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ココロの貯金箱

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、「ココロの貯金箱」と題して、
自分のココロの栄養が枯渇してくると、どういった展開になってしまうか、
私達が抑うつ的になってしまう際のカラクリをご紹介し、

ココロの栄養になることば・フレーズを日常使うことを習慣にすることが
いかに大切なことかを皆で確認していきました。

まずは、貯める前に、下げ止まりから。
ココロの貯金箱の「底」を壊して、ザルのようにどんどん駄々洩れさせてしまう
「ディスカウント」 … エネルギーを落とす言葉の罠にハマっていないかチェックしました。

ここ検討する時間は、毎度毎度、みなさんの雰囲気がお葬式のようになるのですが、
今回もしかり。
それだけ「ディスカウント」の威力はすごいのですよね。

ディスカウントの言葉が口癖だった。これじゃぁ。。。
そんな気付きを得た方も多かったです。

そして、ココロの貯金箱に貯めていくと良いことば・フレーズを
みなで分かち合っている時には、皆さんの雰囲気・活力がV字回復されていましたね。

普段何気なく使っている言葉ですが、
その質がメンタルの土台をそ~っと構成しているとしたら?
どんな言葉を使っているか、意識すること、大切ですね。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、

職場で目標が設定されてしまうと、
プレッシャーに感じてしまう。下の人達に抜かされたらどうしよう。
モチベーションとのバランスに困る

… というテーマを皆で検討しました。
皆さんの「これくらいならできるかも」の意見や体験が寄せ集まると、
ココロをラクにしながらもやっていけそうな方向性が見いだせるものですね。

なんでもトーク

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。
本日は、月に1度の「なんでもトーク」を実施しました。

本日もさまざまなテーマのお話を分かち合ったのですが、

いつもよりも、
「みなさんにお聞きしたいのですが … 」から始まる質問ネタが
多かったような気がしました。

質問する立場の方も、質問にお答えする立場の方々にも
得るものがあるのが本当に不思議ですよね。

 

また、本日は「バウンダリー(心の境界線)」がポイントになるお話の分かち合いもありました。
この知識と感覚があるか否かで
1つの物事の捉え方も、展開のさせ方も随分違ってくることを
プログラムの体験者、未体験者、それぞれの立ち位置から実感することができたご様子でした。

仲間がリアルに経験しているしんどさに皆で向き合いながら、
そのままプログラム内のケーススタディさながら検討していきました。

 

みなさんのテーマは本当に「なんでも」アリなのですが、
何かしらのプログラム内容に繋がっていくのが面白いですよね。
リアルに沿って、リアルに自然におさらいできる「総合演習デー」だな、と毎回思います。

なんでもトークは、本当に「なんでも」お話してOKです。
お話しなくてもOK。聞いてるだけのご参加でもOK。

いま自分が聴いて欲しい、ヒントが欲しいテーマを
ダイレクトにその場で触れることができる機会。
本日も、みなさん有意義に活用できたようでなによりでした。

ライティングセラピー☆異文化コミュニケーション

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前の「心理療法」では、ライティングセラピーを体験して自己の考えや思いを振り返りました。ある物語を想定した中で、知人や友人、家族など、好きな人を一人選んで手紙を書いてもらいました。
普段は言えない本音や願望、感謝の思いなどが次々に出てきて、心にある本音を少しずつかたちにすること、言えなかった感謝の言葉を伝えることなどの大切さについて振り返ることができました。

また、未来から自分に向けての手紙もかきましたが、今を頑張っている自身に対する感謝やアドバイス、アイディア、励ましなどが多く、勇気づけられた人も多かったようです。

午後のグループワークは『異文化コミュニケーション』でした。
ある特徴を持った人物像が書かれているカードを一人一枚引いてもらい、引いたカード内容の人物になりきっ会話をしてもらいました。
二人一組になり一人2分で自己紹介をしたり相手へ質問したりして特徴をつかみます。
一人あたり9人と会話してもらい、感じた特徴をシェアし、特徴の書かれたカードを読み上げて答え合わせをしました。
今回のワークは、人を観察し相手の文化を尊重すること、自己表現が恥ずかしいという気持ちを乗り越えることなどが中心でした。最後の感想では皆、疲れたと言いながらも笑顔だったのが印象的でした。

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

モヤモヤの正体に気付く

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
「なんだかモヤ~っとするんだよね」のような気分の正体に気付いていく事の大切さを皆で確認していきました。

自分自身のストレスのメカニズムを理解していくには
まず「観察」ができるようになることが大切なのですが、

そのスイッチをどうやって入れるのか?
どういう風に観察していけるといいのか?

今までのイメージでは「観察しているようで、している内に入らなかったんだな」と
気付かれた方が多かったようでした。

 

また、「感情」と「気分」の違いについても、
抑うつ的な状態のからくりをクリアにしていくことを
顕微鏡や望遠鏡のピントを合わせるお話に例えながら理解を深めていきました。

 

「自分の感情が分からない。」

そんな方も毎回毎回、必ず何人かいらっしゃいます。
大丈夫。あなただけではありません。

そんな時のために、
「これかな? ん、こっちの方がピッタリくるかな?」と、
指差し指差し自分のハートにインタビューしながら検討していけるあのシート、
どうぞ活用してみてくださいね。

 

今日はワークとシェアが目白押しになりました。
「実は昨日のことなんだけど … 」と、実際のお話も皆で分かち合うことができ、
理屈ではなくて、リアルな体験からの理解を得ることができました。
これぞグループの醍醐味でしたね!

漠然とした不安やモヤモヤでずっと辛かったのが
書き出してみて、何を考えて不安になっているのか
1つ1つ紐解かれた感じ、こんがらがっていたものがスルスルとほどけて
そういう事だったのか、と思えた時に、
「理解するってこういうことか」という感覚に初めてなりました。

この体験、これから皆で積み重ねていきましょうね。

 

次回は、その感情を連れてきた「黒幕」がターゲット。本丸の登場です。
考え方のクセ、自動思考に焦点を当てていきます。
気付ける力、育てていきましょう!

こころの窓の開きかた

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月のテーマは、「相手に振り回されないコミュニケーション」です。
コミュニケーションの主体は、あくまで自分。このかじ取りを自分に取り戻すにはどうしたらよいでしょうか?

今日は、1つのキーワードとして「自己開示とフィードバック」について考えてみました。
対人関係は、自己開示とフィードバックを繰り返して、やりとりしているといえるでしょう。
相手との関係で自分の「こころの窓」をどのくらい開こうか加減することで調整します。

自分のことを伝えるのは結構勇気のいることで、難しいなぁと感じている人も多いものです。
逆に、相手について感じたことを率直に伝えることも、結構勇気がいることです。

特定の相手をあげながら、自分の自己開示とフィードバックの受け入れのバランスをみてみました。
あまり意識なくやってきた関係を客観的に振り返ることで、様々なヒントがみえてきます。

ここでもやはり、大事なのは、自分の意思や願い。相手にどう思われるかではありません。

自分はその人との関係をどうしたいか、あるいは、何のためにその方たちとつきあっていくのか。
誰に対しても、どんなときでも、心の窓をオープンにすることがいいわけでは決してありません。
窓の開き方はそのときどき、自分の都合で調整してもよいのです。

後半は、会話を通して相手の事を知り、みんなに紹介してもらうグループワークをやりました。
毎回、皆さんの新しい一面が垣間見えて楽しいワークです。
今回も、知らなかった一面、納得の一面、踏み込んだ素顔などなど、さまざまな人柄が発見!されました。

「あの事」のもう片側

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
内容リフレーミングに取り組んでいきました。

出来事は実はあくまでニュートラル。
さまざまな側面をもっているものなのですが、
往々にして私達は自分にとって不都合だったり不快な部分にのみロックオンしてしまい、
その出来事を 「 不幸だ 」 「 最悪だ 」 などと定義してしまっています。
そう定義することを無意識に当たり前だと思って。

今日は自分のハッピーには思えなかったちょっとした出来事に対して、
こういう側面も実はあるよね
ああいう側面も実はあるよね
… に気付いていきました。

これは、ポジティブに無理矢理なるものでは決してありません。
ですが、1つきりの視点のみでなく、
さまざまな視点から物事の全体を見ることができるちからは、
つらい事があった時、メンタルが回復していける力(レジリエンス)に
繋がっていくものですので、ぜひとも育てていきたいですね。

「土曜講座」認知行動療法ってなんだろう

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

「土曜講座」の1回目は認知行動療法の基本を学びました。

同じ出来事を経験しても、人はそれぞれ感じ方が違います。その違いは物事の捉え方「認知」によって生まれ、物事をマイナスに捉えるとつらい感情が引き起こされます。私たちの考え方にはクセがあり、事実に対して誤った推論をすることで、ゆがんだ「自動思考」が頭に浮かんでしまいます。

瞬間的に浮かぶ「自動思考」には、

・「~すべき」「~でなければならない」と考える ‟べき思考“

・1か100か、白黒はっきりさせたい ”白黒思考“

・1つの良くないことを、すべての物事に当てはめてしまう ‟過度の一般化“

などなど、いくつかのパターンがあります。

今日は、自分の自動思考に気づき、それを適応的な認知に書き換えて、つらい感情を軽減するワークを中心に行いました。

みなさん、ご自分の体験や思考に照らし合わせながら、自動思考を見分けたり、客観的な別の考え方を探して、あまり落ち込まなくて済む適応的な新しい認知に書き換えました。

みなさんからの感想は、

・何回か自動思考について聞いたが、今回初めてキャッチできて、キャッチできるとこんなに楽なんだと実感することができた、続けていれば少しずつ身につくのだと思えた

・自分がどの自動思考が強いか分かった

・日常から意識してその自動思考が「それって本当?」と突っ込めるようにバランスよい考え方をしたい

・考え方のクセを知り、別の角度から考える重要性がわかった

・自動思考は本で読んだことはあるが、それぞれの種類の説明が聞けて良かった

などでした。

認知行動療法は、何度も繰り返してだんだんと身についていきます。日常生活でも自動思考に気づくことから始めて、認知と感情、行動を少しずつ変えていきましょう。

「土曜講座」は、毎月第1土曜日に、認知行動療法を中心に日常生活や職場で役立つテーマを取り入れていきます。

初めての方、平日リワークの復習をしたい方、復職して久しぶりに思い出したい方、仕事で土曜日しか来られない方、どなたも歓迎です。ぜひご参加ください。

 

不安症☆アイディアを深めよう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前は『不安症』では不安の種類や症状などについて学びました。

「不安な気持ちなど無くなってしまえばいいのに!」と思う方も多いと思いますが、そもそも人は「なぜ不安になるのか?」そして「不安がなくなるとどうなるのか?」

皆さん考えたことはあるでしょうか。今日は、そんな素朴な疑問から始めてみました。

そして、不安症の背景にある認知や表出する言動などについても考えていきました。

「ネガティブな言葉に心が侵食されて不安が大きくなっていたことに気づいた」「不安症は色々な種類があることを知った」などの感想がありました。

 

午後のグループワークは『アイディアを深めよう』でした。

今ある問題や改善の余地のありそうなものを議題にして皆でアイディアを出し合い、そのアイディアを否定するのではなく、どうやったら実現できるだろうかと考えてみました。

今回は将来やってくるであろう食糧危機を見据えたコオロギ食について、すでに商品化されているものを題材に、日本人に受け入れやすくするためのアイディアを練ってもらいました。

政府の力でふりかけにして配布する、エープリルフールの日に新商品として発売し、翌日にコオロギであることを公表する、コオロギ酒を造る、海外で流行らせてから逆輸入する、名前をかわいくする、ヒーロー化して子供から大人までを取り込む、肉の値段を上げてもっと安く良質なたんぱく質が摂れることをアピールする、などなど多くのアイディアが出ました。

 

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

認知行動療法*心のエネルギーを守る!

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法は>全16回シリーズの初回でした。
初回ならではのとても土台となるお話を皆で分かち合っていきました。

認知行動療法ってどんなもの?

基本モデルをお伝えするのみでなく、

認知行動療法ってどんな風に役立つの?
何のために認知行動療法をやるの?

認知行動療法のよくある誤解
認知行動療法をやっていく上でとても大切なこと

などを本日はお伝えしましたが、
直接的・具体的な内容そのものではなかったにもかかわらず、

今までの自分の苦しさが納得ができた
すっきりした
気が楽になった

そんなお声が多々集まりました。

 

また、本日は「自分自身にとって、何のためにこれから認知行動療法をやるのか?」を全員で分かち合ったのですが、
どれもこれも、本当に「だよねぇ」なビジョンばかりでした。

本日のお題「心のエネルギーを守る!」は
みなさんから出たたくさんの言葉達の中の1つです。

 

さあ、来週からは具体的に始まっていきますね。
まずは<自分の感情に気付く>です。
苦しい時、いったい自分に何が起こっているのか …
「観察できるココロの目」をゆっくり育ててあげましょう。

メンターをいつも心に

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
自分の心の支え、味方の存在とつながり、自己肯定感を育てていく
「3人のメンター」を実施しました。

今生きている人間である必要は全くありません。
歴史上の人物、他界されている方、映画やアニメの登場人物、動物・植物、神様・天使のみならず、
海、山、空、宇宙に至るまで
自分自身をゆだねられるなら、ありあとあらゆる存在OKで
自分のココロの中に改めて「支え」のスペースがあることに気付き、ゆっくり触れていきました。

実際の人物の方が響いた方、
架空の存在の方が響いた方、
実在するけど言葉を話さない動物・植物・自然の方が響いた方、
受け取る私達もタイプはいろいろあったようです。

自分の中にもともとあるエネルギーが
メンターという象徴を通して「逆輸入」のように自分の中で目を覚ます。

不安だったのが、楽になった。
方向性がはっきりした気がした。
これでいいんだ・これがいいんだ、と思えた。

などなど、様々なコメントがありました。
1つのちょっとした習慣にしていくと、
ふとした瞬間にココロの栄養となる発想や感覚を自分の中に取り入れていけますね。
楽しみながらやっていきましょう。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
「断る」をテーマにエクササイズしていきました。

断ること自体がもう苦しい。
そんな方も多かったです。
相手の期待外れ感な表情を見るのが本当に辛い。
見たくなくて、断れなくて、自分がどんどん苦しくなっていってしまった …
そんなことはありませんか?

ここでは、みなさん(なぜか)爆笑しながらロールプレイをやっていきますが、
「ロールプレイが怖くて参加できない」という方もどうぞご心配なく。
ご見学OKです。

どういう振る舞いだったらできそうか?
どういう心持ちでいられると良いのか?
など皆さんが検討しているのを「耳だけ参加」できる機会ですので、
ご自身の苦手感をご自分のペースでマラソンして小さくしていけるといいですね。