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CBT*私の中に隠れている「あたりまえ」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
ケーススタディを通して自動思考に再び焦点を当てて取り組んでいきました。

自動思考(Automatic Thought) で、愛称「音間(おとま)くん」。
鬱々としているのデス。


彼のものがたりを通して、(リアルで)非常に多いケースの中に隠れている自動思考を
皆で見つけていきました。

小グループでは活発に炙り出し大会ができたご様子で
全体シェアの際には、たくさんの気付きを共有できました。
「みんなでやってみる」のちからって本当にすごいですね。まだまだ時間が欲しいところでした。

今回も

「おとま君のストーリー、まんま自分がやっていました。」
「ほとんど自分にあてはまっていました。」
「『見てたの??』って思うくらい自分のことでした。」

などのお声が複数寄せられていました。

今回は、おとま君がつらくなっていく中で考え方のクセを見つけていきましたが、
来月は 「 おとま君、考え方を広げてみると☆ 」 の巻で
実際に使えそうな発想を再びみんなで集めていきましょう。

自己価値設定に気づく

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、自分自身の存在はどのくらいの価値があるか?
その設定基準をどのように無意識に決めているかを見つめてみました。

普遍的だ、絶対だ、と思っているその設定基準は、
実は過去の出来事や記憶に残っているワンシーンが「S字フック」のようにひっかかっていることによって作られている事が多く、
バランスをもたらすことができる要素がたくさん散りばめられているのです。

本日は「これが自己価値設定の基準」と誤解されている「あるある」を通して
自己価値ってなんだ? を確認していきました。

今までずっと誤解していた基準が「絶対だ」と思ってずっと生きてきた

… というようなご感想がとても多かったです。
「自己価値の樹」の例えを通して、
何を基準にすると危うく、何を満たしていくことが大切なのかに触れていきましたが、

じゃあ、どうすれば育つの??

ですよね。
それは来週「 育てていくには、アップさせていくには 」で取り組んでいきましょう。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
「 何度も何度も同じ武勇伝を話す人にやめてもらいたい 」 をテーマに
ロールプレイをやってみました。

「その場」「その瞬間」だけではなく、
時間をかけてルールや流れを構築していくことを想定に入れる … という感覚も、1つのスキル。

本日はテーマを提供してくださった方の
生のしぐさから、伸びしろをたくさん皆で共有できましたね。
一人の伸びしろが、みんなの伸びしろになっていく素敵な瞬間でした。

★6月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど 復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど ヨガ

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど  認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど 実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

自分を知って働き方を考えるー第1弾

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、自分を知って働き方を考える-第1弾、「強み」と「モチベーション」について考えてみました。

初対面の人でも苦なく話せる、コツコツと同じ作業を繰り返せる、自分にとって当たり前のことに「強み」は潜んでいます。

強みの多い人になる必要はありません。
自分の強みを活かすこと、逆に、苦手なことは無理をしないことで、自分にあった働き方を見つけることもできるでしょう。

小さい頃からの経験を振り返ってみると、意外と、昔から自然とやっていたことを思い出せるようです。
意外と強みを持っているなと思えた人もいるし、今の職場、自分の強みと全然あってない、、、と思った人もいるようです。

さて次は、今までの仕事へのモチベーションのありかを探ってみました。
やる気がたかかったとき、やる気がおちたとき、仕事をしていれば、いろいろな時がありますね。

そのときどきで、どんな状況だったのかを振り返っていくと、自分のやる気を上向きにするポイントがしぼりこめてきます。
モチベーションって必要なんでしょうか?という疑問まで飛び出し、自分と仕事とのかかわりを再確認する時間になりました。

私たちの働き方を支える視点はいろいろあります。
自分にマッチする働き方を考えていきましょう。
来週は第2弾、来月は第3弾を予定しています!

★来週月曜日 28日の午後には卒業発表を予定しています!★
転職間近の方の体験をうかがえる機会です。ぜひご参加ください。
個別フォローは卒業発表の後に行いますのでご協力ください。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職された方が現在のコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローしていく時間です。

今日はそれぞれの疑問や悩みを出して、ざっくばらんに話し合いました。

・面接前に緊張してしまう。みなさんはどうやって緊張を緩和しているんですか?

深呼吸、アロマ、ご褒美、緊張している自分に話しかける、しっかり準備をするなどなど、様々な工夫がありました。面接だけでなく緊張する場面は度々ある、みんなも緊張するんだ、自分だけじゃないんだと分かり、ちょっと安心した様子でした。

・気分が落ち込んでしまったときはどうしてる?

気持ちが落ち着く、気分が上がるコーピングリストを作っておいて、できそうなことをどんどん試してみると効果があるようです。

落ち込んだときは思い切って休んでみたら効果があった!と体験談がありました。RWに通って体調を整えて復帰に備えている方も、ときには休んでみては?今まで一生懸命働き過ぎて疲れてしまった経験がある方は、休むことに罪悪感があり上手く休めない傾向があります。休職中にゆっくり休む練習をして、何をしたら気持ちが晴れるのか、どのくらいで復活できるのか、仕事を続けるための休養の取り方を、この機会に色々試してみましょう。

他にもTo Do リストの作り方が話題になり、便利なアプリが紹介されて盛り上がりました。今日の予定だけでなく、急ぎではないけどやりたいこと、リラックスできる動画や写真、心に響いた言葉などを集めたリストも役立ちそうで、早速作ってみたくなりました。

参加者からの感想は、様々なアイディアがもらえて参考になった、早速実践したい、色々と新しい気づきがあった、活発に意見交換ができた、話したり聞いたりすることは大切だと思ったなどでした。

1人では煮詰まったり、ネガティブな考えにグルグルと囚われてしまいがちです。話してみたら、みんな同じ悩みを持っていた、そんな見方もあったのかと気づくことがたくさんあります。ぜひ話にきてください。

 

効果的な人への頼み方☆すごろく作り

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

職場では、業務を進めていく際に、人に頼み事をしないといけない場面が多く出てきます。

でも、人に頼み事をすることに対して抵抗感を覚える人は多くいます。

そこで、頼み事をする側にも受ける側にも多くのメリットがあることを振り返り、「気まずさ」は本当なのだろうか?そこから考えていきました。

実は、思っている以上に人は親切にしたいものだということが見えてきます。

互いの認知の落差に気づき、双方にとってより良いコミュニケーションとは何かを学びました。

「頼む時のハードルが下がった」「頼む相手のメリットを考えることで気持ちが楽になった」などの感想がありました。

 

 

午後のグループワークでは、すごろく作りをしました。

グループそれぞれにテーマを決めて作ってもらいました。

「恋愛マスターすごろく」「老後スタートすごろく」「スターの一生すごろく」の三つでしたが、ユーモアのつまった面白いすごろくができました。

 

作り終えたすごろくを他のグループの人に渡して実際に使ってもらい感想を言い合ってもらいました。

切ったり貼ったり、人と話したり、構成を考えたり。こうした作業が脳の認知機能を高め、複雑なコミュニケーションの練習の場にもなります。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

★6月の卒業発表★28日(月)午後!

町田クリニック リワークプログラムよりご案内です。

6月も、転職間近の方が経験を皆さんに語ってくださる卒業発表があります!
月間スケジュールのとおり、6月28日(月)午後になります。
ぜひご参加ください。

その日の個別フォローアップは、卒業発表終了後からになりますので、ご協力ください。
よろしくお願いします。

ココロの境界線*ストレスあるある

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
日常のストレス場面において、バウンダリー(ココロの境界線)のテーマがどのように絡んでくるのか
皆で検討していきました。

一番多く時間を割いたのは、
「 自分が辛い・大変な時に、相手に頼めない・ヘルプを出せない 」でした。

そこにはどんな想いがあるのだろ?

・相手に迷惑がかかってしまうから
・相手の残業時間が増えてしまうから
・相手に負荷がかかってしまうから
・相手から嫌がられるのが怖いから
・相手もすごく忙しいから
・断られたらショックだから

いろいろな想いが湧き出てきましたね。

その「想い」に至る土台のところにこそ
実は既にバウンダリーのテーマがべっとりじっとり隠れているのです。

そもそも ね、

の切り口から紐解いていきました。

「あなた」の自由を尊重しているようで あれ? これってしていないってことだよね。
していないのは 自分自身が そうじゃないからだ。わぁ!(びっくり)

ここに気付いていき、
バウンダリーの観点から、今までとはちょっと違った対処をするとしたら
どんなことができそうだろうか、イメージを膨らませていきました。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
「友人からの電話を切りたい」
をテーマに取り組みました。

改めて考えると(そして客観的に取り組めると)
いろいろなアイデアが出ましたね!

午前中の<バウンダリー(ココロの境界線)>での学びも
早速取り入れて、学習効果バッチリでした。

出てきたアイデアを使って実際に口に出してみる・身体で表現してみるロールプレイの時間がまた
イイカンジで役を演じていらっしゃって今日も盛り上がっていました。

上手にやることが目的ではありません。
自分に今まではなかった「感覚」に慣れていく、ということが一番の目的。
みなさん、最近「上手にやろうとしない」ことに慣れてきたご様子で何よりです。

ロールプレイ等に参加しなくても、
見てるだけ、聞いているだけが精一杯の「できること」でも大丈夫です。
ご自分のできることで一緒にマラソンをしていきましょう。

にがてでも みんなでやれば こわくない ☆

怖さが笑いに変わる瞬間の感覚、
おもしろいし、不思議ですね。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、です。

なんでもトークで語ったら

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日は月に1度のフリートーク<なんでもトーク>を実施しました。
本当にテーマは人それぞれで、職場であったこんなこと、人間関係、ご家庭のこと、平日のプログラムで思ったこと…
様々な「いまの想い」を自由に語り合いました。

一見自分とは関連がなさそうなテーマも話題で出てくるなんでもアリのテーマなのに、
他の人達のお話から自分自身のために持って帰れる「気づき」や「アイデア」が生まれてくるのは
面白いし不思議ですね。

また、親子関係や、感情のテーマで
「あ、自分だけじゃないんだ。自分と同じだ。」と共感できた時に湧き上がるあの感覚は、
とても貴重なものですよね。

自由に話して良い場での共感は尚更なのでしょう。
筆者のようなファシリテータ達からの言葉よりもはるかに
ココロからココロへ届くものが本日も何人も、何件もあったご様子でした。

イメージセラピー★ディベート

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の『イメージセラピー』では、現在、自身に抱いているイメージと望んでいる理想のイメージを描き、理想のイメージを軸にリラクゼーションを行いました。

「心地いいイメージを描くことができ、リラックスした」「より良い自分のイメージができたことで気持ちが楽になった」などの感想がありました。

午後のディベートでは、いくつかのテーマから選んで議論しました。
今回のテーマは「オリンピックを開催するか否か」です。
5名対5名のグループに分かれ、その他、審判や見学する人に分かれました。
お互い主張を交わし、個人的な考えや嗜好とは関係なく、どれだけ説得力のある主張ができているかで勝敗が決まります。

自分がどのグループに入るかは、クジ引きで決めたため、本来は開催しない派の人が開催する派になるなど、本来の自分の意見とは違う主張をしなければならない場面がありました。
それでも見事に与えられた役割で主張しています。

「いつもよりも頭を使ったので疲れた」「ちょっと緊張した」などの感想がありました。

全体の雰囲気としては議題そのものが旬であり真剣なものだったこともあり、若干の緊張感のある討論となりました。

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。