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CBT*大切な「気付く」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
ストレスを感じている時に、いったいどんなことが頭(ココロ)の中で繰り広げられているのかを
キャッチするエクササイズを実施しました。

ここをジャッジ(判断・批判)しないで、ただ気付く・ただ観察できることは
とっても大切なのですね。
その大切な感覚を今日は皆で話していきながら育てていきました。

・自分のことはすでに十分分かっていると思っていたのに、
 ワークをしてみたら、感情が1つだけでなく色々あったことに驚いた。

・ただ 諦めしかないと思っていたら
 そうじゃない部分が残っていたことに気が付いた

・自分が1つのドラマの中に入っていたことに今まで全然気が付かなかった
 「ジャッジしないと扉が開く」なんてウソだ~と思っていたらホントだった

本日もいろいろ、いろいろ、それぞれに振り返りで出てきた言葉が更なる種になりそうでした。

来週は、
瞬間瞬間自動的に浮かんでくる「ココロのつぶやき」の中にこそ
ストレスの元が潜んでる! … を紐解いていきましょう。

あー! あー! あー! あー!(ハマってるハマってる!)のお声が
リワークルームに響き渡りそうなヨカンです☆

「アサーション」ってなに?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

1月の水曜日は「アサーション」に取り組んでいきます。
復職に向けたリハビリの中でも大事なポイントの一つです。じっくり時間をかけて考えていきましょう。

「アサーション」は日本語にするのがなかなか難しい言葉なのですが、「さわやかな自己表現」とも呼ばれています。
自分のことも、相手のことも犠牲にせず、円滑な対人関係をはぐくむのに大切な視点です。

今日は、自分のコミュニケーションのくせを知ることから始めました。
振り返ってみると、攻撃的な行動、受け身的な行動をとることが多いという方が少なくないようです。
詳しく考えてみると、相手によって?状況によって?いろいろなパターンがあるようでした。
「アサーティブなコミュニケーション」は、この両方がまじりあっているようなものかもしれません。

今日も、職場での経験などを振り返って、皆さんから具体的な疑問がわいてきました。
感情を伝えることとアサーションってどうつながるの?
立場によっては言えないこともあるんだけど、、、
スパっと解決!みたいな魔法はありません。
自分が心地よいと思えるやり方を繰り返し探して、試してを繰り返すしかないのです。

実際には、アサーティブであることで、対人関係の問題やコミュニケーションの悩みがなくなるわけではありません。
むしろ、率直にコミュニケーションをしていくために、葛藤を引き起こすことが増えるかもしれません。
ですから、アサーティブであることも、そうしないことも、自分の自由意思で選ぶことができます。

まず、自分を大切にすることからアサーションは始まります。
次回は、そのための考え方を理解していきたいと思います。

ココロの貯金箱

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
考え方がどうしてしんどくなっていってしまうのか、どんなサイクルが働いてそういう思考になっていくのか
「ココロの貯金箱」をイメージにして自分自身を見つめていきました。

動けなくなってしまった
ネガティブな発想しかできなくなってしまった

そんなモードから抜け出す第一歩は
どんなことが大切なのか。

意外や意外、多くの方が無視したりスルーしているようなことだったりするのです。
一見正当そうな理由をそこにくっつけて。

このプログラムでは毎回のことですが、

ああ、まさに今までの自分だった
そういうことだったのか

皆さんの表情がいつも本当に印象的なのです。

「 あ、扉がいま 開いたな 」
と感じる瞬間。伝わってくる瞬間。

今年最初の自己洞察ワークで出すことができた最初の一歩。
2022年のあゆみの1つ1つがゆっくり実りに繋がっていきますように☆
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

月に一度のなんでもトーク

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は、月に1度のフリートーク「なんでもトーク」を実施しました。

本日もさまざまなテーマで語りや皆さんへの質問がありました。
普段周りに訊けそうで訊けないこと、話せそうで話せないことを
こうやって分かち合えるのも貴重な機会ですね。

2022年最初のトークも、リワーク現役さんにとっては、普段みなさんで意識していることが
実際にどのように生かされていくのか、本日のお話の中からも実感できたことがありました。

自分とは関係なさそうなテーマかな、と思いつつ、
意外や意外、大切なポイントとなることは、他のテーマでも通じるものがあったりして、
ご自分がお話したテーマじゃない、他の方のテーマで印象に残ったフレーズが本日の一番のお土産となった方も多かったようでした。

次回もどんな話題が登場するのか楽しみです。

うつと食事☆どの物語に共感?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の「疾病理解」では、うつと食事の関係について学びました。
うつに関係する脳内の神経伝達物質がつくられるために必要な栄養素や脳の疲れを軽減するための糖質コントロールについて知識を深めました。
調理方法などに左右されず、手軽に実行のできる食事の仕方など、取り入れやすい内容だったと思います。

午後のグループワークでは、同じ物語を別の視点から見た時にできるもう一つの物語について考え、4人の登場人物の中から共感または好感を持てる人は誰かを話し合って決めていきました。
『合意形成(コンセンサス)』という多数決によらない話し合いで決めていきますが、この時に、水曜日で学ぶアサーションが役に立ちます。
逆に言えば、アサーションの実践の場となるのがグループワークの話し合いです。
相手を尊重しながらも自分の意見を表明する、このシンプルな行動が日々の生活で役に立っていきますので、この機会にぜひ練習してみてください。

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

認知行動療法*シリーズスタート

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日から<認知行動療法>のシリーズがスタートしました。
1月 … 基本の部分
2月 … 考え方・捉え方を広げる柔らかくする
3月 … 問題に取り組めるちから(行動)
4月 … ストレスを上手く泳がせていけるちから
の流れで進めていく予定です。

シリーズにはなっていますが、スポット参加でも大丈夫です。
1回ごとに「これをちょっと意識してみよう」を仕入れて、ちょっとずつちょっとずつ
自分の意識に楽になっていくヒントを入れていけるといいですね。

新しい年のスタートと共に、考え方、捉え方、行動のありかたの角度から
ちょっとでも苦しさから解放されていく糸口をつかんで育てていきましょう。

意外と身近な発達障害、個別フォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

午前中は、発達障害がテーマでした。前半は、主にASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如・多動症)について学びました。

「発達障害」ってよく聞くけれど一体何だろう?何か特別な人たちなの?

発達障害は、得意なことと苦手なことの差が大きいことが特徴です。忘れっぽい、こだわりがある、雑談が苦手…など、誰しも多少は持っている特性が人より強く、生きづらさを感じています。

それぞれの特性を見ていくと、自分にも当てはまるかもとドキッとしたり、家族や友人、職場にもこういう人いるなぁと思い浮かび、決して特別な人でなく案外身近にいると感じられます。

後半は対応方法を考えました。日常生活、仕事、人間関係での「困った」をどう解決していくか、当事者と周囲の視点からアイディアを出し合いました。

みなさんからは、
・自分や周りに当てはまることが日常よくあると感じた
・周りが上手くフォローすると、発達障害に悩む人も過ごしやすくなると気づけた
・苦手なことだけでなく、長所を学ぶことでその人の良さにも気づけると思った
などの感想があり、発達障害を身近に感じていただけたようでした。

発達障害の特性は人によって様々です。個人の特性を理解して、一人一人に合った対応をすることによって、生きづらさが解消されます。皆さんで支え合って、誰もが生きやすい社会になるといいですね。

午後は、個別フォローアップを行いました。
進捗状況や、復職への疑問・不安などを伺いました。ご自分の考えや思いを整理したり、悩み過ぎないように、個別の時間を活用してください。

明日からリワークはお休みです。1年間お疲れさまでした。ゆっくり休んで、また年始にお会いしましょう!

リフレーミング2021

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今年最後の<自己洞察ワーク>では、
自分自身にとっての2021年のイメージを1つだけでに固めず
「もう一つの側面」を見つめて広げていきました。

皆さんにとって今年のイメージ、
「いつもとは違う1年だった」という想いを
つらい気持ちと共に持つ方も多いですね。

本当に大切なことってなんだろう

今日は one for all, all for one で
それぞれの1年を見つめていきました。

いま 経験していること、体得している感覚の大切さを実感された方も多かったようでした。

皆さんにとっての今年1年、
たくさんの気づきがありましたね。

引き続き、これからに向けて、
一緒に自分自身を見つめていきましょう!

今年の振り返りと中間発表、個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、12月最後の月曜日ということで、いつもは月間の振り返りをするのですが、一年の締めくくりとして今年一年を振り返ってみました。
後半は、中間発表に個別フォローアップと、盛りだくさんの内容でした。

振り返りでは、それぞれでソートを使って考えた後、2つのグループに分かれて、お互いのキーワードから経験をシェアしました。
ほぼフリートークなのですが、いつも和やかに話がはずんでいます。

中間発表では、メンバーのお一人が、これまでの経験をシェアしてくださいました。
休職までの経緯やご自身の変化を振り返って、今後につながる内容で、たくさんメモを取りながら聞いていた方がほとんどでした。
とてもよくまとまった内容で、その後の意見交換でも、それぞれの経験について語りが続きました。

個別フォローアップでは、それぞれ、今のもやもや、復職後の不安なども話し合いました。
グループで語り合うことで気づくこと、1対1で丁寧に話し合うことでわかること、うまく組み合わせていきましょう。

日々の変化は実感できないかもしれません。
けれど、1年のスパンで振り返ると、大きな変化を感じた方もいらっしゃったようです。
今年一年、本当によくがんばった!
ぜひ、自分をねぎらってあげてください。

そしてまた来年も、笑顔で一歩ずつ進んでいけることを祈って。

来月の月曜日は1月17日スタートです。
キャリアについて、働き方について、またいろいろな視点から見直してみましょう!

自分に優しさを向けて対話する;ドラマセラピー

普段、私たちは、なかなか内側にある気持ちを外に出すことができず、抑えてしまいがちですよね。

しかし、内側にあるものを外側に出してあげることで、ホッとしたり気持ちが軽くなったりすることっていっぱいあります。

今日のドラマセラピーでは、そんな「今の自分の内側にあるもの」をキャラクターとして表現して対話するというワークを行いました。

頭の中で自分と対話というのは皆さんあると思います。しかし、身体を使って行うと、「身体でそうなんだ」とわかるのです。身体感覚で感じること、わかること、それはとってもパワフルです。

「ああ、そうだ、そうだ。この言葉が欲しかったんだってわかりました。知らないうちに涙が出てきました」
「みんなの言葉が、身体に伝わってきて、なんとも言えない気持ちになりました。」

上記は、今日の参加者の方々のコメントの1部です。

どんな自分も、自分の大事な一部です。
ちょっと立ち止まって動けない自分でも、ちょっと不安を抱えている自分でも。

そこに対して、あったかい目で見てあげましょう。そういう自分が、一番優しさと思いやりを欲しているんです。
優しさを持った言葉がけをしてあげると、自分の内側がホッとして緩んでくるはずです。

今年も残すところ1週間ほどですね。
年末の今、自分にいっぱい優しさと思いやりの言葉をかけて、ヨシヨシしてあげましょうね。

来年の1月も第四週にドラマセラピーを行います。
初心者、大歓迎です!
どうぞ、お気軽にご参加くださいね。