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根っこに栄養を与えよう;ドラマセラピー

物事がうまくいかない時
思ったような結果が出ない時

私たちは「なんとか、解決しよう!」と、上に伸びていくための方法ばかりを、考えてしまいがちですね。

でも、そういう時こそ、「上」ではなくて「下」に目を向けて見ましょう。
木に花や実を実らせたいのであれば、まずは根っこを育てることが大事です。

今日は、皆さんに「自分の木」を考えていただき、自分の根っこにどんな栄養が必要か?を考えていただきました。そして、ドラマの中で実際に「自分の木」になっていただき、必要な栄養を、たっぷりと与えるワークを行いました。

・たっぷりとした睡眠
・ゴロゴロした時間
・美味しいご飯
・友達や家族との語らい
・ゆっくりとお風呂に入る

などなど、、、

根っこから、そう言った栄養素をたっぷりと吸い込んでいくドラマワークの後、
参加者のお一人からは「やっていることはドラマの世界でのことだけれど、実際に自分の体がグングン伸びていくような身体感覚がありました。」というコメントをいただきました。

ドラマセラピーの良さは、実際に体で感じること。
これに尽きると思います。

今日も、皆さん、いっぱい笑ったり、ホロリとしたりしながら、自分の身体感覚に落とし込んでいく時間になったようで嬉しく感じています。

来月も月末の土曜日の午後、ドラマセラピーの時間でお待ちしていますね。

初心者大歓迎です!どうぞ、お気軽にご参加ください。

ストレスケア②☆非言語コミュニケーション

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の「心理療法」では、聴覚、視覚、体感覚などを使ったストレスケケアを行いました。
ストレスになっている記憶や動作などをリラックスしている時のものに置き換えてストレスの軽減を図ります。また、言葉の意味の捉え方なども取り入れてストレスへの対応を深めました。

午後のグループワークでは、意図的に言葉を使わないコミュニケーションを体験してもらいました。
言葉を使わないということは、ジェスチャーで伝えたいことを表現するということです。
今回は、3つのグループに分かれてタワーを作りました。
より高く、安定感のあるタワーを作ることを競う、というミッションですが、話していいのは1人3回までです。
3グループとも全く違ったタワーが完成しましたが、高さは申し分が無かったので、プラス事項としてデザイン性も考慮して競いました。

非言語コミュニケーションワークは、伝えたいことや表現してほしいことなどを考えつつ表現もするので、正直、頭も体も非常に疲れます。
しかし、大人になった私たちが、忘れかけていた童心を取り戻す貴重な時間にもなります。

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

CBT*認知再構成法

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、考え方を柔らかくする・広げていくエクササイズを
どう実践的にやっていくか、ポイントをおさらいしつつ、認知再構成法に取り組みました。


実際にネガティブな感情が沸き起こる場面を皆さんから提供して戴き、
デモンストレーションを観察すると共に、全体の流れの把握と、
客観的な視点・バランスのある視点からの発想と感覚を養っていきました。

(いつものことではありますが)
初めて経験する方々にとっては「びっくりするほど」柔らかい考えってでてくるものですよね。

本日皆さんに一番響いたことの1つに
「おりこうさんにならない」ことがあったようでした。

本当に素の感覚になってみて出てきた感情・思考が
どれだけ「自分のとっての『肝』」に沿った展開に繋がっていくかを
みなさん目の当たりにした感覚が一番残ったようでした。

この感覚を忘れないまま、
来週は、自分自身のケースで取り組んでいきましょう。
また、伝統的な「7つのコラム」の方もご紹介する予定です。

★10月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど 復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど ヨガ

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど  認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど 実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

ココロの境界線*根深い罠・ケース検討

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<自己洞察ワーク>では、バウンダリー(ココロの境界線)について取り組んでいますが、
本日は、適切な境界線を引くことを阻む、根深いブロックについて検討していきました。

どうして必要以上に頑張ってしまうのだろう?
どうして自分だけがいつも疲弊してしまっているのだろう?
犠牲的に動くパターンからどうしていつまでたっても外れられないのだろう?

私達が小さい頃に自然に身につけてきた「サバイバル術」。
この意識の存在とカラクリに気付かないままだと、
いくら「ココロの境界線」を意識しようとしても、
根本のところに張られている落とし穴(トラップ)に足を取られてしまうのですね。

今日はそのカラクリに気付き、
「 もうそのサバイバル術の賞味期限は、終わっているよ、もう使わなくても大丈夫。」
を意識していきました。

また、本日は具体的、かつリアルなみなさんの実際のケースを2つ検討しました。
「もしかして、これも … バウンダリーのテーマ?」
この疑問からスタート。まずは「気付く」が大切でしたよね。

リアルなケース(生の題材)を元に取り組んでいくと、
発展していく質問も気付きも、すぐに使える・役に立つものばかりでしたね。

その場でどんどんご自身のケースにも重ねていっている皆さんのご様子が
とても印象的でした。

その中でも、一番ご感想で多かったのは
「思いやりと共依存の違いってなんだろう?」のやりとりについてでした。

やっぱりグループの力って大きいですね。
あれを一人きりではなかなか全部は浮かんでこないし、
本(文字)でただ読んでも、実感としてすぐには沁み込んではこないだろうな、と思いながら
みなさんの活発な共有を聞いていました。

今日皆で出せたたくさんの確認ポイント、
「長年もや~としていたものがクリアになった。みんなのおかげだ。今日は記念日。」
そんなお声もありましたよ。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
「塩対応」について検討しました。
ミスしてしまった後、上司の態度が冷たく感じて辛い。
こんな時、どう考えるか、どうふるまうか。
午後も、さまざまな角度からアイデアが出てきましたね。

1回1回はちょっとずつなのですが、
マラソンだからこその繰り返しエクササイズができる機会。
みなさん有効に使って戴けているようで何よりです。

サポートを得るために-何をどう伝えるか

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の月曜日「復職準備」のテーマは、ずばり「再発予防」です。
復職面談、あるいは転職の面接でも、必ず話題になるポイントの一つです。
もちろん、皆さん自身にとっても、「再発しないこと」は今後の生活で大切なことですね。

今日は、復職や転職、社会復帰へ向けて、周囲に、何をどのように伝えるか、不安や悩みを共有しました。
同じような経験をしているお互いで話し合ってみると、共通することやヒントがもらえることも多いですね。
毎回そうなのですが、今日も、予定時間を大幅にオーバーして話が続きました。

転職にしても復職にしても、自分の症状や特性や病気について、なにをどこまで伝えるかは、考えどころです。
皆さんが同じような悩みを抱えています。
そして、理解しようとしてくれる人たちばかりではないことも事実。
そういう人たちも含めて、どうわかってもらえるように伝えたらいいのか、熱心な意見交換が続きました。

後半は、振り返り発表と題して、復職が近い参加者の方の振り返りを共有していただきました。
とてもリアルなやりとりに、ぐっと息をのんだ場面もありましたが、、、
お互いに、近い経験をしているからこそ、わかること、共感できること、聞きたいことがたくさんでてきます。

お互いに、助け合いながらできる今の環境を存分に生かして、すすんでいきたいですね。

来週は、回復のために必要な力-レジリエンスについて考えていきます。
自分の経験も振り返って、レジリエンスを発揮できていなかったか、みつけていきましょう。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職された方が現在のコンディションや働き方を確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローしていく時間です。

心身の具合が悪くなったとき、休職か退職か、または別の選択肢か… それぞれの経験を語り合いました。

退職しようと思ったけれど、医師に「うつ状態にあるときは大事な選択はしない方が良い」と言われ休職した。休職中に次の目標が見つかって、同じ会社に復職しようと思えた。今の会社と仕事が好きなので、退職は考えずに休職した。条件や金銭面が良いので退職せず休職にした。全力を出し切らずに、ほどよい力加減を調節しているので休職には至っていない。

などなど、休職の原因や職場環境、雇用形態、仕事内容などによって、人それぞれ選択が異なることを知りました。

また、復帰する際に、休職に至った経緯や病状を誰にどこまで伝えるか… 多くの方が迷う永遠のテーマについても話し合いました。

産業医、人事部、部長や課長など上司はすべて知っている。職場によりますが、環境整備や仕事内容などの調整のために、上司に伝えておくことは必要でしょう。さて、それ以外の人にはどこまで伝えるのか…

同僚やチームメンバーに言った方がいいのだろうか?
自分は言ってしまうと楽になるけど、言ってしまった言葉は戻せない、病名に偏見や誤解があるかもしれない。病名は言わずにできること、できないこと(助けてもらいたいこと)を伝えておく、体調の波があることは伝えておく。自分が頑張り過ぎていたらブレーキをかけたり、いつもと違っていたら教えてもらうと再発予防になる。誰にどこまで言うかは上司に相談してみる。

などなど、結論を急がずに、様子を見ながら伝える範囲を探っていくとよさそうです。

今日の皆さんからの感想は、自分と異なる状況や背景を皆さんお持ちなので、色々な意見が聞けて面白かった。病状を言うか言わないかは、いくら話しても新しい意見がある。現実に即したテーマで自分に応用できそうだった。キャリアが豊富で客観的な視点を頂けて参考になった。自分の考えをシェアすることで、考えを広げることができた。

今日は、職種も職場環境も異なる参加者から、本当にたくさんの意見が出ました。自分のキャリアだけでは思いつかないような考えや新しい視点も得られました。

日頃、疑問に思っていることや不安を、ぜひ他の方に聞いてみませんか? ご参加お待ちしています。

ストレスケア①・人間コピー

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の「心理療法」では、聴覚、視覚、体感覚などを使ったストレスケケアを行いました。
ストレスになっている記憶をどのようにイメージして再生しているのか、自身の優位感覚を知って、ケアをしていきました。
自身の優位感覚を上手につかってケアしていきたいとの感想がありました。

午後のグループワークでは、一枚の絵を一人ずつ順番に見て、その記憶を頼りに別の紙に書き写しました。一人一人の記憶が絵の完成度を高めていきます。
このワークでは、皆の見ている中で絵を描いたり、記憶を頼りに描いたりするため、かなりのプレッシャーがかかります。
また、インプット(記憶)、アウトプット(記憶の再生)を行うため、脳トレの一面もあります。

午前中の学びも併せながら、自身がどの感覚を優位に働かせて記憶していたかを振り返る機会にもなりました。

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

考え方を広げるたくさんのヒント

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

<認知行動療法>では、今週から3週間にわたって考え方・捉え方(認知)を
いかに柔らかくしていくか、広げていくかに取り組んでいきます。
本日はその助けとなる、たくさんのヒントをココロの引き出しに入れていきました。

さまざまな角度から、さまざまなタイプで、
その時の自分に一番フィットするヒントを使いながら考え方を柔らかくしていけるといいですね。

たくさんのヒントを1枚の紙にまとめた「ヒントシート」
これから自分を助ける柔らかい思考を探すため、思い出すため、確認のため、
何度も何度も眺めていきましょう!

たった1つの考えに丁寧にターゲットをしぼってヒントに沿って書きだしてみると
本当にワラワラ出てくるものなのだなぁ。
… 今日はそんなお声が本当に多かったです。

来週は、どなたかから出して戴くリアルなケースを元にして、
認知再構成の全容をご覧いただきながら、みんなでアイデアを出し合っていきましょう。
皆さんのお役目は「 天の声 」。
客観的な視点の感覚を自分自身にも落とし込んでいく、そんなエクササイズです。

不安と恐れ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は「感情」をテーマにしています。
今日は、日ごろから感じている方も多いのでは?と思う「不安」と「恐れ」をテーマにしました。

どちらもつらい感情ですが、人間にとってどうしても生まれてしまう根源的な感情のひとつです。

自分が不安を感じたときの経験から、どんな反応をしていたかじっくり振り返りました。
そうすると、どんな状況で不安を感じたか、そして、どんな反応をしていたのかなど、様々なことに気づきました。
人によって、不安を感じているよ!というサインはいろいろです。
この自分なりのサインに気づくこと。そのサインから、ああ、自分は今、不安を感じていると気づくこと。
これが、まず最初のステップです。

リハビリ中の皆さんは、まさしく今、いろいろな不安を抱えています。
その相手(不安や恐れ)の正体を知ることで、それぞれに対処のポイントがみえてきたようです。
完璧にしようと思っていた。
不安だと思っていたのが、実は恐れだったとわかった。 などなど。

次回は、「怒り」について考えてみましょう。
これも、扱い方に四苦八苦している方がいらっしゃるかもしれませんね。