まりました。

来週も引き続き
「くらべてつらい」を包み込んでいくワークと
アドラー心理学の言葉から
「くらべてつらい」を解放していきましょう。

★1/31の卒業発表はありません★

リワークプログラムよりご案内です。

1月31日(月)の午後は、卒業発表は行いません。
午後のプログラムは個別フォローアップだけになります。

よろしくお願いします。

わたしを知って働き方を考える-その6&その7

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

1月の月曜日は、キャリアをテーマに考えています。
特に今月は、いくつかのチャートやワークをやりながら、これまでの働き方、これからの働き方について考えていきました。

今日は、前半と後半で2つのワークに取り組みました。
前半は、RIASECの六角形モデルを使って、興味や関心をキャリアとつなげて考えてみました。
今の仕事を考えると興味があるといいきれないなぁという方も多かったのですが、意外とこれまでのキャリアって、興味の方向性はあったんだ、という側面もみつかったようです。
興味の方向性が対極にあるように見えても、なんだか広がりすぎているように見えても、それはそれ。
自分なりに、これまでの経験と照らして振り返ってみると、ああ、そういうことで今の仕事なんだ、と納得した方もいたようです。

後半は、ライフキャリアレインボーを描いて、自分が担っている役割とバランスのとり方について考えてみました。
今まで、自分がすべての役割に100%で取り組もうとしていたことに気づいた
思ったより、人生の残り時間って少ない
職業人としての割合が高くて驚いた
いろいろな視点があったようですが、小グループでのシェアをゆっくりして、新しい視点にも気づくことができました。

来月は、リハビリの大切なポイントの一つ、再発予防について考えていきます。
これまで、様々な視点で見直してきた働き方、仕事のマッチングなどを材料にして、具体的な対策を考えていきましょう!

過去の自分を許す・受容する:ドラマセラピー

 

今年最初のドラマセラピー、「ゆるしと受容」というテーマで行いました。

 

・今年やりたいことってありますか?

・どんな一年にしたいでしょうか?

 

 

一年の最初の月である1月は、どうしても前に進むことばかりを考えがちかもしれませんね。

 

しかし、私たちが、前に進み出そうとする時、過去を否定して進むことは出来ません。

なぜなら、今の自分は過去の自分の体験を含めて成り立っているからなんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「過去の体験を、全て肯定してあげること」

「そして、自分の中に受け入れてあげること」

それがあって、初めて私たちは前に進むことができるんですね。

 

だから、

「過去の自分に、厳しかったなぁ」

「過去の自分を、認めてあげていないな」

 

そんな自分がいたとしたら、その過去の自分と対話して、声がけをして受け入れてあげることが大事なんですね。

 

「あの時は、精一杯だったよね。」

「自分なりに一生懸命やったよね。よしよし。」

 

 

 

どんな自分も、自分の大事な一部分。

だから、色んな自分を受け入れることが、

今年を進んでいくためのパワーになるのだと思います。

 

 

「自分と話ができてよかった。」

「受け入れたつもりだったけれど、今日はもっと受け入れてあげられたと感じました」と、参加者の皆様からはそんなご感想をいただきました。

とても嬉しく思います。

 

 

 

 

ドラマセラピーは、今年を進んでいくための、大きな力になります

演技の経験の有無は、一切必要ありませんよ。

2月はお休みになりますが、3月の第4土曜日に次回は行います。

 

どなたでもご参加いただけますので、ぜひお気軽にご参加くださいね。

お待ちしています

思い込みの心理学☆皆の答えを予測しよう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

心理講座の「思い込みの心理学」では、日常にあふれている思い込みについて考えました。

例えば、「消防士」と聞けば男性の消防士を想像する人がほとんどだと思います。

また、「花を描いてください」というとチューリップやヒマワリなど人それぞれ違う花を描いています。中には漢字で「花」と書く方もいます。

そのように、一つの単語から想像する世界が皆と違うことや先入観でものごとを見ていることに気づくことから始めました。

 

自分では気づかなかった先入観や思い込みに気づくきっかけになったようです。

 

午後の「皆の答えを予測しよう!」では、グループに分かれ、お題から連想される答えをひとり一人が発表していきました。

例えば「夏の食べ物と言えば?」  「スイカ」、「かき氷」、「冷そうめん」などいろいろとありますが、この時、他のメンバーがどんな答えを出すか予測して、自分の答えを出していきます。

午前で学んだ「思い込み」を予測して当てるようなイメージです。

全員が同じ答えになるか否かで、一喜一憂する皆の表情が印象的でした。

 

 

 

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

ココロを守ろうとする「ゆがみ」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
常に常に無意識(自動的)に使っている考え方・捉え方がどのようになっているか見つめていきました。

私たちは大きいこと・小さいこと問わず、一度にさまざまな情報を処理しています。
その量はイメージしている量よりもはるかに多いですのね。
ですが、それらを1つ1つを丁寧にやっていては情報処理が追い付かないので、
自動的に処理しているものが非常に多いのです。

自動的に思考が湧いてくれるのはとても便利である一方、
「今まではそうだったかもしれないけど、今はそうとは限らない。」捉え方・考え方もあり、
その中には、メンタルが落ちやすくなる・抑うつに繋がりやすい考え方のパターンも存在します。

本日は12のパターンをピックアップして、どのようなものかを理解し、
自分自身のケースに当てはまるものはないか振り返ってもみました。

どうして気づけないのか?
浅い次元と深い次元、それぞれに理由が違いましたね。
それも自分自身のケースを実際にやってみて体感できた方が多かったようです。

自分自身のエピソード、「いまここ」のシェアには、
活きた気づき、リアルな学びもたくさんありましたね。
グループで取り組む醍醐味を感じた本日でした。